忍者ブログ

ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

サード・ウォッチ−13「涙の決別」

幼い頃に父親に家出され、兄弟も多いのに兄は不良。さらに父の家出を自分の責任と思っていたとなれば父親代わりになってしまうのも無理がない。ボビーの性格ならね。
高飛びの金を貸せというマティに金を渡す。受け取ってもその後の選択はマティに任せるという。
このまま警察へ行けば出来る限りのことをする、逃げ出せばそれまで。兄マティは死んだものと思う、と。
兄の決断を自分の目で見たくないため、降ろすと走り去る。その後の確認でマティは警察へは行かなかったことがわかる。
あのボビーの対応は父親だ。愛しているが故に提示した選択肢だったのに、マティが選んだのはボビーが望んだのとは違うもの。
振り回されることに疲れたのも事実だろうが、もう一度信じたかった。
一見逃げ出しただけに見えるマティだけれど、弟にこれ以上の迷惑をかけたくなかったともとれる。更生する自信がないんだ。それじゃ困るんだけれどね。
泣き崩れるボビーのそばにはキム。あんた、ボビーの気持ちを知っていながらそれかい!自らの出した条件で兄を失うことになり傷心のところに!
きっと1日経ってボビーが何か言おうとするとそれを遮って「あれは忘れましょ、普通の状態じゃなかったんだから」とか言い出すんでしょ?で、またボビーは傷が増えちゃうんだ。

人の気持ちを知っていながら、といえばドク。カルロスの前でモラレスとの関係を否定しない。目をむくカルロス(笑)色恋沙汰が勤務に影響しなければどうでもいいや。

ボスコとヨーカスは微妙な関係。
アラブ人両替商(?)への強盗事件。発見はボスコのお手柄。でも警察官としての正義感が続かない。途中から私憤が混ざってないか?
犯人だけれど、事件解決のためには必要でしょ。
これを非難するヨーカスだけれど、以前のギャング置き去り事件があるから彼女の言い分にも説得力がない。狂犬に悪いお手本見せちゃったのは自分だからね。

同じ事件でデイヴィスをかばって負傷したキャンディマン。彼の賄賂警官ぶりに心落ち着かなかったが、「賄賂をもらうから悪い警官とは限らない」とのサリーの言葉にまた思い乱れるのでした。
サリーのいう「揉め事解消術」にお金を持ち込んだのがキャンディマン。でも警察官なんだからそんなものなくても揉め事治めなきゃ。

あれ?消防士がいなかったぞ。

拍手

PR

ER11−22「自分への手紙」

S11の最終回。カーター、カウンティ最後の日。
サプライズパーティーがあることはお見通し。11年通っただけに感慨深いものがあるはず。同時に自身がケムとの新しい生活へ向けて希望に満ちているだけに湿っぽくしたくないという気遣いか「僕のサプライズパーティーに来る?」なんておどけてます。
そのパーティーの最中、レイとモリスが参加していたパーティーで木造テラスが崩壊するという事故が起きる。モリスは酔いつぶれていて頼りにならないが、レイは動揺しながらもその場を立派に取り仕切る。
この騒動でパーティー参加者達は全員カウンティに戻ってしまう。トイレにたったカーターを残して。
レジデントの契約を熟考中だったレイはこの騒動で真剣にドクターへの道を決意する。
モリス、カウンティに戻るのわざと遅れたな。いても頼りにならなかっただろうけれど。酔っていたという意味でね(ホントか?笑)
悪酔いする前、レイに自分自身の分析を聞かせているあたり、それほどバカじゃないことが判明。実力のなさは自分が一番知っている。その盾としてチーフのポストにチャレンジしたと。これじゃ普通に応援したくなっちゃうぞ。君はそんなキャラじゃないはずだ!
この事件を契機に反省したりせず、傍若無人なモリスとして活躍してくれることを願うよ。

荷物を取りに病院へ戻ったカーターはロッカーで10年前に書いた10年後の自分への手紙を見つける。そこに書かれたことはみんな体験してきた。もうカーターにはここで思い残すことはない。
その手紙の存在はカーターを導いてきてくれたグリーン先生、ベントン、キャロルそのもの。
パーティーでかつての彼らのスライドを懐かしく見たのと合わせてジーンとくるシーン。
インターン3人は急にドクターらしく落ち着いてきたし、プラットは新しいインターンを引き連れているし、病院内は着々と新体制になっている。カーターがいなくてもおそらく大丈夫。そんな気持ちの整理をつけて自分をカウンティから送り出すカーターなのでした。ルカの「また会うための別れ」の言葉を抱えて。

最後に診た少女が自分がここで取り上げた少女だったという、退場に餞となるエピソード。この回だけ見ると感動の最終回。
でも、ここを離れる決意がね、ちょっと問題ありだな。
クリニックを建設したり、チーフレジデントの選出に他人事だったのは去ることを決めているので心ここにあらず、だと思っていたので肩透かし。終身在職権の獲得に喜んでいるあたりから違和感が。そう、私の筋書きと違っているのですもの(笑)
モリスのチーフのことは本当の無責任で、フランスにケムに会いに行かなければ来期は助教授になっていたわけでしょ。
「準備なんだな…」と感傷的になっていた分、逆の意味で寂しい。勝手に先を読むな、という戒めでしょうか。

私にはグリーン先生亡き後のERは別物だった。でも見続けているのはカーターがいたからかも。これで本当にERは区切りがついてしまった感じ。
さようなら、ER。これ以上出演者の大きな交代があってもなくても、完全に別ドラマです。例えカーターがゲスト出演してもね。
カーターの隣に座るマリク、優しく見つめるヘレエ、もうこれで十分。

拍手

LOST−32「知られざる48日」

前回最悪の出会いをした後部座席組の墜落から今までのおさらい。
48日が1時間足らずで過ぎちゃいました。あっちは1年かかったのにね。

こちらは機体が海に落ちた。爆発はなかったようだ。
アナ・ルシア、エコーさん等が中心となり救助活動。助からなかった人を海から引き上げたのはエコーさん。この時は喋ってたのね。
その1日目の夜に襲撃を受け3名がさらわれる。この時にエコーさんは謎の人物2人を殺してしまう。ここから彼は口を利かなくなる。
そして次の日にも人さらいが来る。そのうちの一人が殺され、死体を探るとアーミーナイフとさらう人物のリストの書かれたメモが!
むこうはこっちのことを知っている、ということはスパイがいる!

死んでいるのに放置されていたからグッドウィンて人はイーサンみたいな存在かと思ったが、前回の説明で的外れだったと反省。そしたら正解だったじゃないの。反省して損した(笑)
スパイだと疑われていたネイサンはただの嫌なやつだったってこと?グッドウィンも「あいつは良くないやつだから(誘拐)リストには載っていない」と言ってたし。空白の2時間単独行動はソーヤーみたいに役立ちそうなものを探しに行っていただけか。ポケットのお菓子を食べてたとか。

さらわれた人達は幸せに暮らしているというのは本当だろうか。ウォルトも大丈夫なのかな。あの現われ方は幸せには見えないけど。
せっかく奴らの一人と話ができたのに肝心の目的は聞けずじまい。

前回気になった「あんた喋らない方がよかったよ」にはあまり深い意味はなかったみたい。でもエコーさんが口を利いたあの時にアナ・ルシアは何かを受け止めたのかな。
やはり今回も紳士なエコーさんでした。墜落当時はスーツ姿とお見受けしましたので更に素性が気になります。

ブーンが命をおとす原因となった軽飛行機無線が通じたシーン。無線状態が悪くなったのではなく、奴らかもしれないと警戒して切られてたのね。

1週待たされましたが次回は再会、そして診察だ!早くジャックに登場してもらわないと。って目的は患者のクセに(笑)

拍手

コールドケース2−9「ハンター」

鳥獣保護区で見つかった首なし死体。医療用のブレスレットから身元が判明する。死体の家族に事情を聴きに行っていると、死体発見の近辺からさらに首なし死体が見つかったとの連絡が入る。合計9体。
人種も年齢も共通点なし。唯一の共通点は狩猟シーズンの11月に行方がわからなくなっていること。

恐い話だった。予告からして恐かった。
資料室の男の吹替えが「ERのジェリーだ」と思ってみていたら、軌跡の生き残りの女性の回想シーンの警官の声も同じ。端役には声優さんを使いまわすことがよくあるので「こんな重要シーンに?」と気にはなりながらもそのままでいたら!
首なし死体の被害者はみんな生前何かの事件で被害届を出していた。外部に漏らされない極秘な情報を犯行に利用していた。ということは内部事情、それも調書に身近であるものの犯行の可能性が…それは彼ではないですか。声が同じだった人!こんな推理の仕方、嫌だな(笑)

事件の調書だけではなく、ありとあらゆる書類に詳しい。ヴェラの失態くらいはみんな知ってるだろうけれど、ジェフリーズの奥さんの最期、ボスの家族の不和、スコッティに至っては身内ではない彼女の話、そんなことにまで通じている。
そしてリリーの過去。カイトのことはどうだっていいが。ヤツは握っているがこちらには知らされないかなりの出来事があったようだ。
「夢に見ないか?」幼い頃貧しかったことに関係ありそうな…?

状況は全て資料室のヤツを指し示しているのに、証拠が何もない。家中何の痕跡もない。あの家、気持ち悪かった。何故全て3つずつなのか。
生意気な女に制裁を加えたいタイプの犯罪者かと思ったがちょっと違う。向かってくる女を狩りの対象にしたいわけだ。人間を対象にすること自体もう変だ。

リリーはヤツを自白に追い込めなかったことで落ち込む。そして突き放したはずの妹を迎えた家でカウチの隣にもぐりこむ。
お姉ちゃんは非情にはなりきれないね。ヤツに家庭のこと刺激されちゃったかな。

拍手

世界の人気番組:トルコ

日曜日の夜9時、NHK-BS2で「世界の人気番組」というのを放送している。
一つの国を取り上げて人気のある番組を硬軟交えて紹介してくれる。
録画しておいて何だか時間が半端になってしまった時に見るようにしている。
で、この前見たのがトルコ。放送されたのは1ヶ月位前になるのかな。これが面白かった。

トルコは93年にテレビ放送における規制が緩和されたとかで、現在およそ350のテレビ局があるという。作ってはみたものの潰れてしまうところも多いらしく、正確な数字がわからないらしい。それにしても驚きの数字。
テレビ局数が多いと日本では考えられないようなトラブルも。
日曜の夜およそ3時間にわたって生放送される人気歌手による歌謡ショー。局との契約を1ヶ月残して番組、出演者共に他局へ移籍。
移籍した先でも放送日時は同じ。元の局は残された契約期間の1ヶ月、以前放送した番組の再放送をその時間にあてる。裏と表で同じ人の歌謡ショーが放送されるという事態に。
この歌手、アラベスクという日本でいうと演歌の分野の大御所。北島三郎さんかな。それが年齢を問わず大人気。若い人もみんな一緒に歌い、リズムをとり盛り上がりようはすごい。
国民的大人気歌手であるために新聞の一面をにぎわしたらしい。契約を残しての移籍騒動は問題あるが、トルコでは番組が局を変わって放送されることは珍しくないらしい。むしろ移籍は人気番組の証といった感じ。
この歌謡ショーも4局目だとか。

ドラマの世界も熱い。
今人気なのがトルコ女性とギリシャ男性の恋愛結婚物語。
両家とも自国のパートナーとの結婚を強く求めているので当初は大反対。二人の説得・歩みよりもありなんとか結婚へ。しかしそこに祖父母が現れて…
もう反対する両家の人達がこれでもかってくらい嫌味。自国が一番で相手を見下している。それでも負けない二人は偉い。
なんだかんだで結婚できるようになっても、式をどちらの国で挙げるか、結婚後どっちに住むか、等本人達抜きで大論争。
行く末が気になるが現在は結婚して子供が生まれたらしい。そして当然名前で揉めている(笑)
このドラマ、1話2時間で3年も続いているとのこと。
毎週毎週で年50話のか、再放送をはさむ米国形態なのか、英国に多いミニ・シリーズなのかは説明はなかったので話数は不明。それにしてもパワフルだ。

「灯台」というボランティア精神にあふれた番組も。
紹介されていた話は旦那の暴力を受け、3人の子供をおいて家を追い出された女性。彼女は今姉の家に居候しながら子供達と暮らしたいと願っている。
そこへこの番組の登場。彼女に親子4人で住む家をプレゼント。家賃を1年分番組が持つって言ってたかな。
家具、食器、アイロンといった日用品も全て番組から。引っ越しの作業は近所の人達が全て行った。彼女達はもう住むだけ。
子供を迎えに行くと番組からの説得があったのか、旦那はすぐに引き渡してくれた。
帰りに家族4人でスーパーでお買い物をして新居へ向かうのだが、その買い物もプレゼント。
毎週このように困っている人を援助しているらしい。どこからそんな予算が?と当然疑問。
なんと全てがみなさんの善意。日用品の寄付、募金、体力的な奉仕で全てまかなわれている。
当初3人で始めたというこの番組も今は「灯台協会」という非営利団体を組織するまでになったという。
寄付品の倉庫がまたすごい。キレイったらありゃしない。スーパーの棚と変わらない。どこかの国(どこだ?・苦笑)って日用品の寄付というと使い古したものを送って粗大ゴミの山を作らせるイメージがあったから。
その倉庫から困っている家庭の年齢や性別を考慮して品物の配布を決めているという。その作業も学生達がお手伝いをしていた。
困っている人がいたら助けられるのであればそうするのが当然。特別なことではない。全てがそんな気持ちで継続されていることに素直に驚く。
年に1回寄付金を集めるのとは根本的に違う気がした。これもタイムリーだったな(笑)
集められた金・物が何にどう使われるのかってことを強く知らせることも大切だな。

もともと興味のある国だったが、ここまで面白いとは。一つの番組の時間が長いのも特徴的だったな。
他の国も見たいけれど、もっとトルコが見たい!

拍手

最新コメント

カテゴリー

アーカイブ

プロフィール

メール

AdMax

カウンター

アクセス解析

ブログ内検索

Copyright ©  -- ささくれた日々 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]