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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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SIX FEET UNDER #55「不惑」

ネイト40歳の誕生日の朝ブレンダの妊娠が判明。しかしネイトの「おめでとう」の言葉にブレンダは苛立つ。「おめでとう」って他人事に聞こえるのかな。他意はなかったと思うが、そこが肝心な時に逃げ出す昔からの性分が顔を覗かせたように映るのだろうか。
これを引きずったままでサプライズ・パーティーも最悪。そもそも、友だちでもない人を友だちだと思って招待するところが溝があるって証拠なのか。
結婚したばかりなのにと思わないでもないが、この二人の言い争いをしている様子は何故か納得する部分もある。不幸になればいいというわけではないですが。
ブレンダの友だちの「あなた、イーヨーみたい」がツボ。そう思ったことなかったけど(笑)。

サプライズ!とネイトを迎えた時、そう離れてない場所にルースとクレアがいたので休戦?と思ったのも束の間、ルースのスピーチ中のクレアの一言に声を荒げる一幕。直後何もなかったかのように話を続け、修復はちょっとやそっとでは不可能そうだ。
ネイト宅に何度も入り込んだ鳥は何を象徴しているのだろう。苛立ちが頂点に達したネイトは箒で仕留めてしまったようだ。これ、妄想だといいなと思ったんだけど。マヤちゃんが見てなかっただけよかったと思おう。

あちこちで火種が燻ってる中、デイヴィッドとキースだけは順調。途中、デイヴィッドは危険だったけど。
ロジャーの子どもたちがキースばかりを慕うのが不思議だった。だって、デイヴィッドは子どもに慕われやすいじゃないですか。あの子たちはすでに子ども時代を飛び越えてしまった子どもだからなのですね。耳年増ともちょっと違うかな。偏見がないのはいいことですけどね。

4話めにして始まったなあという感じがする。ようやくナサニエルが登場したことが大きいかも。
「世の中には二通りの人間がいる、おまえとおまえ意外の人間だ」は父親から息子への言葉としてはどうかと思うけれど実に奥深い。
結局ネイトは止まるタイプの人ではないのだな。絶対にもうマギーが心に入り込んでるし。いつも何かが流れていてくれないと落ち着かないんだ。ブレンダもそうなのかも。

「ジョージを施設に預けたら」を速攻拒否するルース。意地の部分もあるのかなと思える。姑さんのことが頭から離れないとかね。
怒りっぽくなったビリーにようやくクレアは危機を感じる。遅い。自分に都合が悪くなるまで認められないのは遅すぎる。で、別れるのか。
「食事していく?」と言ってくれたバネッサに「用事があるけれど電話で断れる」と見栄を張るフェデリコ、顔に「やったー!」と書いてあったけれど照れ臭いバネッサには見えなかったようでラッキー。

今日のマヤちゃん
デイヴィッドおじさんにご本を読んでもらって楽しそうでした。
ベッドでブレンダママが絵本を読んでくれている時はベッドサイドのかわいい灯篭の方が気になってました。

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HOUSE3 #1

S2最終話がほとんどハウス先生の幻覚であったのと同じようにこれもそうなのでは?と思えるのですが。
足の回復もそうだけれど患者の前に姿出しすぎ(笑)。最後の最後に登場して「あなたは…?」と言われてこそのハウス先生なのに。撃たれたことと麻酔の効果で足の痛みを感じなくなったからこその変化といえばそうなのでしょうが。
ヨガの先生はともかく、脳腫瘍の手術後車椅子生活になった男性の話は切ない。本人の中では思考も感覚もはっきりしているのに伝える方法がないなんて。ホルモン注射で手足が動かせるようになった理屈はわからないが、カディもウィルソンも「偶然」を強調しているからそれでいいのかな。
ハウス先生も彼と同様に希望をもったはず。だから走るし、スケボーをするし、キャメロンにフェイントもかます。しかし痛みが再発。ウィルソンの言うように筋肉の使いすぎだと思うけど。もともと手術で筋肉とられてるのに40代だもの。それでも筋肉痛かそうでないかの感覚は本人にしかわからないのだろうからなあ。
ドラマで見たのか本で読んだのか忘れたが長年の誤診が判明(あるいは長患いの突然完治)し、解放感と同時に今さら言われてもその間の自分は何だったのか戸惑うというのを見た気がする。
ハウス先生も仕事に復帰して杖なしで仕事をする自分に戸惑って、ない痛みを感じているのかもなあ、という気もする。オフィスの床の血の跡も原因かも(カーペットくらいカディに頼んで取り替えてもらいなさい!笑)。自分でバイコデンの処方箋を書くあたりかなり深刻か。でも筋肉痛説を支持したいな。
復帰初日の患者選びも車椅子男性患者の見立てが正しかったことを隠すのもウィルソンなりの友情なのかな。褒めるだけではためにならない、と。
あれこれ試したがるハウスにみんな否定的だったけれど今までだってそうじゃないのかな?患者の病状と検査オーダーのバランスがおかしいということなのかな。
で、検査を指示するハウスにフォアマン「ノー」、キャメロン「ノー」、チェイス「何ミリで?」。オチですよ、チェイスはオチに使われてますよ。頭でボールも弾まされてたし。復帰初日のハウスの肩をぽんぽん叩いて歓迎を示すっていうのも空振り。初っ端がこれだもの「名探偵モンク」と続けて見たせいでチェイスがディッシャーに見えて困りました。

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名探偵モンク5 #8「一事不再理の壁」

刑事だった14年前に強盗で刑務所送りにしたマックスの仮釈放審査に出席したモンクさん。しかしその席上に仮釈放どころか控訴裁判所から冤罪を認める通達が届き、マックスは無罪となり釈放に。罪のない人を刑務所に入れてしまった責任を感じるモンクさんはマックスへの償いに奔走するのでした。

マックスはどうみても悪人顔なのでモンクさんが間違ってるわけはないが、証拠が全ての裁判だから仕方ない。共犯を見つけられなかったのは警察の失態でもあるわけだから。
いつものひどいモンクさんとは違ってマックスのために頑張る姿は美しかった。汗まみれのTシャツを「お持ちしましょうか?」なんて決死の覚悟に違いない。その通りですぐにナタリーにパス(笑)。
ダンベルするとナイフがモンクさんの眉間にささるようにデザインされたイレズミはおもしろい。効果絶大でモンクさん痛がってるし。マイケルもそのくらいしてみればいいのに。ホントにIQ高くても使えないヤツだな(笑)。
悪人顔マックスも元奥さんのことは本当に好きみたいで、結婚式の阻止&自分の結婚は嬉しそう。でも奥さん、振り回されすぎ。いや、奥さんの再婚相手こそ振り回されすぎだ。人の式に新郎姿で待機してたわけでしょ(笑)。
14年前の現場検証に訪れると、今は他の家族が生活している。テレビは残酷なシーンも平気で映すから子どもに見せないと言ってるのに、事件当時の惨劇場面をこと細かに説明するモンクさんはやはりいつものモンクさん。
この時、弟くんの人形を握り締めたままの目を剥いた怯えの表情がリアルでステキでした。
警部の「(犬の死体を)一緒に掘り起こすか?」はわざとだな。
あの家族は引っ越すに違いない。

本日のディッシャーは終始ご機嫌。何故なら14年前は他所の警察にいたのでこの事件にタッチしてないから。
いつもミスを叱られるのにこのミスに自分は関係ない!と浮かれっぱなし。
しかし最後にはちゃんといつもどおりのミスをして警部を安心させる孝行息子でした。

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ゾディアック~十二宮の殺人~

ようやく視聴完了。初のフランスドラマはとにかく新鮮!
あちこちにつっこみたいところが見つかって楽しかった!というわけで以下つっこみポイント(笑)。

繰り返される銀行強盗、現金の乗せ換え場所のなんと見晴らしのいいこと!情報でその場所もつかんでいたのに取り逃がした警察もプリズン・ブレイク並み。
本当の息子ではないと知ってしまった長男ピエール。脱税(だったかな?)で勾留されるが後に保釈。しかし心の傷は深く、帰宅祝いの食事会を抜け出し書斎で自分に銃を向ける。その姿を見たカンタン君が「来て!」とただならない様子で食事席のエステルを呼びに行く。書斎に戻るとまだ銃を自分に構えたままだ!カンタン君に見られたと気付いたのに同じ姿勢だったぞ。
ここでのつっこみはさらに続き、ただならない様子のカンタン君を見ておきながら誰も後を追わないですよ。意外と薄情だ。
ケレール警部も仕事に私情が絡みっぱなし。自分の父親の恨みもあるから不正絡みも銀行強盗もゾディアック事件もサンタンドレ家のことには何でも首を突っ込む。そのくせ「私が追っているのはゾディアック事件だけだ」とさ。さらにエステルのことも好きになっちゃったから注意散漫で、重大なポイント(犯人の殺害方法)を見過ごして事件から外される始末。そういえば「自分は彼女にふさわしくない」とか言いながらマティアスと親しくしてると嫉妬の炎を燃やし「事件が解決したらプロポーズする」と宣言してみたりと複雑な恋心だったな。
微妙なポイントとしては、自分がヨットで縛られているのを見てしまったカンタン君。いちいちな思わせぶりの登場だけれどその能力の深層には触れず。「2」でその能力が明らかになるのなら許す。やりっぱなしならつっこみポイントに変更かな(笑)。
そしてローラースケートパトロール隊?警察署のロビーみたいなところをふつうに通り抜けてましたよ。配達かと思ったら背中に「警察(もちろんフランス語で)」って書いてあったし。これはなるほど便利かも。

肝心のストーリーですが、脅迫者の目的と富豪一家の秘密も明らかになったが、星座表でクロスを完成させるとかよくわからなかった(興味なしだから)。FBIの顧問の占星術からのプロファイリングってのも怪しすぎる(本当にあったらごめんなさい)。
相関関係は実に複雑。
エステルのお父さんガブリエルは元々エステルのおばあさんの婚約者だったが、戦争から帰ったら子持ちの金持ち(ピエールのお母さん)と結婚。彼女の婚約者(ピエールのお父さん)が戻ったら邪魔だからガブリエルは殺してしまう。そのピエールのお父さんというのがエステルのおばあちゃんのお兄さん。もう図でも書かなきゃわかりません(笑)。
その後何の因果かガブリエルとおばあちゃんの娘(エステルのお母さん)が親密になり妊娠。ガブリエルが憎いおばあちゃんは産まれた子どものうち一人を死産だったと嘘をつきサンタンドレ家の復讐人形に育てたのでした。
エステルの双子の弟がマティアス。ケレールとエステルを取り合ってたと思われた彼ですよ。実際精神が破綻しているようで姉さん以上の目で見てたな。そりゃ、産まれた時から育ててくれたおばあちゃんにサンタンドレのあることないこと恨み節を聞かされていれば歪んでも不思議はない。
真相にたどり着いたケレールとマティアスの対決は警察側の勝ち。犯人死亡でゾディアック事件は解決となりました。あの時こうやって、この時こうやって呼び出して殺したとか脅迫状を置いたとかの説明は映像も含めて一切なし。
ここも変だったな。胸に傷を負ってケレールが倒れてるのに駆けつけた警官は銃持ったまま棒立ち、何の処置もしてやらなかったぞ。エステルも泣きながら迎えたはずマティアスが倒れたら跨いでケレールの方に行くし。ちょっと人に対するケアが不十分なみなさんでした。

カンタンの能力を引きずるかどうか興味があるしつっこみドラマとしても非常に気になるので「2」も見ます!

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エレクション

エレクション~黒社会~
エイベックス・トラックス
発売日:2007-07-18
おすすめ度:5.0

香港最大の黒社会組織で2年ごとに行われる会長選挙。立候補しているのは忠実で面倒見のよいロクと強引で金儲け主義のディー。金で票を集め会長の証「竜頭棍」を手に入れたつもりのディーだったが、組織にふさわしい会長をと言う長老の言葉でロクに決定。怒ったディーは強引に「竜頭棍」を奪って会長になろうとするが…。

香港の黒社会版コンクラーベ(笑)。
本当のコンクラーベは全員一致で決まるまでいつまでも続けるというが、こちらは決まってからが長かった(笑)。
退屈で長く感じたという意味ではなく、ディーは往生際が悪いなあという意味です。
むしろ映画はコンパクトでスピーディー、中味と時間のバランスが非常によかったです。
黒社会ものなのに銃が登場しないというのも新鮮だけれど、その分はえげつなさで完全フォロー(笑)。
ディーが自分を選ばなかった裏切り者を木箱に入れて山から蹴り落とすのは圧巻。
子分たちが下まで転がり落ちたのを拾い上げてそれをまた蹴り落とす。
子分もご苦労さんだけど銃で脅すよりも狂気が感じられた。
ディーをなだめ、組織としての団結を思い起こさせるロクはさすが。
しかしラスト、あの穴をロクはいつ掘り始めたのかと思うと彼もまた会長への狂気にとり憑かれていたのだな、と安心するやら恐ろしいやら。
実際の穴も計画して用意済みだったのか、結果としてなのか、どっちにしてもその執念が恐ろしいことには変わりない。

監督がジョニー・トーなので当然林雪も登場(笑)。
バイクの兄ちゃんと並んで黒社会の秩序と伝統を重んじる筋の通った男でした。
ロクの子分に納まったルイス・クーが中途半端でもったいないと思ったら、「2」に主役で登場とか。
だめだめになってしまったオヤジさん、経済を勉強中のインテリヤクザ、そしてロクの元で学ぶ帝王学、そういった背景をふまえてキャラクターが開花していることを期待してしまいます。

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