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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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微妙につながりのあった本。

  

「真実の10メートル手前」と「他人を非難してばかりいる人たち」を続けて読みました。
「真実の~」は「さよなら妖精」で高校生だった太刀洗が「王とサーカス」を経ての短編集というものです。
先日、葉村シリーズでやはり自分は順番に読みたい質だとわかったのに、また順番を無視してしまいました。
でも、新聞記者時代もあるから!とちょっと自分を励ましてみたり。
どの話も太刀洗がことの真相に近づいていく過程を読ませるもので、順番関係なくよかったです。
探偵である葉村とは違い、記者として誠実であろうとするがために真相へと近づくというのが時に重苦しくもありますが。
なんでそこまで求めるかなあ?と思ったのが、水害で助け出された老夫婦の話です。
助かったというハッピーエンドでいいじゃないと思いました。
が、その後「他人を~」のマスコミ報道の部分を読んで、そこまでして太刀洗がこだわったのは、いざという時にこの老夫婦を守るためだったのではないだろうかと思えてきました。
生きるために正直だった、でも間違ってはいないことに罪悪感をもってしまった夫婦の心を軽くするという側面もあっただろうが、対マスコミ、対バッシングをその先にとらえていたのだという感じが強くなりました。
記者であるから、その記者のあり方に考えるところがある太刀洗だからこその視点が読後にわかったような気がします。
まったく意図してはいなかったのに、続けて読んだこの二冊に微妙なつながりがあったとは、不思議なものです。

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予定どおりに出てた。「ドラマ秘宝 vol.2」



先日、某所では注文を受け付けてないと出ていたために余計な気を回してしまいましたが、予定通り3月9日に書店にありました。
で、買いました。
やはり紹介されているものはネット配信が多いですね。
たいへんに心動かされますが、結果「どこかの局が買わないかな?」となってしまいます。
今、週刊誌的に見ているのは「ウォーキング・デッド」、「FOREVER」、「エレメンタリー」、「ハンニバル」だけというのは、世の中がネット配信に傾きつつあるということの象徴なのかもしれませんね。
って、大袈裟な。
見ずに寝かせてあるやつがいくつもあるので、本数が少ないのはどちらかといえば自分が原因なのはわかってます。
まあ、こうやって本で情報だけ仕入れてドラマ耳年増になるのもいいかもしれません。

作品情報もいいですが、添えられた写真につけられたコメントにも重大な情報が隠れているので見逃せませんね。
今回私的にヒットだったのは、旧ソ連の「シャーロック・ホームズとワトソン博士」。
これは私も楽しく見ましたが、ホームズ役の人が「チェブラーシカ」のゲーナと同じ人だったとは!
何か、余計に親しみがわいてきましたよ♪

裏表紙に「シャーロック」のDVDプチ・ボックスの広告がありました。
プチとは?と思ったら、特典映像なしでドラマ部分だけのもののようです。
特典映像は楽しみでもあるけれど、プチでいい!という気もしますから良い企画に思えます。
でも、こういうのは絶対先には出ませんからね(笑)。
  

そして、こういうのでいいから、「REX」出してよっ!

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vol.2が出るらしい「ドラマ秘宝」。

一旦は書いて投稿しましたが、楽天では予約できるけど、アマゾンでは取り扱ってないと出るし、出版社でも紹介が見当たらないので、発売日は変更の可能性大のような気がしてきました。
表紙も出来上がっているので発売はされるでしょうが、念のためたんたんでおくことにします。


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欲しい本。

以前に新聞広告で見てから気になっていたけれど、近所の書店には置いてなくて余計に気になっていた本が、ちょっと遠くの大きな書店で中身が見られる状態であるとの噂を聞いて見てきました。
「世界で一番美しい犬の図鑑」です。

表紙のサルーキ、視線の先には何があるのか?と思ってしまいますねえ。
美人が揃っているというわけではなく、それぞれの犬種(80種掲載とか)の、そのワンコのベストショット写真集といったところでしょうか。
写真だけでなく、犬種の歴史や隠された物語等読むところもたくさんあります。
「世界の犬図鑑」は持っているけれども、こんなに文字情報もたっぷりだと心が動かされます。
当然写真もキレイだし。


もうちょっと考えようと思います、かなり買う方に傾いてますけど。
ポイントを使うという手もあるしね。
というわけで、せっかく遠くの書店に来たのだから何かを買わねば!とへんな焦りを感じ買ってしまいました、ブルータス(笑)。

付録シールのわさお、スターの顔だね、すばらしいよ。

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2月のまとめ

探偵葉村シリーズを時間を遡って読みました。
すぐ上のお姉さんとの話が気になっていたのに「プレゼント」でもなかなか現れず、他にも本があるのか…と不安になりました。
そしたら最終話でありました。
殺されかけたとは…そういうことだったのか、と。
これは葉村晶モノを読むうえでたいへんに重要な要因だと思いますよ。
やはりシリーズモノは、どんなに事件が重なっていなくてもその人の背景というものが大切だなと感じます。
後からわかって再構築するという楽しみもあるかもしれませんが、私は順番通りが好きだなあと改めて思いました。

レシピブログで人気の山本ゆりさんのエッセイも楽しかったです。
この本を読むと料理を楽しむ姿勢が伝わってくるのでしょう。
もうひとつ、料理研究家にスポットを当てた本を読みました。

こちらは女性が社会へと進出した背景と家庭料理の変遷が真面目に語られていました。
これまで小林カツ代さんのことは「元気のいいおばちゃん」で「ケンタロウのお母さん」くらいしか印象なかったのですが、彼女の言葉にどれほど勇気づけられたお母さん方がいたかと思うと感銘を受けます。
作り置きとか、それをする日を一日を費やすわけですよね。
私にはそれがどうも理解できずにいたわけですが、カツ代さんの「多めに作って残しておけばいいの」という言葉を目にして、それこそが現実的にみんなが待っていた言葉だなあという気がしました。
ちょっとね、これはいろいろ考えさせられる本でしたよ。




2016年2月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:2919ページ
ナイス数:48ナイス

プレゼント (中公文庫)プレゼント (中公文庫)感想
葉村のお姉さんとのエピソードあり。やはり順番は大切だな、と感じました。
読了日:2月29日 著者:若竹七海
波よ聞いてくれ(2) (アフタヌーンKC)波よ聞いてくれ(2) (アフタヌーンKC)
読了日:2月25日 著者:沙村広明
syunkonカフェ雑記 ~クリームシチュウはごはんにあうか否かなど~ (扶桑社ムック)syunkonカフェ雑記 ~クリームシチュウはごはんにあうか否かなど~ (扶桑社ムック)
読了日:2月22日 著者:山本ゆり
ねこねこ日本史(2) (コンペイトウ書房)ねこねこ日本史(2) (コンペイトウ書房)
読了日:2月16日 著者:そにしけんじ
SATELLITE (サテライト)SATELLITE (サテライト)感想
富士山は衛星写真でも美しい。天津の工場爆発も空からの目で丸見えである。石炭バブルのはじけたゴーストタウンといい、やはり佐藤さんの本では中国に一目置かざるを得ないようだ(笑)。
読了日:2月15日 著者:佐藤健寿
おんなの窓 そうなの独身、まさかの結婚篇 (文春文庫)おんなの窓 そうなの独身、まさかの結婚篇 (文春文庫)
読了日:2月15日 著者:伊藤理佐
カールの降誕祭カールの降誕祭感想
「ドイツではクリスマスに殺人事件が頻発、会いたくない家族に会うから」という言葉が全ての表題作。カールが絵に隠した言葉にどれほど傷ついたことか、引退した裁判官、パン屋の…飾らない言葉なだけにそのショックは想像しきれない。
読了日:2月13日 著者:フェルディナント・フォン・シーラッハ
悪いうさぎ (文春文庫)悪いうさぎ (文春文庫)感想
葉村晶が「さよならの手口」よりも若い頃の話。「依頼人は死んだ」もそうだけど、えげつない設定…でも読ませる。人の闇の部分をつきつめるタイプなんだな、と。好みです。
読了日:2月12日 著者:若竹七海
猫ピッチャー 4猫ピッチャー 4感想
あいかわらずミーちゃん、かわいいです。なんかもう、猫が野球していることがふつうになってるぞ。
読了日:2月10日 著者:そにしけんじ
文化庁国語課の勘違いしやすい日本語文化庁国語課の勘違いしやすい日本語
読了日:2月5日 著者:文化庁国語課
依頼人は死んだ (文春文庫)依頼人は死んだ (文春文庫)感想
「さよならの手口」からの逆行読み。ああ、葉村にはこんな過去が…。話的には順番は関係ないけれど、やはりこういうことは先に知っておくべきだった、と少し反省。
読了日:2月4日 著者:若竹七海
おかあさんの扉5  なにそれ! ?五歳児 (オレンジページムック)おかあさんの扉5 なにそれ! ?五歳児 (オレンジページムック)
読了日:2月3日 著者:伊藤理佐
小林カツ代と栗原はるみ 料理研究家とその時代 (新潮新書)小林カツ代と栗原はるみ 料理研究家とその時代 (新潮新書)感想
料理研究家その人を読み解くことで、家庭や女性の生き方の変遷を知るという本でした。ビーフシチューの作り方を「定点観測」したのも興味深いです。カツ代さんのプロ意識に感銘すらおぼえる。
読了日:2月1日 著者:阿古真理

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