日本語題がまた紹介パターンに戻っちゃいましたが、原題通りなので仕方ないっすね(ちょっとダニーさん風)。
失踪した人:マーク・ウィルソン。
11年前のコンビに強盗で店長と客二人の三人を幼女の目前で殺したとされる死刑囚リッキー・ウィルソンの父。そしてシリンガー(笑)
リッキーの死刑執行はもう目前。それでも息子の無実を信じるマークは11年を経た今も奔走している。
リッキーはもう執行停止命令をあきらめかけている。「まだ大丈夫だ」と活動し続けるマークとの温度差から「俺がやったんだよ」とウソの告白。
自分のために頑張り続ける父親を解放してあげたかったんだろうね。
これを信じてがっくりくるマーク。被害者の遺族に謝りに出かける。
しかしそこで当時5歳だった少女から「犯人は二人組みだったから息子さんは無実かもしれない」との新情報を得る。
これを聞き再び活気付くマーク。でもそこには刑の執行を心待ちにしている被害者の兄家族がいた…
執行を望んでいた被害者側の家族も、もう静かに暮らしたい、それだけ。ここでマークが姪っ子の証言を持ち出したらまた苦しみの日々が…とりあえず今は何もさせたくない、その一心で殴っちゃったんだろうね。一連の騒動で命をおとす人が出なかったことは幸い。
姪っ子がマークと話したことがFBIの知るところとなり、リッキーの弁護士は新情報を持って判事の元へ急ぐ。が、リッキーはもう執行の準備が整っている。刑務所へ駆けつけるマーク、電話を見つめる捜査官達…というラストシーン。結論はわからない。
家族を守りたい、家長のお話。二人ともそのために人を殴ってしまいますが立場は違っても思いは同じだった。マークの殴った相手は目撃者というよりおそらく真犯人だな。
「私はこの国の司法制度を信用しています」と言い切ってしまったサム。最後に電話を見つめ何を思っていただろう。
このケースはたぶん冤罪。新たな証拠が出ても憲法上の不備がなければ停止命令は出ないだろうという弁護士の言葉から、執行されたんじゃないのかな?
何でこう重なるかね。
この前のBONESも死刑囚が冤罪を訴え人権派弁護士が再捜査を依頼して、というお話。これとは対照的な死刑囚像だったけれど。
さらにこれは私だけだが
TWで泣かされたシリンガーが奔走する父マーク。不思議な世界だ。
リッキーが監房で最期の食事を残すシーンで
「死刑囚 最後の晩餐」という本を思い出した。
興味深くメニューを見るものの、ハンバーガーとヨーグルト風のデザートは確認できたが、大皿は何だったのかな?ご飯のようにも見えたな。
BONESのエップスは胃薬もリクエストするタイプに思えたが、リッキーは…。
いやー、さっぱりジャック。慣れるまではちょっと笑っちゃうけれどこっちのほうが断然いいっすね。あとは肉襦袢だ!
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