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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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近況(~9月14日)。

NHKでも「フォイル」始まりましたね、見てないですけど。
AXNミステリーの新作もS8の#1まできましたが、やっぱり空気が煮えてる…。
コート脱いだフォイルさんの向こうの空がとても青くて、煮えた空気に違和感がなくなっているのがいやです(笑)。
ところで、サムの夫アダムの人、替わりましたよね?
たまたまS7の#3とS8の#1を二日続けて見たので気付きましたけど、週一で見ていたらわからなかったかもしれません、サムみたいに(笑)。

スカスカだったドラマスケジュールが、一気に増えてしまいました。
majour crimes、L&O UK、ニュー・トリックス、ミステリー in パラダイス、は新シーズン。
銃弾の副作用、forever、ケンブリッジスパイ、は見てから決めようか、と。
フォイルもまだまだあるし、結局、ため込むと見る気が失せてくるので新作はかなり微妙かと思われます。

みなさん、無事ですか?
ここらへんでも「雨強いなあ、いつまで降るんだ?」と不安になりましたが、被害の映像を見てからは「ちょっと強い雨がちょっとだけ長く降った」程度にしか思えません。
平安が訪れるよう、お祈りいたします。
そして、被害に遭われた地域に、なるべく迷惑をかけないよう心掛けます。
さらに、12日土曜日は早朝に大きめの地震。
なんか落ち着きませんわ…。
これもうちのまわりでは被害はなかったのですけどね。

高熱だして体調崩して以降、どうもよくないです。
なんかすっきり回復できなくて、おまけにまた合わない薬が見つかって、ちょっとナーバスです。

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「火刑法廷」ジョン・ディクスン・カー



初カー。
本を読むようになったのが大人になってからなうえに、まるっきりの手当たり次第というかその場しのぎというか、そんな雑読なので、日本も海外も古典はほとんど読んでません。
だから最近になって、クリスティー読みたいなあとか、夏目漱石は百閒先生の先生だしなあとか、思ったりしています。
そういったのと同じ感覚で、「火刑法廷」を読みました。
ガイドブック好きなので、カーという名前もタイトルも知っています。
が、こんな話だったのか!と驚きました。
オカルト風味をちらつかせ、そこに登場人物たちの秘密がちりばめられ、探偵役が登場してからのあっという間の真相解明、そうかと思ったらまたもや不思議な雰囲気を醸し出し…と最後までまったく飽きませんでした。
心に植え付けられたものは、そう簡単には取り去れないという恐ろしさが残るのもよかったです。
しかし、あの探偵役の人、突然現れたと思ったらそれと同じくらい突然に消えちゃって、呆気にとられましたよ(笑)。
たいへん楽しく読んだのですが、この「火刑法廷」は、カーの傑作だけど異色作でもあるそうじゃないですか。
何故そんなクセのあるものを最初に選んじゃうのかな、私…。

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ニュー・トリックス10 ~#4「かわいい弟」The Little Brother

銀河の新シーズン、遅ればせながら見ております。
銀河のHPの写真でもおわかりのように、今シーズンはメンバーの入れ替わりがあります。
その第一弾がブライアンでした。
1,2話で、留置所で死んでしまった少年の事件に向かい合い、結果、警察と敵対することになりUCOSを追い出されました。
この時のストリックランドが、とてもよかったです。
彼は、基本UCOSの味方だけれどそれは警察内部であるからのこと。
ブライアンが警察と敵対する立場を選ぶとなれば、即組織人の顔でした。
豹変じゃなくて、一貫する副警視監としての立場が見事だったなあと感じました。
さらに、解雇したブライアンの情報はいやいやながらも利用させていただく、というところまで、ストリックランドという人の立場と性格がよくわかるところだったと思います。
うっとりしちゃいましたよ(笑)。

そうそう、ブライアンです、それとエスターです。
エスターが読書会のお友だちから受けた依頼が、犯罪がらみだった、と。
行方不明の弟を探して欲しいという名目で、実は警察の保護を受けている悪仲間を探させていたということです。
自分がもってきた話が、利用されているだけだったのに、しょんぼりしないでむしろ生き生きしていくエスターが見物でした。
こうやって、ブライアンとエスターは、二人共通の趣味を楽しんでいくのだろうなと思わせるエンディングでした。
ご近所探偵くらいにしておいて欲しいですけど(笑)。

解雇という結果になりましたが、息子家族との今後を含めて、ブライアンの再出発を応援できるようなものでしたよね。
事件解決後、サンドラと本心を語り、迎えにきたジェリーと三人でパブに向かうのも、オリジナルメンバーであったことが効いていたと思います、スティーブには悪いけど。

余談。
ワンコのことはなかったことになっているのか…と諦めかけていたら!
ブライアン、スキャンピーの散歩してましたね。
喜んだのも束の間、ブライアンの登場はこれが最後なのでした…。

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8月のまとめ

9月の頭で、「ココロミくん3」も制覇しました。
ホント、素晴らしいほどのくだらなさで満足です。
8月後半はおもいっきり体調崩したので、そんな時に読むのにも最適だったなあと思います。
どれも面白かったけれど、やはり食べ物関係が特に魅力的でありました。
私も、シュガーベーストパウダーを練りたくなってしまいました。

「刑事フォイル」で、息子のアンドリューがサムにのこのこ会いにやって来て、「もうパイロットは無理、副鼻腔炎の手術して目をやられたから」と言っていましたよね。
たまたま来ていた姉が「何故?」と聞いてきました。
偶然、車谷長吉さんの人生相談の本を読んでいたので察することができました。
車谷さんも幼少の頃から重い副鼻腔炎を患っており、手術という方法もあるが失明する可能性もあるという承諾書にサインができなかった、と本の中でおっしゃっておりました。
患部が目の近くだということだからなのでしょう。
同じ病気で苦しんでいた方は、承諾書にサインをして手術をし、視力を失いはしたけれど鼻で呼吸できることの喜びを語っていたとのことです。
それを思うと、アンドリューは視力が弱くなっただけというのは当時の医療技術だと幸運だったのかもなあ、と思いました。




2015年8月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2107ページ
ナイス数:29ナイス

ココロミくん2ココロミくん2
読了日:8月30日 著者:べつやくれい
ひとりで歩く女 (創元推理文庫)ひとりで歩く女 (創元推理文庫)感想
大金に群がる人、存在を知らないままに大金の魅力を語る博士等、それぞれの心情が強烈でした。
読了日:8月29日 著者:ヘレンマクロイ
ココロミくんココロミくん感想
ばかシリーズから、ついにこっちにも手を出し始めました。すがすがしいばかっぷりの原点でしょうか。
読了日:8月22日 著者:べつやくれい
世界は終わりそうにない世界は終わりそうにない
読了日:8月19日 著者:角田光代
中年だって生きている中年だって生きている感想
確実にこれから通るであろう道をリポートしてくれているような、そんな安心感があります。
読了日:8月11日 著者:酒井順子
車谷長吉の人生相談 人生の救い (朝日文庫)車谷長吉の人生相談 人生の救い (朝日文庫)
読了日:8月10日 著者:車谷長吉
お家賃ですけど (文春文庫)お家賃ですけど (文春文庫)
読了日:8月9日 著者:能町みね子
ばか手芸 (SPACE SHOWER BOOKs)ばか手芸 (SPACE SHOWER BOOKs)感想
ばか三部作の三つめ。べつやくさんって、すばらしいばかで大好きです。それにしてもタコ好きだよね。
読了日:8月9日 著者:べつやくれい
厭な物語 (文春文庫)厭な物語 (文春文庫)感想
「フェリシテ」、なんともいえない物悲しさ…。それにしても、ランズデールにちょっと裏切られたような気がする(笑)。
読了日:8月4日 著者:アガサクリスティー,モーリスルヴェル,ジョー・R.ランズデール,シャーリイジャクスン,パトリシアハイスミス

読書メーター

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「ひとりで歩く女」ヘレン・マクロイ



あんた、誰?
手記が一段落して、ウリサール警部が介入してきて明らかになるまで、ずっと気になってました。
出て来た人を、登場人物紹介欄で確認しながらという、困ったタイプの読み手なので、これは本当に混乱しました。
まあ、出てくる人を順番に消していけば、彼女しかいないわけですけども。
でもさあ、ふつう、「わたし」ってなっていれば、最初の方に名前があるものじゃないですか。
これがすでに読み方として間違ってるわけですけども。

大金があれば…というみんなの語りが痛々しく、願望ではすまずに行動を起こした彼らは浅ましく、金周辺の人間ドラマに酔いました。
彼女も、元々は復讐できればそれでよかったのかもしれないですけど、やはり大金が目の前にあると…ということだったと思いたいです。
それにしては、代筆とか金の隠し場所への機転が利きすぎているような気もしますけど、賢い女性だったということなのかもしれません。
そういう意味で、正体がわかった読後でもやっぱり、「あんた、誰?」という気持ちがするのでした。
クリスティーのアレっぽい気がするのも、考えすぎでしょうか。

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