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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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奇術探偵ジョナサン・クリーク #6「死への誘引」

ある朝、司祭が「館で起きた殺人事件とガレージから消えた犯人の謎を解明して欲しい」とマドリンを訪ねてくる。 ジョナサンに相談するも、アダムのショーの準備で忙しいとそっけなくされるがガレージから消えた犯人の謎が気になりいつものコンビで事件に関わることに。

このエピソードから新シリーズらしく、マドリンはエレベーターの壊れたアパートから引っ越し、ジョナサンをアドバイザーにしているマジシャンのアダムも何の説明もなく新俳優で登場。
俳優さんは代わったものの、女好きである設定もジョナサンに尻拭いさせるのもそのままのようだ。

ガレージからの犯人消失、わかりましたよ♪ってことはジョナサンの頭脳関係ないのでは?(笑)
でも動機は見えなかったなあ。殺された作家の本が事件を連想させるものだったというから遅かれ早かれ明白になっていたのではないか。
いや、ガレージを調べないような警察だからやはりジョナサンがいないとダメなのかも。
このドラマでは「警察は関わっていない」という前提を作った方がいいかもしれない。だって間抜けすぎてかわいそうだもの。
それにしても死期を悟った作家が人々の記憶に残るような死に方を選んだ、ということだったのだが(ガレージはボディガードの機転で生じた不測の事態)泣きながら引き金を引かせてるんですよ。作家が望んでいるとはいえ、殺しを実行した上に残される人の気持ちはいいのでしょうか?納得したからやったのでしょうけど。
ストーカーが本当にいて本当にストーカーだった、というブラックな裏オチがすっきり感じるくらい。
そして、90歳の老人に声帯ポリープの手術なんて!しかも退院後即死亡。しなきゃいけなかったのか?
「声が出なかった」と「すぐ死んでしまう」を同居させるためとしか思えない手術だ(笑)。

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The Wire3 #33「不道徳」

警察が積極的にハムステルダムを作ったことをアンソニー(名前知らなかった)は受け入れ難い。
最初は首をかしげながらも警視の指示だからと応じていただろうけれど、日に日に荒れていく様子を目の当たりにし、警察官アンソニーとして葛藤している様子。
カーヴァーは「コルヴィンに恩があるはず、長期的に必ず正しい結果が得られるはず」と仲間を鼓舞する(オマールだって「このままなワケない、関わるな」ってお見通しだし)。
カーヴァー、地味だけどキーマンですよね。
それなのにハークは強盗被害者の売人とモンタージュ作りで楽しそうだ。誰とでも仲良くなれるのは大切なこと。ボーディとカーヴァー、ハークが一時的に仲良し三人組だったのを思い出してしまった。
ハムステルダムに心を痛めているのはアンソニーだけではなく、デニス(カティ)が頼った司祭(?)も同じ。
ジョニーのように天国と呼ぶ人たちの転落ぶりは際限ない。その責任を質問されたコルヴィンは司祭らの会合で注射針やコンドームの配布を手配する。
こうなると内緒にしておけなくなるのでは?署長会議(?)でもコルヴィン地区の犯罪率の減少が問題視され始めたし。でも上の方々は現場は調べないので密告がない限りは続くのだろうな。

特捜班では、回収した携帯電話から使い捨て携帯電話の購入地図が浮き上がり、マクノルティとキーマが購入者を突き止めるため店をまわり防犯ビデオをゲット。FBIから秘密兵器を借り、荒い画像から車のナンバーを突き止めることに成功。
この時のプレッツさんのはしゃぎっぷり、いいおもちゃを手に入れた大人のようだ、ってそのままじゃないの(笑)。
さあ、バークスデール組に近付けそうだ。

でも当のバークスデール組はガタガタ。
女を使ってマルロを始末しようとするも、優秀なマルロの部下に返り討ちに合い一人死亡でエイヴォンも負傷。トップのいない2年というのは想像以上に戦力を失っているようだ。代理がストリンガーだからか?
そのストリンガーはブリアナに警察に会ったことを告げられるし、ビジネスはうまく進まないし(裏で「財布」って呼ばれてそうだよね・笑)で焦り気味のところにきて「ここでは弱いし、外では知恵が足りない」とエイヴォンから傷をえぐるようなことを言われ、とうとう「ディアンジェロを殺させたのは私です」と告白。赤い血同士ではできないだろうから緑の私がやりましたってことか。
これで亀裂は決定的。方針が相容れないうえに組のために甥っ子殺されたとなっては…でも古いタイプのエイヴォンだからこそ危険な甥っ子である事実を受け止めざるを得ないということもあるか。
取っ組み合いから離れて、無言のまま引いていくラストは印象的。司祭のアドバイスから、子どもたちにボクシングを指導することを再出発と決めたデニスの目の輝きと対照的でもあった。

印象的と言えば、ドネットには親身な感じでディアンジェロの他殺を説いたのにブリアナには冷たかったマクノルティも。他殺説をドネットに話したのは「ディアンジェロを想う人に話したかった」と。息子より組を優先したブリアナをマクノルティは冷たい目で見ていたのでした。揺さぶりでなく本心なのだろうな。でも「いい子だった」が…ちょっぴりツライ。

よくわからなかったところ。
キーマとマクノルティが携帯電話購入店で防犯ビデオを探している時、地元警官に頼んでいたところ。
マクノルティは「君は来ない方がいい」とキーマを車内に残し、その後の地元警官のキーマへの「君の相棒は最低だな」、どんな意味があったのでしょうか?防犯カメラの話は協力的だったので宿?よくわからんでした。

何を指して「不道徳」なのか、考えてしまうエピソードでありました。
しかし私、カルケティのこと無視してるよね~(笑)。

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The Wire3 #32「使い捨て」

上からの指示で特捜班のターゲットはストリンガー&マルロとなる。早速麻薬売買関係者(ボーディたち)を取り押さえクスリを没収するが(使い捨て携帯電話のすり替えを兼ねて)「ハムステルダムへ行くところだっ!」と意味のわからない主張を聞かされるマクノルティたち。コルヴィン警視の「自分の署での秘密プロジェクト、秘密にするように」との説明に頷くしかない。

頷くしかないけどマクノルティはこういう話大好きだよね(笑)。かつての師匠筋の「作戦のために必要なこと」という言葉を信じているというのもあるだろうが。
その道をたどりそうなのがカーヴァーでしょうか。
賑わいぶりに眉を顰めながらも、ハムステルダムの出現で仕事にあぶれた子どもたちのことを心配して売人に「今までこき使ってきたんだから面倒みてやれ」と要求。
売上げ金の一部をとり、子どもたちのためにバスケットゴールを立ててあげるこの気配り。すぐ倒されてしまったけれど。
実費だけで売人に返金するあたり、捜査に入った家で札束をポケットに入れていたのと同じ人とは思えない。
ところで犯罪率減少の話、彼らを捕まえないからでは?と思うのは私がひねくれているからでしょうか?(笑)それともこのことにこそコルヴィンは意味を見つけているのかしら。

前回、マクノルティを叱責したダニエルズにショックを受けたけど、急なターゲット変更にシドナーやプレッツさんがふてくされてもそのままなので人を見て言ってるわけではないというのは了解いたしました。
マクノルティを呼びつけての「部下を守るべき事態を除いては上に従う」という宣言で、私の誤解でしたと認めましょう。
ダニエルズは家庭を仕事に持ち込んだわけではなく、部下を守ることは忘れない正しい組織人として見ていけそうです。
でも何があったかはマクノルティが口を割らなくても承知なので「この事件が片付いたら異動しろ」というくらい人間臭い(笑)。

以下思いつき。
バンクの捜していた銃が見つかる。銃に巻いてあったのはオマールが裁判用に買ったネクタイですか?
キーマの本音は「シェリルと二人でいたい、子どもをもつことに同意したのは違う考えを嫌われたくなかったから」と告白して家を追い出される。「関係修復まで数日」と言ってるあたり、仕事のパートナーに似てきたな、と思える。
バブルスは今度こそ(今のところ)真っ当に働いている。ハムステルダムで溺れてるジョニーに手を差し伸べるがジョニーは握り返す判断もできない。ハムステルダムの弊害だと思ったらいけないのか。
引き金を引けない自分を見つけたカティは低賃金でもデニスとして生きていこうと決心。カティというのはストリートネームだったのですね。でも古いタイプのギャングだからこそエイヴォンに何かあったら支えに行きそうな予感(ストリンガーはあんなだし)。それはデニスの中ではギャングに戻るとは全く別の意味なのだろうけど。
警察と接触させたくないからドネットと合ってるのに(ですよね?)、そのドネットがディアンジェロママに「警察が(ディアンジェロは)自殺じゃないかもって」と報告してしまいストリンガーは大慌て。会議の重要性を再認識していたらどうしよう(笑)。
卸売りだけで様子見のマルロ組では女性ヒットマン登場。彼女の眼力はマルロと似ていますね。

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SPIRAL2 #1

燃やされた盗難車のトランクの中から黒こげの死体が発見される。
車の持ち主をたどって捜査中のベルト警部は所有者の息子の捜査妨害に腹を立て警棒で殴る。そこに部下が応戦して押さえ込み青年は逮捕。
しかしこの青年に金のために手段を選ばないカールソン弁護士がすり寄り、逆にベルト警部は暴行で訴えられてしまう。
クレマン検事は、名門高校内での麻薬のオーバードース事件も担当。
容疑のかかった高校生は大物の息子で圧力がかかるがベルト警部は自供を得、麻薬販売網の摘発に乗り込む。

S2があることにかなり驚いた「SPIRAL」(笑)。
フランスドラマというとゾディアックの印象が強すぎなのですが、これは少し趣が違うのの、やっぱり見てしまう。
それにしても相変わらず病んだ社会を絡ませながら見せてくれますねえ。
バーベキュー事件、高校をターゲットにした麻薬売買、DV夫を無罪にして感謝される弁護士…これでまだ1話ですよ。
中でも最も病みを感じたのは捜査妨害青年をそそのかしたカールソンの強引な訴え返し。
今時あんな偽怪我が通用するのか?
ベルト警部に診断書を要求するなら、あなたの依頼人の診断書も是非提出していただきたい。診断書にいくらかかったのかの明細付きで(笑)。
これでベルト警部が窮地に追い込まれてしまうのならフランスの裁判も困ったさんだ。
それとも窮地に追い込まれるのは麻薬販売網摘発の囮捜査で部下の行方を見失ったことの方か?
他の人はたいして違いを感じないが(ジルはクスリが抜けてすっきりしてるけど。新人君は前もいましたっけ?)、ベルト警部役の女性がかなり老け込んだ印象なのは心配。窮地に陥る役作りなのかな?

人間関係にも多少の変化があったようでそれがどう関わってくるのか、続きが楽しみ。
そういえばロバン判事はピエールに告白したのはどうなったのかな?

S1の最終回、メインの姉妹殺人事件がなんとも歯切れ悪くやりっぱなし感が強かった。
続きの存在を知って「ああ、S2で解決っぽくなるのだな」と期待したがどうもあれはあれでおしまいのよう。つまりやりっぱなしだ。

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The Wire3 #31「逆戻り」

ハムステルダム大賑わい。警察官は見ているものの売買には関知しないようだ。
ボーディ、ストリンガーは不審に思い品物を減らして様子を見ることにしたらしい。
賑わってるハムステルダムを見つめるカーヴァーの表情が印象的。
おかげで他の地域は落ち着いてきたかもしれないがこれを警察が見ないふりすることに戸惑っているふう。私も同感。
でも進んで夜回りするコルヴィンだもの、このままではないはずと信じて様子を見ようよ、カーヴァー。
早速、マクノルティの願いを聞いてストリンガーとマルロの接点の重要性を特捜班担当になるよう進言してくれたみたいだし。
こうなった原因、ダニエルズの一喝が私はショック。バークスデールとマルロの戦争が始まってるのに。
「出世でなく捜査を選んで妻を騙していたから今は恩返しの時」とロンダに語っていたのはこういうこと?
上の指示に従うのは妻のためってことですか。ロンダもかわいそうだけど(でもマクノルティの時も不倫関係だしそういう体質?)、これは捜査に家庭を持ち込んでいるとはいわないのかな?
「時の人だ」と迎えられた後、どんなことになったのかは次回のお楽しみだが、いくらマクノルティが「内密に」とコルヴィンに頼んだところでダニエルズだってぼんくらではないのでどんな根回しがあったかは想像つくはず。
まあ、マクノルティは望む捜査ができれば人間関係気にしないだろうからいいけど(いいのかな?・笑)。

そして私の希望通り、エイヴォンとストリンガーに早くも亀裂が。
「ビジネスマンっ」と鼻から吐き出すエイヴォンを応援したいですね。
西と東のバスケット大会に大金つぎ込んでたことでエイヴォンが金よりも地元で一目置かれることを望んでいるのはわかるのに。
カティを抜けさせてあげるエイヴォンのほうが今のところ信じられる気がする。
だってストリンガーはシマのライバル、マルロに共同販売を持ちかけたことをまだ内緒にしてますもの。
自分は手を汚さない、忠誠心のある兵士を抱えている、そんなマルロを見ているとエイヴォンもあんなだったのかなあ…と思えてくる。
ディアンジェロの死にマクノルティが疑問を持ってることもディアンジェロ・ママの耳に入ったし、建築現場の遅れ、シマ抗争、と合わせてストリンガーは忙しくなるんだろうな。

今回、ふざけたところがなく常に刑事としての眼差しだったバンクが新鮮だったり(笑)。
銃撃で死んだ女性は巻き込まれた一般人ではなくオマールの仲間とわかり、彼女の家族に真実を伝えるべくオマールに接触するが…もう自分で復讐プラン立ててる彼にはどんな言葉も入っていかない。
ところでオマールと恋人、「OZ」見てましたよね?

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