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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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サード・ウォッチ−37「夢へのレクイエム」 38「かけがえのない時」

これは前後編みたいなので二つまとめて。
人物関係がわからないうちに見た最初の感想もあります。37話38話

どうしてポーリーに怒りながらも面倒を見ずにはいられなかったのか、そこらへんの状況はシリーズ通してみてこないとね。
ポーリーの登場はこれが初めてなので二人の友情はここでしかわからないけれど、ボビーが世話焼きである理由、兄マティとの関わり、恩師の最期の頼みに悩む姿などを見ていないと厚みがない。
少年の頃のボクシングの試合に負けた翌日、お父さんは家出。家出は負けた自分に絶望したため、と思い今日まできてしまった。それがボビーをずっと縛り付けていた。この胸のうちを明かしたのはポーリーにだけ。ボビーにとってポーリーが、ポーリーにとってボビーがどんなに大切な存在だったのか、頭の中でどんどん肉付けされていく。
「お前のせいじゃない」とお父さんの口から聞けて「会いたかった」「一緒にいたい」と言えたボビーは一番の心のつかえが取れたんだよね。


カルロスの挙動不審は一目で助からないとわかってしまったからだと思っていたけれど、ちょっと違ったかな。助からないとわかってしまった自分が仲間じゃないのかも、といった気持ちの揺れもあるのかな。
新入り時代、ジェリーが撃たれ大騒ぎする仲間が家族みたいでうらやましかった。1年以上経ったのに今も家族になれない自分を見てしまったのかも。カルロスの気持ちを察したドクはいい上司だった。この人は相変わらず自分がメインでない時はいい役だよね。

電話を待つテイラーの複雑な表情も、「解き放つ心」でのキスや付き合いだしそうでいて踏み切れないでいたところを見てないと。ジミーが病院へ行けば、と気遣うのもわかるというもの。

前は全然わからなかったサリーとタチアナの関係。
「愛してる」から困った時は援助してあげたいサリーと「愛してない」けど何かと便利だから結婚したいタチアナ。「今は愛していないけど後でそうなるかもしれない」ってはっきり言いすぎだよ、タチアナ。彼女にすれば誰でもいいわけではない、サリーだからってことだろうが愛していないと言われたサリーの気持ちはどうするんだよ。

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LOST−42「封鎖」

ハッチ内のスピーカーから何やら声が聞こえる(ヴォイストランペットか?・笑)。そこに聞き耳を立てると防護扉が閉まり、ロックとヘンリーは閉じ込められる。扉を持ち上げ隙間から出ようとしたロックは挟まれ身動きが取れない。そんな状態で数字の力をし、ロックを見捨てず助けてくれたヘンリーにロックは友情を感じる(?)。ヘンリーに詰め寄るジャック達から懸命に庇おうとするが、そうはいかない事実をサイード達が見つけてきたみたいだ。
ヘンリーの書いた地図は正しかった。不時着した気球も墓もある。しかしその墓に埋葬されていたのは女ではなく男。しかもヘンリー・ゲイルという身分証付き。これじゃ、ロックも庇いきれないぞ。
現在捕らわれのヘンリーは埋められていたヘンリーが語ったことを自分の境遇として語っていたに過ぎないのかな。でも身分証を一緒に埋めるなんてそんなミスするかな?わざとか。目的不明。
地図の先に待ち伏せ隊はいなかったものの、益々黒くなるヘンリー(本名不明)。防護扉が勝手に開いたというのも疑わしい。

FBではロックの父さんはとんでもない悪党ということがわかりました。息子を騙して腎臓を奪っただけでなく、他所様まで騙して年金詐欺だと。追われる身を守るための偽葬式。年金詐欺にしちゃ、追ってる男達の風貌が悪過ぎないか?マフィアの年金?
葬儀に参列して「あなたを許します」まではわかるが、真相を聞かされてもまだ協力してしまうロックはおバカさんに見える。それが巡り会えた大切な女性の信頼を裏切ることに。「まっすぐ私の目を見て嘘をついた」のが許せなかった。
今度こそ歩けなくなった原因が披露されるかと思ったのに。またFBがあるってことか…

ロックが閉じ込められたり挟まれたりしている間、ビーチでは「博打処ソーヤー」が営業中。カモにされてるハーリーを見かねて参加するジャック。これが博才があるときてる。おまけにソーヤーのイカサマを見破り、真剣勝負の見返りに「俺から盗んだ薬全部」を賭けに要求。「私のハッチ」「俺の薬」なわけだ。強気戦法で薬の奪還に成功するが、妙に爽やかな笑顔を振りまくのが鼻につく。ジャックが何をやっても気に入らないんだな、私は。自分が出したヘンリーの片付けもロックに命令するしな。

ポーカーやってたケイトもそうだし、ジャックとソーヤーの勝負を遠巻きに見るギャラリーのみなさんにしても、あの武器も薬も独り占めのソーヤーのことをどう思ってるのだろう。あの日あの時、ちょっと大きな喧嘩がありましたくらいにしか思ってないのかな。よかったね、ソーヤー。

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コールドケース2−19「チェス」

42年前、黒人青年の他殺体の発見者となった12歳のジェフリーズ。発見現場を再び訪れたことで事件の再捜査へ。
殺されたのはジーク16歳。航空機のエンジニアの父が工場に招かれたため家族で引っ越してきたばかり。南部より進んでいるはずの北部フィラデルフィアでも人種偏見は日常的なことだった。それに立ち向かったジーク。

「42年前に来て欲しかった」再捜査を始めたジェフリーズにジークのお父さんは言う。しかし42年前では調べたところで解決はされなかっただろう。それどころか新たな犠牲者が出たかもしれない。
ジークにチェス仲間として友情を感じている白人の奥様もいた。でもそれぞれがそれぞれの人種との交際を快く思ってはいない、そんな時代。
GFが雇い主の銀行家に暴行された事件絡みで留置されたジークを釈放してくれたのはチェス仲間であるその奥様。しかしかけられた言葉は「街を出て行きなさい」。GFもジークもショックを受けた言葉。でもこれは身の危険から救うため悪者になったに過ぎなかった。
それなのに、娘と引き裂かれる恐れからジークの居所を口にしてしまう。結果…
銀行家の夫、弟、その仲間がジークをリンチ。殺す気はなかったものの、暴力には屈しないジークの態度にブチキレた弟達が吊るし首にする。
銀行家の夫、娘の見てる前でさせるなよ!しかも自分は早々に退散。
ジークの遺体発見現場に毎年花が添えられていたのに今年はない、というのは銀行家が死亡したからでしょうね。そこまで罪の意識を抱えるならどうして吊るし首を止められなかったのか。幸せな銀行家として亡くなったその時までよくぞ精神が持ちこたえられたものだ。目撃した娘も然り。

前回エリッサの死に向き合う覚悟ができたと思われたスコッティだけれど、どうも違う様子。酒の匂いをさせて職場に来る、証人が見つかった連絡を忘れる、と仕事に集中できていない様子。カウンセリングを進めたのに断られ、更にこんな態度をとられたんじゃボスも怒るよ。ヴェラの忠告もしつこいって怒るし、どうするんだよスコッティ!あの反抗的な表情には頬っぺたに渦巻きを書いてやりたくなったな(笑)やっぱりお前はそういうヤツか!って。

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SFU−37「失踪」

リサの行方がわからないだけで大変なのに、お客様が3件も入る。そのうち1件は感電死でバネッサのことでこれまた落ち着かないフェデリコにもイライラの種。

前回気まずい別れ方をしたキースとデイヴィッドの二人だけをみれば、話題がリサのことに流れる分よかったかも。こういう時にキースは頼りになる。普通ではありえないことだから家族は必死に捜索を依頼するけれど、警察にしたら家族だから騒いでる程度にしか受け止めないだろうから。その応対にネイトは限界。仕事があったほうが紛れると言いながらも、仕事は上の空。
ブレンダの電話を用件も聞かずに怒鳴って切ったり、木を殴ったりどうしていいかわからない状態。
みんなが心のどこかに最悪の状態を描く中、ルースだけは「戻ってくるわ」と通す。現実を受け止めろとクレアは言うけどみんなが同じ方向を向いていない方がいいこともある。だからルースはあえて「戻ってくる」と言ってるのに。心配していないわけないじゃない。だから全くの他人、葬儀に来たお客様に旨の内を吐いてしまうのね。

クレアはクレアでラッセルに別れを宣言した途端、妊娠の兆候。どんな選択をするのかな。
それにしてもオリビエに啖呵を切る姿はカッコよかった!

車が見つかるが、リサの行方の手がかりはなし。近くのモーテルに部屋を取り様子をみることにする。そこへたずねてきた弟と妹。ネイトは二人を抱きしめ憚らず泣く。
ネイトが家に戻ることになった時、兄弟妹関係はギクシャクしてた。でもいつの間にかいなくてはならない存在に。もとに戻っただけのことだろうけれど。ネイトにとってはリサもマヤもそうなってきていたからこんなに辛いのだろうね。いくら見ているこっちがリサ苦手と言っても実際の存在感はネイトにしかわからないんだから。

今日の名言はリサを評してのデイヴィッドの言葉。「かるく思い切ったことする」だったかな?これは言いえて妙だと納得してしまった。
アーサーもピントがずれてたな。「男性に比べて女性が事故に巻き込まれる確率は3分の1」不思議な慰めの言葉だ。

フェデリコはバネッサの妹が入り込んできたことに怒り心頭。そりゃ一人でダンス教室に行くかもね。バネッサが正しいお医者様にかかれたことだけでも喜ばないと。

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OZ−56「退場」

Super!dramaTVのエピソードガイドが凄いんですけど。
投げやりなのか喪失感に襲われているのか、判断しかねるな。

市長殺し&口封じの囚人殺し&所長レオ殺しに知事の秘書が加担していたことがわかり「あとはアンタのクビだ!」と知事に詰め寄るマクマナス。新所長の候補だったらしいけどこれでお流れ。最後まで悪人デブリン知事だったけれど、どうしても憎めないのはダンバースなんだから悪い人じゃない!というのと、マクマナスが対立してるってのもあるな、と最終回にして悟りました。
で新所長は誰かというと、あのクアーンズ。他の刑務所で業績上げたらしいし、エムシティでのことは内々で済ませたから戻ってこられたんだろうね。

OZはやはりビーチャーの物語でした。酒で道を踏み外した弁護士が極悪人と出会い復讐の鬼と化し、その途中で愛情を交わせる相手に出会い、惑わされ、最後には一生忘れることのできない想いを植えつけられてしまった…
本当にケラーは表情の読めない人で最後まで真意がわからなかった。目玉を増やしたシリンガーも騙されたわけだし。
ビーチャーのいない刑務所生活に絶えられなかったという告白も、直後の展開を予想していたから出た言葉のように思える。愛情表現の仕方がここまで自分の方向からしか見ていないというのもある意味美しいかも。最期を迎えるというのにあの満足げな表情、ビーチャーは忘れられないと同時に愛していたことを確認してしまいました。

ミゲルがトルケマーダの手に落ちてしまったのはマクマナスのせいだと確信!あの仮釈放審査がなければ希望があったのに。更にここへきてとどめのパンチ。ミゲルは努力してきたのに「おまえが釈放されることはない」と一蹴されたら絶望しか残らない。そこへトルケマーダだもの。あの委員を殴らなかったことからミゲルの心がうかがえるでしょ。TWのボビーがポーリーに復讐しにきた、とも思えるこの二人の設定。でも絶望のミゲルを包んであげてるって気もするな。世話焼きボビーだもの(笑)
OZがあんなことにならなければ、トルケマーダが仕切る日も近かっただろうね。パンカーモからしてクスリもらってるもの。

張り裂けそうな人達の中で少なくともライアンは心の平安を見つけられたみたい。シリルを失うという最大の不幸がきっかけというのは皮肉だが。自分がシリルを追い込んでしまったことからは逃れられない。しかし確執の続いていた父親を許し、ネイサン先生とも気持ちは通じ合えたことで心の再出発はできる。ミーハン神父に感謝しないとね。

さすが最終回で2時間枠。出来事はたくさんある。
ロブソンはHIVポジティブを隠そうとしたけれど、F監房に移ることを機に向き合うことを決意。
ホイットは実のお母さんと素直に接し、クルティエの謎を伝えたら殺される。早く精神障害者用の刑務所に移送しないからだよ。クルティエが消えたのがオカルトOZでないことがわかったのは収穫。この結末忘れてたから。
カークのママはやっぱりカークのママ。
奔放だったハウエルは妊娠したが中絶する気はない。そして今後には希望がない。
ブラスはプロバスケ選手の夢を絶たれたことが最後まで尾を引く。不幸な事件とは無関係だったベイヒューを射殺して逮捕。これもマクマナスが!
アリフは放火事件には関わっていないものの、放火されたことを知りながら口をつぐみ保険金を受け取ったことに罪の意識を感じる。重圧に耐えられなくなり仲間に告白し殴られる。でも、サイードは支持してくれるよ。
他にもいろいろあるが触れきれない。

最後はケラーがアーリア系に送った炭素菌の小包。開けた途端にバタバタと。郵便部だけでなく刑務所自体から全員退避することに。何台ものバスに乗せられ向う先は…
これでおしまい。

しっかり二度見したのは「ホミサイド」に次いで二つ目。目を背けたくなるような残虐描写が多々あったがドラマとして深かった。毎回のヒルのお言葉も味わい深い。何かを心に刻まれてしまうドラマでした。そして真の悪人はマクマナスだったのでは?との想いを強くしたのでした(笑)

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