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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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確かによそゆき仕様。「お友だちからお願いします」三浦しをん



小説未読だし、エッセイも二冊しか読んでないのに何ですが、御本人がそう宣言しているように、確かに「よそゆき仕様」と思われます。
いや、やっぱりやってることは同じなのですが、どこか、ね。
今回驚いたのは、青森のキリストの墓の村にお出かけになっていることです、おひとりで。
「奇界遺産」でおなじみの佐藤健寿さんが、正月のラジオで紹介してたところじゃないですか。
三浦さんも興味をお持ちだったとは、また妙なループが広がってしまいましたよ。
そうやって、知ってるお話が出てきてたいへんにうれしかった反面、お母様のことは…正直気持ちが落ち着かなくなりました。
だって、うちと似てますよ、とにかく褒めないとか、床屋に行け!とか。
前に読んだ本「ビロウな話で恐縮です日記」に、
人間は相手に対して、心にもない「いい事」(つまりお世辞)を言うことはできるが、心にもない「悪い事」を言うことはほとんで不可能だ。悪口、ののしり等は、常日頃、心のなかで思っているから口から出るのである。
と、あったのを思い出して、お母様のこういうところを書かれているのだなとつながりましたけれどもね。
服や靴の話を読むと、三浦さんが旅費を出して、お母様と旅行に行けるのかわからないです。
自分だったら、できないです(つまり、やってない)。
それだけ三浦さんは大人だということなのでしょうか。
先に読んだエッセイのような世界を期待していただけに、お母様エピソードがきつくてこたえてしまいました。

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REX #10「殺人鬼」、(再)だと思う。

こんな時だから、あえて「REX」を見てみました。
ハードディスクにあるのを順番に時々見ていましたが、なんと偶然にもアレックスが犯人として登場するエピソードでした。

「HIV陽性と書かれたカルテを見てしまい、仲間を殺していく患者のヤツ」と聞かされ、「ああ、あれね~」と思い出せるくらいに印象的なエピソードでもありました。
今回見直してみて、「こりゃあ印象に残るわっ!」と再認識いたしました。
不治の病と聞かされて自暴自棄に、とは、ありそうなことです。
が、もうちょっと見てみるとランツ(アレックスの人の役名です)が自暴自棄になった理由は少し違うように思えます。
ヤングエグゼクティブな彼らは、週末になると仲間で集まって大人のお楽しみパーティーを繰り広げているのでした。
ルールは、「このパーティーの仲間以外との交渉は持たないこと」でした。
それなのにHIVになったということは、誰かがルールを破ったに違いない!と犯人を突き止めるべく病院を脱走しました。
最初に会いに行った男友だちに「お前、ルールを破ったんじゃないだろうなっ!」と問い詰めると「みんなやってたよ」という答えが!
自分だけがバカ正直にルールを守り、みんなは好き勝手に遊んでいたことに対して彼の怒りが爆発した、そう見えました。
だって、ランツはその後ずっと「浮気しやがって!」と言ってましたよ。
感染したことよりも、浮気が重要だったような気がします。
なんやかんやで逮捕されて、「HIV陽性じゃなくて陰性だったよ」と聞かされて、さらに収まりがつかなくなるのは気の毒でもありました。
病気であると信じていたのに、それが間違いと言われても、それまでの自分は何だったのか?と、心のやりどころを見失うという話も聞きますからね。
でも、ランツのはやっぱり診断間違いというよりも「浮気」が強いように思えてなりませんでしたよ。
それに、あの看護師です。
「連続採血には意味があります、疑ってください」って感じの視線で採血ですよ。
あれじゃ、カルテを盗み見たくなるというものです。

モーザーとレックスは、といいますと、出勤前にかくれんぼです♪
刑事部屋では、こっそり匍匐前進でシュトッキーに近づきパンをゲット!です。
相変わらず、食い意地の張ったウィーン警察でどこか安心いたします。
そして、この匍匐前進こそが犯人逮捕シーンへの伏線でした。
でも…ランツはガソリンまいていたのに、銃って危なくなかったのかな…と、そんなところにもウィーンらしさが感じられて、よかったです。

レックスは、後にアレックスに会った時、このことをどう思っていたのかしら?
「あ、知ってる臭い♪」ということで早々に仲良くなれたのでしょうか、と虚実入り混じった疑問が止みません、って「虚」だけだけどもね。

ちなみに初見の感想はコチラ
ほとんど同じこと書いてて笑った。













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近況(~4月14日)。

関東地方はもう桜も終わりですね。
私の住む千葉は、温暖なのに東京よりも桜が咲くのが遅いなあと思っていました。
今年は東京の開花の後寒くなったので、一週間くらい遅かったかな?
理由がわかりました。
暖かければ早く咲く、というものではないのだそうです。
寒い時期があって、暖かくなると咲く頃だな、と桜が反応するのだそうです。
千葉みたいにいつもぼんやりと暖かいと、桜に気候のメリハリが伝わりにくいのでしょう。
そんなことを知って、ひとつ賢くなったような春先です。
来年になったら忘れて「あれ~、こっちは暖かいのに咲くのが遅いねえ」とか言っていそうですけど。

市内の、あるスーパーが閉店しました。
たまに行くことがある程度でしたけど、ポイントカードは持ってました。
ポイントを使い切って、サービスカウンターへ行くと引換券のようなものを渡されました。
系列の親スーパーに持っていくとオマケがもらえるというではないですか。
そのオマケとは、ワ〇ンちゃんのキーチェーンマスコットとマイバスケットでした。
ワ〇ンちゃん、ちょっとツリ目だった…。
マイバスケットは、うちでメインに利用しているスーパー(これも広い意味ではグループの一員。〇ップバリュの商品置いてるから)でも使えるのでラッキーです。
親スーパーの方だと、他にも立ち寄ったらマイバスケットは邪魔でしかないですけど、近所のスーパーだとラクチンでした。
ふだんはマイバッグ利用でしたが、マイバスケットだと自分で袋に詰め替える手間が一切なく、レジが終わったらそのまま帰れるんですよっ!って、当たり前ですね。
きっと無料で手に入ったから喜んでいるだけなんだろうな、私。
だから、多少ワ〇ンちゃんがツリ目だっていいです。

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三浦しをんさんのエッセイ。

 
 
小説は読んだことないのにいきなりエッセイを読むというのもなんですが、読みました(そういえば角田光代さんもエッセイしかよんだことないなあ)。
すごいです、布教というか洗脳というか、そういった力が漲っています。
何故なら、読んでいる途中のある夜、夢にオダ〇ョーが出て来たくらいですから。
上着のかかっている洋服ダンスの前からオダ〇ョーがどいてくれなくて、「今日寒いの?寒くないの?」と私が言い続けているという、へんてこりんな夢です。
確かに日本の俳優さんでいえば好きな人でしたよ。
でも、仮面ライダーク〇ガまで見たくなっているというのは、影響を受けたといって間違いないでしょう。
オダ〇ョー関連に限らず、本といい、文楽といい、確実に興味を惹かれる書き方です。
「誘うのがうまいな、しをんさん」と思いましたよ。
本について確実に私よりも詳しい姉に
私「〇〇ってマンガ、知ってる?」
姉「知ってるよ」
私「じゃあ、〇〇は?」
姉「知ってるけど、どうした?BLばっかじゃないかっ!」
と、ふだんの趣味と違う分野の質問に、心配されるという事態まで起きてしまいました。

そういった誘惑力だけでなく、パーンっとした勢いのよいつっこみがとても気持ちいいです。
お父様が携帯電話に向かって「しをん!しをん!」と言っている(音声呼び出しらしい)のを後ろから聞き、返事をしたら電話をしまうお父様についての「召喚魔法かよ!」とかね。

そしてしをんさんのエッセイを気に入ったのは、「桃色トワイライト」の解説が岸本佐知子さんであるというのも理由のひとつかもしれません。
そして、昨日買ったジェーン・スーさんの文庫の解説は三浦しをんさん。
このループには何かあるのでしょうか。
いろんな意味で大丈夫なのでしょうか。

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ジョーカー・ゲームを見たから?「ペパミント・スパイ 1&2」佐々木倫子

アニメ、「ジョーカー・ゲーム」第1話、見ました。
お話はほぼ原作のままのようでしたね。
ただ、それぞれに名前がついているのがどうも解せないですね、だって偽名なのに。
一話一話に中心となる者の名前があるけれど、彼は他の話では違う名前で出ているのかもしれないという期待を持って読んでいるこっちとしては、それがどうも…ですね。
映像になるっていうのはそういうことなんだよっ!と誰か私に言ってやってください。
ストーリーはともかく、アニメというものに疎いため、少々疲れました。
人物はあんなにアニメなのに、静物が妙に写実すぎて戸惑いますよ。
水差しとか、あんなにホンモノっぽく描く必要あるのか?と変なところに気を取られてしまいました。
なんか、写真の中に書き割りの絵が浮かんでいるような、変な感覚です。
逆「怪盗ブラック・タイガー」みたいな?

これは、私がアニメを見慣れていないせいなのだろうなと思いますが、アニメのファンではないなと自覚する要因でもあるように思いました。
でも、やっぱり気になるものはちょっとだけでも見ていこうかなと思います、そうすれば慣れてくるかもしれないしね。

というわけで、アニメを見ていたら、スパイ募集の貼り紙から始まるマンガ「ペパミント・スパイ」を思い出しました。
 
スパイになりたい青年が、お呼びでないのに熱意のみでプロを尾行し、たまたま試験に合格し、スパイ養成学校の生徒となるのです。
彼の名前は仮名で「ドナルド」。
校長と委員長を巻き込んで、ドナルドのスパイライフ(まだ生徒だけど)が楽しいです。
熱意しかないけれど、それが重要なヒントだったりするのはお決まりですが、それもまた楽しいです。
「ジョーカー・ゲーム」とは対極にあると思われますが、どちらも大好きです。
新型魚雷の設計図を入手するために送られた村が、実は引退したスパイの暮らす福祉村だった(任務は実はテストだった!)!とか、「プリズナー№6」みたいな話があったのは忘れてました。
シリアスっぽい話もありますが、ドナルドの活躍で面白くならないわけがないという、そんなステキなマンガでした。
そのせいで、一緒に出て来た佐々木倫子さんの初期マンガを読み返すことになりそうです。
もう変色しちゃって…全集にして出し直してくれないかしら?

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