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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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バーナビー警部 #29「森の聖者」

運河再開発へ向けての清掃活動中、古いトンネルが崩れる事故が発生。数人が閉じ込められるが(ジョイス含む)怪我人はなく安心したのも束の間、複数の人骨が見つかった。ほとんどは18~19世紀頃の工夫のようだが一体だけ20世紀の歯科技術を施されていた。
同じ地域では最近森で暮らすトムという男性が村の若者に襲われているとの通報があった。警部補への昇進通知をもらったトロイがトムに様子を聞きに出かける。

ようやく新シリーズ。
またまたカリーが謎。ウェブスターの運河開発の広報担当のような仕事をしている。確かこの前の話では旅行会社に勤めていたはずだが。
ウェブスターが「バスの運転手で成功」といわれていたのでその会社の広報部?と思えば「ボランティアの仕事をクビになった」と言い出す。
広報活動は地元のためのボランティアだったようだ。まだまだカリーの謎は続くのか…?

事件の切なさに声を荒げる警部というのも珍しい。
判事と当時の担当刑事がトムを糾弾しなかったことを責めているのではない、DVに耐えかねて母を守るために父を殺してしまったトムの心の傷を守っているつもりで放置していたこと。
警部と事件を思い返し解放されたことでようやくトムの人生が始まるのかも。
森に戻って横たわるトムの側で眠るキツネさんたちを見てたら思わず涙が…。
自分の手で家族を失くしてしまったけれどトムを迎えてくれる家族はいたんだな。

トンネル事件の真相は見えたものの、ウェブスター夫人&少年連続殺害は…。
息子の友だちと淫らな関係を続ける妻を元の生活に戻すためウェブスターが殺しました、で一旦は解決かと思われたが供述の不自然さからトロイ君は誰かを庇っていると推理。そう庇っていたのは息子のダニエル。
愛情のなくなった夫婦でも息子を思う気持ちは残っていました。
ダニエルが悪仲間の中でおとなしそうなのは、心の底でバカにしている、されている、の関係が滲み出ていたからか。
根は優しい子なのか自らお姉さん役カリーに犯行を告白して出頭するダニエル。
カリーの次の仕事はネゴシエーターか(笑)。

警部補になるなら独り立ちさせねば、とトロイ君に事件を任せてさりげなくアドバイスする警部の気配りが絶妙。
昇進祝いでも「君に助けられていた」とおだてながら「一人前にするのに時間がかかった」とつい本音も(笑)。
別れを前面に押し出した湿っぽさではなく、家族の新たなスタートを祝う雰囲気に溢れたいいシーン。
繰り返すけど、ホントに家族みたいだよね(笑)。

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L&O:性犯罪特捜班 #15「疑惑の財閥令嬢」&#16「第3の男」

#15「疑惑の財閥令嬢」
公園の車内から男性の射殺体が発見される。健康器具セールスマンのウッドラフは声をかけた女性をすぐにおとせると息巻く女たらしとして有名。交友関係を捜査すると「事件当時一緒にいたが自分だけ助かった」と財閥令嬢ステファニー・マローニーが証言する。証言の不審さと動機からステファニーを逮捕するが、彼女を拘留中に同様の手口で事件が起きる。誤認逮捕か…と肩を落とす捜査班だがマンチはステファニーが真犯人だとの確信を抱く。

ってところで終わったので16話を続けて見始めたら…本家とのクロスオーバーってやつですか?
過去に本家の分署で逮捕された男と同様の手口に外見。
釈放されたタイミング、目撃者の証言があまりにも似すぎている、というところから財力に物を言わせて大掛かりな仕掛け犯行を想像してしまう。マンチは真相にたどり着けたのですか?
クロスオーバーは本国以外の放送だとこういう時に困りますね。


#16「第3の男」
一人暮らしの老女の遺体が発見される。部屋を荒らされたうえにレイプの痕跡がある。盗んだ安物宝石を売ろうとした少年二人を捕らえるが、盗みは白状したもののレイプは否認。残された精液も少年たちのものではなかったため、特捜班は「三人目の仲間の名前を言えば減刑してあげられるかも」と取引をもちかける。

前の話が消化不良なので2話連続視聴。それなのにやっぱり消化不良(笑)。
少年たちは老女を縛り上げて泥棒をしたが、直後に日用品配達でやってきた配達員がその老女の姿に性的刺激を受けて、という…。
争点は配達員の知的障害。
これも協力した精神科医(J.K.Simmons)の不用意なメモを弁護側に見られてしまったため。
俳優が俳優だし、始まった途端にステイブラーと握手してるから何か裏があるのでは?わざとなのでは?と無用の勘繰りをせずにはいられない(笑)。
ケラーシリンガーが手を組むとろくなことなかったものね。
今後もJ.K.Simmonsは精神科医スコダとして数話登場するようなのでその間に悪巧みの証拠を掴んでやる(笑)。

話を戻すと、今まで普通に扱われていたのに犯罪を犯したとたんに知的障害があるから一般の人と同じように罪に問えないというのはおかしい。
弁護側の「知的障害者はそれを知られないよう隠す」というのはそのように考えが及ぶのならお勉強ができないだけで頭の回転には問題がないように思えてしまう。
審問会なのに弁護士の制止も聞かず、自分のしたことを話してしまう姿と、彼がこれまで普通に生活させられていたことが噛み合わない。
「彼はやったことに後悔している、悪いことをしたとわかっているからだ」というボスの言葉に賛成。
後悔した気持ちを受け止めてあげること=精神病院(?)に送り込むことなのだろうか。
といっても知的障害の様子はみんな一様ではない。
ひとりひとりに適したケアを警察施設でなんてことは不可能だってわかるけど。
このドラマは問題投げかけますよね。

キャシディがいなくなって寂しいですが(見た目に)、チームという形になってきましたよね。
今まではステイブラーとベンソンのまわりにいるだけっぽかったマンチやジェフリーズも捜査をしているというのが見て取れます。
損失をプラスに生かすボスはさすがだ(多分)。

気が向いたので(笑)その他のお友だちを。
Dr.テイラー(検視医)=OZのモーベイ、The Wireのダニエルズ警部補でおなじみのLance Reddick 。彼もあと5話ほど登場するらしい。
泥棒少年アルフォンゾ=REAPERでベンのRick Gonzalez。REAPERで偽装結婚で刑務所に行ったのが始めてかと思ったら…(笑)。

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バーナビー警部 #27「領主の資質」&#28「真実の鳥」

#27「領主の資質」
村の歴史を題材にした小説の映画化のアトラクションを作ったウェブスター家。そのお披露目会場で主演もした領主の甥っ子俳優ラリーが爆死。その捜査途中に今度はラリーの叔父である映画プロデューサーのフランクもトレーニング中に殺される。恨みを持つものが一族を順番に殺しているのかもしれないとの考えで捜査は進むが。

またもや恐るべき子どもたち。子どもって年でもないけど。
いい子の仮面をかぶった病んだ心というのはこのドラマに出てくる若者の定番か?
実行犯フィルは自分の生い立ちもわからずに身内を殺し続けさせられたなんて…身内でなかったら殺していいってことではないけども。
村における人間関係を全て承知で操っていたダニーが恐ろしいですわ。
それにしても領主ルパートは自分の交際していた女性が子どもを産んだとかの噂、気にしないんですかね?


#28「真実の鳥」
車ごと池に突っ込んだと思われるジュリアン・シェパードの遺体が発見される。彼は仕事に失敗したうえに妻にも逃げられているので自殺しても不思議ではないと家政婦が証言する。しかし彼の肺からは微生物が発見されず、他所で溺死させられたことと、エドモントンという発明家に投資していたのを配当直前に手を引こうとしていたことがわかる。

一番の悪人だったのは誰ですか。
エドモントンの奥さんは、旦那のアルツハイマーに心を痛め趣味の猛禽類飼育にのめり込んでいたということ?
発明できる状態でないのを知りながら投資を募った会計士を見抜けないほど他に熱中していたというのも問題では…しかも自分の妹にまで付け入る隙を与えてますよ。妹が恐すぎたのでしょうか。
今回はトロイ君が野生動物犯罪課(私の仮称・笑)の捜査に借り出されたことが事件解決のきっかけになった。貸し出しもしてみるものですね。
野鳥の卵収集家がなぜ老姉妹を家ごと支配していたのかがわからなかったなあ。
姉妹どちらかの身内かなあ?と思ってましたが、妙にバカ丁寧な敬語(字幕で)だったしなあ?
ところでカリー、旅行会社に勤めてるの?移動図書館はどうした?ボランティアだったの?
と「?」ばっかりですが、警部はトロイ君がカリーではない女性と親しくなるよう仕向けているのは確かだと思う(笑)。


ハイペースで見た再放送もこれで終わり。
どの話も閉塞感が強くて好み(笑)。
狭い人間関係なのにそこまでこじれなくても…と思うがそれだからこそこじれるのだと言えますね。
かつての貴族が生活に困っているというのもイギリスドラマならではの話題でしょうか。
没落というのともちょっと違う、時代の流れを感じます。
さて、次回からは新シーズン。初回はまだトロイ君は登場するのですよね。
シリーズ後半、一人で捜査を任される部分が目に付いたのは昇進への布石だったのでしょうか。
今度の警部の部下は、車に頭をぶつけるという非常にベタなドジ振りをCMで見せてます。
そしてその時に顔をしかめている表情がまるでキャイーンのウドちゃん。
彼のことをウドちゃんと呼ぶことになるような気がする(笑)。

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時空刑事1973 #15

傷害事件を目撃したジーンが裁判で証人となる。しかし被害者ボクサーが事故と主張したため、加害者のボクシングジム経営者ハズラムは無罪となる。望んだ結末にならず「お前の罪を暴いてやる!(そんな意味)」と法廷で暴言を吐き、泥酔したジーンが目覚めると目の前でハズラムが死んでいる。困ったジーンはサムに応援を頼む。

レイとクリスは大丈夫か?二度もまかれてる…
疑ったみんなを責めるようでいて、自分の非も認め、おごらせてやる!とばかりの酒盛りに慕われる理由が見えた気がするし、ジーンとサムの信頼関係が伝わってくるいい話でした。
が、サムが泥酔ジーンを置き去りにしなければこんなことにはならなかったのでは?(笑)

ジーンはボクシング観戦でいい席を用意してもらう等、何かとハズラムにいい思いをさせてもらっていたみたい。
賄賂にあたるんだろうけど、賄賂って悪いことに目をつぶってもらうもの、ジーンは悪いことには目をつぶらないので賄賂なんかじゃありません!(余計に質悪いかしら?・笑)
今回のボクサー殴り事件も筋書きと違う試合への制裁で実際にあったこと。
酔って荒れてるジーンを目撃したボクサーが介抱するふりをして罪をかぶせていたというもの。
裁判で味方の証言してあげたのに…ハズラム憎し、が先だったのかな。
たどり着かれてしまったら素直だったのでジーンは許すだろうけど。

ジーンが犯人かもしれないので、捜査の指揮を執るのはモーガン警部。
サムとは初対面なのに「サム」って呼びかけるんですよ、みんなの前では「タイラー」なのに。
「もうすぐ帰してやる」と意味深なこと言ってましたね。この人が謎電話の主か?
全ては次回で明らかになるのかな?
早く知りたいけど、その時を迎えるのが本当に寂しい。
だって、ジーンにリスの着ぐるみ着せるとか、見られなくなっちゃうんですよ…。
サムがモーガンとジーンの話をしてる時、エレベーター内のリスちゃんはモーガンを睨んでましたよね(笑)。

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L&O:性犯罪捜査班 #14「それぞれの時効」

5年前、連続して3件のレイプ事件が発生。残されたDNAから同一犯であるのはわかっているが人物を特定することができない。5年の時効が迫る中、上層部から解決を命じられ特捜班は再捜査にあたる。

逮捕と訴訟を強く求めるクラフト、まわりの支えで乗り越えたと言うニール、心の傷を引きずり自分を責めるロイス、という被害者たち。
クラフト事件を担当した女性刑事は解決できないことで訴えられ部署も異動、ロイス事件担当者は被害者の妄想だと取り合わずに退職に追い込まれ、未解決を悔いながらもその後の凄惨な事件に直面し職を離れた刑事、と被害者も担当者も境遇は様々。
このロイス事件担当者がThe Wireのロールズ(John Doman)。
ロールズはマクノルティのことがキライだけど刑事としては認めてるので打ちひしがれてる時は全力で守ってくれる人なのに(結構好きなのだ)。
犯人を知っているけど乗り越えたので名前は教えない、というニールの強硬な言い分に他の被害者を思いやる気持ちはないのか?とイラっときた。
犯人逮捕を乗り越えるきっかけにしたいと思ってるかもしれないじゃないですか。
ロイスなんか妄想と決め付けられたことで人としても傷つけられたんですよ。
本来守るべき被害者を収監し、教会(ニールの心を支えてくれた友愛会)を敵にしてまでも逮捕に結びつけた犯人を見てようやくニールの言いたかったことがわかる。
彼は改心したかもしれない。事故で下半身の自由を奪われたことで悪行を悔いただろうとは思う。でも事故と罪が相殺となるわけではない。
彼の改心にも事故というきっかけがあったのでしょ。
それなら被害者たちがきっかけを望む気持ちもわかって欲しい。
事件の捜査だけから少し視点を変えて裁きとは…改心とは…と考えさせられるエピソードでした。
キャシディのことは一言も触れられてなかったなあ…。

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