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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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The Wire3 #34「スラップスティック」

バークスデール組の子分が、オマーとおばあちゃんがタクシーで出かける姿を発見。ストリンガーの指示を仰ぐと「やってもいい」と許可が出た。実行したものの収穫はおばあちゃんの教会用の帽子だけ。これが「争いごと禁止」と暗黙の了解となっている日曜の午前中だったことから麻薬組織会議でも問題視される。
特捜班はストリンガーのところに監視カメラを設置、携帯電話調達員の尾行&盗聴準備、と着々と周辺を固めつつあった。食料調達に出かけたマクノルティとプレッツが帰途近くで銃声の通報を受け駆けつける。二手に分かれて対象者を追い、マクノルティが見たのは倒れた男性と銃をかまえたプレッツだった。

自分に向いた仕事に出会ったプレッツさんはすっかり落ち着いていたから、自分でパトカー撃ったくせにすぐバレる嘘をついたり、勢い余って少年を失明させたりといった乱暴者の要素があったことなどすっかり忘れていた(でも今回のは事故、絶対に事故)。
お互いに「警察だ」と名乗らなかった、射殺してしまったのは黒人警官だった、とプレッツさんにはよくない処分が待っていそうな状況。
特捜班で生き生きと仕事しているプレッツさんを他の部署の人は知らないから、みんなの彼への印象はランズマンが思っているような「バルチェックの娘婿だから」だけなのだろうな。
おたおたしまくるバルチェックを見れば今までもああやってきたのだと容易に想像できるし、射殺してしまった警官が黒人だからというだけでダニエルズに味方を頼む姿のなんと愚かしいこと。
頼まれなくたって、事件の背景なんて関係なくダニエルズは部下のピンチには力になるのです。
「弁護士を呼んで誰か付き添って下さい、自殺の危険があります」の言葉に頷くロールズの方がバルチェックよりプレッツさんのこと気にかけてるよね。
「レスターに謝ってください」は、しでかしてしまったこと、自分が現場に向いていなかったこと、でも今の仕事に自分は必要だったこと、全てが混ざった重い言葉だった。
今さらながら「火事でも出さない」というダニエルズは正解だったんだな…。

今回はみんなピンチ。
オマー。
おばあちゃんと一緒のところを襲撃され、空港カフェで働いているという嘘がバレてしまうかも(笑)。復讐には恋人も仲間も要らないというが…。
バークスデール組。
日曜の朝協定を破ったことでマルロとの戦争を含めて理事会で白い目で見られる。「シマを渡してやれ」って理事会のみなさんがおっしゃるのも意外。ブリアナからディアンジェロ他殺説を詰め寄られたエイヴォンはストリンガーの仕事だったことを明かさなかった。納得してはいないもののどうしようもないということか。複雑な心境は「俺は関係ない」に表れてますね。「俺は知らなかったけど他殺は事実」と言ったも同然。
さらなる犯罪率の減少にご機嫌のコルヴィン警視。
とうとうハムステルダムで殺人事件発生。理由は「靴を笑ったから」だと(笑)。カーヴァーは露見を恐れて死体と薬莢を解放区から出すが、捜査に来た警察がハムステルダム内で見逃した薬莢と血痕を発見。このままでは犯罪率減少のカラクリが露見してしまう。みんなにとって都合のいいように犯人を出頭させることで売人との話は落ち着くが、ハークがハムステルダムの存在を新聞社に密告。密告するのはアンソニーって人だと思ってたのにハークとは。いきなり記事にはならないだろうが、利害関係の一致する売人たちのようにうまいこといかないだろうな。
そんな中でピンチを切り抜けたのはデニス。
ボクシングジムの手続きの煩雑さにゲンナリしていたところへ救世主の登場。司祭の教会を選挙区にしている議員の口添えでなんとか進むようだ。議員がダニエルズの嫁に全て任せたというのは、デニスもこのまま順調ではないという予兆だろうか。

前回に続いて無言で多くを語るラストだったなあ。
プレッツさんがどれだけ今の仕事と自分を好きだったかが伝わってくる感じでありました。もう出ないってことないですよね?

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SPIRAL2 #4&#5

#4
刑務所へラシードの面会に行った弁護士のカールソンは彼の自殺を告げられ驚く。警察も手がかりを握るかもしれないラシードに死なれ、他の作戦を考えなければならない。
ジルとクレマン検事はアパートでの男性腐乱死体事件を担当。容疑者がすぐに見つかるが彼が空軍パイロットで上官の娘婿であるだけでなく、被害者との接点がゲイの集まるバーであったことから二重に慎重さが要求されるが…。

#5
ロバン判事はアジズの上にいる黒幕ラルビ兄弟の組織に工作支援部(?)のサミーを潜入させる。
一方で高校生による銃乱射事件が発生。現行犯逮捕時、幸いにも犠牲者はいなかったが少年の部屋を捜索すると三発弾が足りないことが判明。しかし少年は一切何も話そうとしない。自宅のパソコンで親しげなメールから一転して距離を置かれ始めた相手を突き止め自宅を訪ねると…。

HDDのタイトルリストを名前順に変更して見ていて、#4を見終えてうっかり続きの#5を選択してしまったので仕方なく連続視聴(笑)。
前回、盗み撮り映像がどうしてご近所のテレビに映ったのか?が疑問だったが、「暗号化をミスった」とさらっと説明アリ。
このミスはベルト警部を追い込んでいくという筋書きがあるから必要なのだろうな。
#5での容疑者少年の飛び降りも、ふつうなら不幸な防げなかった自殺なのだろうけれど、精神状態を疑われている今ではカールソンがベルトを追及する材料が増えたに過ぎない。
ベルト警部はクレマン検事に話を聞いてもらって安心を得たかったが彼もまた#4での空軍パイロットの自白を得てしまったことで引抜を反故にされ、今後の出世にも暗い影が降りそれどころではない。
上の「慎重に」という言葉は「もみ消し」を意味し、クレマンは「内密に」と受け止めたという食い違い。明らかに「もみ消せ」と言われてもクレマンは応じなかったかもしれないが。厳密に言えば褒められたことではないだろうが、容疑者への心遣いは本物だったのでは?だから容疑者も自白したんだろうし。

#4はゲイカップル殺人、#5ではメールで仲良くなった人に会ったら「子ども」と相手にされなくなり逆上、と今回もサブストーリーとなる事件は暗い。
社会の病巣を見せるだけでなくそれぞれが主要人物の今後の影という展開なので益々暗い(笑)。
正義の名の下にいるベルト、クレマンとは対極な弁護士のカールソンも例外ではない。
「金のため」にツァボの汚れ仕事を引き受けラシードの死に動揺するも、結局は金を選び自らラルビ兄弟へ接触を図る。
ツァボと一夜を共にしたのもラルビの電話番号を入手するためだったのかな?と考えるとラシードの死で見せた表情は動揺ではなかったのかも、と思えてくる。彼女のいつも迷っているような顔はまったく読めないものなあ。

バーベキュー事件を携帯で撮影する少年という衝撃の幕開けだったこのシーズン、次回ようやくその事実が表に出てくるようだ。
弟の撮った証拠映像を一旦はアジズのために破棄しようとした兄ちゃん、クスリの上がりが少ない!と痛めつけられたら弟連れて警察へGO!
動かしようのない証拠だけど今のベルト警部で大丈夫なのかな?と、次回への期待と不安が高まるのでした。

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ザ・シールド7 #87「大いなる誤算」

シェーン一家を追い、ベルトランと移民局に振り回されていたここ数回。最終回を次回に控え動きが出ました。
賭場で金を得ようとしたが逆に仲間の仕返しを企てられたシェーンはマーラ負傷&殺人という重荷を背負い、
ベルトランの大取引現場に踏み込むために免責を急がせたが枠はヴィック一人でロニー呆然、
二人一緒でないとベルトラン逮捕の最後の詰めに協力しないと突っぱねるが警察とコリーンの作戦を見破れずにコリーンを罪に問わないことを条件に加えさせ自分だけ免責を受けることにしたヴィック、
今までの悪事告白を聞いてしまい取り乱すクローデット…。
免責受けられると聞いて心底ほっとしてすぐさまロニーにも報告したところから「二人とも」とヴィックも信じていた、ロニーを裏切る気持ちなんてなかったことはわかる。コリーン逮捕がヴィックに悪魔の決断を迫ったというわけだけど…警察とコリーンが通じていることを見抜けなかったヴィックにがっかりしたり、崖っぷちに立っているのだと再認識したり。今までの悪事も全て「家族のため」と言っていたのだからむしろ一貫性があるといったほうがいいのかもしれない。
移民局出た後の「ありがとう」と、予告にあった免責受けられると信じてベルトラン逮捕に張り切るロニーがツライ。逃げると言っていたのを強引に引き止められ、残った道は一生刑務所。ベルトラン逮捕に失敗すればヴィックも道連れだけどそんなの何の慰めにもならないよ。

次回の最終回で幸せな結末を迎えられる人はいるのですか?
シェーン一家はどう見たって逃げられないでしょ。さすがのマーラも「家に帰りたい」って弱音吐いてるし。
ダッチも混乱したクローデットにクビを宣告されたうえに(これは回避濃厚だけど)ロイド事件に新たな動きがあるようだし。
当のクローデットもショックから病状が心配されるし。
ダッチの精一杯の口添えでビリングスだけが笑うの?「空の自動販売機抱えて~」って笑った。ホントに頭は副業のことでいっぱいなのね。それでこそビリングスだ。

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SPIRAL2 #3

バーベキュー事件とラッパーのアジズを結びつける手がかりは麻薬取引で逮捕したラシードの証言だが、口を閉ざす彼にロバン判事は審理を引き伸ばすことで挑発する。しかし面会に来た妻がアジズに酷い仕打ちを受けたと知ったラシードは判事にアジズの悪行を告白しようと決心する。カールソンからその報告を受けたアジズの弁護士ツァボは拘置所内のラシードのお目付け役にその旨を告げ判事との接触を暴力で思い止まらせようとする。思いつめたラシードは…。
一方ベルト警部は偽の目撃者の登場で暴行事件が不利な展開となるが、アジズのさらに上の黒幕を突き止めるため、電話の盗聴とアパートの向かいの空き部屋を使って監視作戦を開始する。

まだまだわからないフランス文化。
判事と警察と検事が一緒に現場へ出向くことが新鮮だったS1。
S2の第2話でもロバン判事が現場をくまなく調べて原告の言い分の裏づけを見つけたり、今回もサブストーリーとして登場した母親が父親に虐待されていた裁判での検事の立場がよくわからず(日本のシステムだってよくわかってないのに)。捜査側の代表としてなのだろうか?
それにしてはピエール、恥さらしもいいとこだ。
被害者のどこに傷があるかが新事実のように法廷に登場するなんて信じられないんだけど。
きっと担当した予審判事はロバンじゃなかったんだな(笑)。

今回特にびっくりだったのはアジズがママと暮らしているところ。しかも「おはようって言いなさい」とかお小言食らってるし。でも「海に行きたい」とか仲良しなのは確かだ。
車のトランクごと人を燃やしてしまうような男がママと仲良しなんてのを見せられても困惑する。別にママに乱暴にしなさいってことではないが、これがフランスの住宅事情なのかもしれない。

さらに警察の盗聴&盗撮もなんだかすごいことに。
フランスではワイヤー放送してないのかな?(笑)
いくら考えても向かいのアパートで撮影していた映像がアジズの下の階の男性のテレビに映ったのがよくわからんのですが。技術的な問題?
アジズにばれてしまった映像と音声は証拠となるのだろうか?これでまたベルト警部は窮地に立たされて益々老け込むのでした(多分)。

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6月の視聴予定

まだ5月半ば頃のものを視聴中ですが…

NHK-BS2 モンク6
WOWOW リ・ジェネシス4
AXN ヴェロニカ・マーズ2(22日~)
スパドラ ホワイトハウス6、The Wire3(15日まで)、SAS2(12日まで)、HEROES3
FOX NUMBERS3、アール3、ジャーニーマン
FOXlife ブルース一家3(14日~) 
CRIME デクスター3、MI-5
ミステリチャンネル 奇術探偵、スパイラル2(24日まで)
LaLa クローザー4(6日~)
チャンネル銀河 炎の英雄シャープ
フジテレビ MADMEN

5月は手付かずだったSASとシャープを少しでも見る予定だったのに、不測の事態がおきまして(マイケルかよっ!)結局未視聴のまま録画継続。
MADMENもMI-5もまだお試しできてません。

そんな中での新作お楽しみはHEROESとブルース一家。
HEROESはリタイアの可能性濃厚でしたが、中盤からダンバース(Zeljko Ivanek)登場とあっては最優先ドラマに昇格(笑)。
ブルース一家は、マンチがゲストで登場するエピソードがあるのでこれも見逃せません。
…結局ホミサイド?(笑)

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