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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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ルイス警部7 #3 Intelligent Design

飲酒運転で死亡事故を引き起こし、1年の刑期を終えた大学教授シーガーが、自分の車の下敷きになって死亡。
死亡事故の被害者家族が疑われるが、シーガーは刑務所から大学関係者らに長い手紙を送っていたことが判明して…。

ああ、アダム、気の毒…。
希望する学校には、お父さんが裏から手を回すしかなかったなんて。
自分が学業について行けないのは努力が足りないからではなくて、素質がなかったと突き付けられたようなものですからね。
そしてシーガー事件の本質。
刑務所で、正義感に目覚めてしまったシーガーが、裏口入学や留学生の事故からの新薬研究に関わった人に脅迫まがいの手紙を出していたからなのでした。
警察でこれらのことを喋られたら、アルツハイマーの薬の研究が遅れてしまう!と、ある意味研究者ならではの理由のような気がします。
マーサの命を奪うのも「つらかったけど(研究のために)仕方なかった」と、完結させているところとかですね。
夫が大学の裏口入学に加担していたと知って「詐欺師!」と罵った自分は殺人者…。
微妙なオチです。

で、本題ですが(笑)。
ルイスが退職したい、と。
ホブソンよりも先にハサウェイに話すところがいいですね。
自分の席が空くので昇進の機会だ、と話すものの、仕事がつらくなってきているハサウェイはルイスなしでは刑事をやっていくつもりはなさそうです。
ここらへんの理由を濃くするために、手の中で関係者死んだりとか、むち打ちカラーで危機一髪とか、今回の自分の言葉がアダムを追い込んだのでは?とか、ぎゅうぎゅう詰めてきたのでしょうか。
でも、かなり最初の方で「ルイスが辞めたら自分も辞める」と言っていたので、こんなにいじめなくてもよかったのに…。
教会に行ってしまうあたりに、やはり新シリーズ「破戒僧ハサウェイ(仮)」の匂いを感じずにはいられないのですが(笑)。
最後の、ビールで乾杯!のシーンはよかったです。
「私が部下でよかったですか?」、「ロビーと呼んで」ですから。
よかったに決まってるじゃないの。
ひけらかすではなく、引き出しを開けたらそこに入っていたという感じで披露する知識、部下なのにちょっとした仕草に垣間見える上司感等、かわいい部下だったに決まってます。
モースよりは難しい人ではなかったでしょうし。
本当にここでお終いになってくれてもかまわなかったとさえ思います。

二人とも警察を辞める方向を見せて終わったS7ですが、S8はどうなるのでしょうか。
イノセントが一度に二人も手放すとは思えませんからね。
とりあえず、ルイスは引退させてハサウェイは引き留められそうな気がします。
でもそうしたら「ルイス警部」じゃなくなってしまうけれど…?
そう思って、IMdB見たら、S9が予定されているじゃないですかっ!
あんたたち、いつまでルイスをこき使う気なのさ?(笑)

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「パンダ ネコをかぶった珍獣」倉持浩



この前の本はアドベンチャーワールドでしたが、これは上野動物園のお話。
「はじめに」に、顔の模様はズルい、何歳になっても幼児体型、座り方や仕草はオヤジっぽい等と書かれているように、かわいいに固執してないそういったスタンスの本でした。
わざわざ、白黒模様を加工して取り去ったパンダの写真を載せるところに、かわいさを認めたうえでの悪意とでもいいましょうか、何かを感じてしまいます(笑)。
アチラの本では、パンダ家系図が最大のヒットでした。
こちらでは、マスコミへの対応もなるほど!となり、秦嶺パンダと四川パンダは遺伝的に違いが大きいことに驚いたりしましたが、一等は「パンダの一日」で紹介されているリーリー(オス)の習性でしょうか。
なんと、夕方16時ごろになるとプールで水浴びしてるのがよく見られるのだとか。
そこに添えられている写真を見ると、お風呂に入ってるとしか思えないです。
仕事帰りに銭湯に寄ってひとっ風呂、そんなオヤジの日常のようです。
「しろくまカフェ」のパンダくんのバイト終わりのようにも見えます。
結論。
やっぱり、かわいい。




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ルイス警部7 #2 The Ramblin' Boy

とりあえず、あの日は見ないと言っただけですよ。
一週間あけるとは言ってませんっ!

不法投棄ゴミの中から、防腐処理をされた遺体が見つかる。
彼は既に火葬されているはずだったため、棺桶の中味をすり替えて殺人の証拠を隠したと思われる。
替わりに焼かれた人物を推測するも、突然本人が現れて…。
ルイスは、休暇中のハサウェイの代わりのグレイ巡査と捜査にあたります。

事件とは直接関係ないところでの、大学の先生の話はきついです。
結婚もしてくれない、不誠実な医者の子どもを死産し、もう子どもを産むのは無理と悲観したところに、教え子ルースの妊娠話。
でも、コレ、ふざけて話していただけなのに。
先生の中ではもう、ルースの子どもは自分の子どもだったなんて。
リアムが襲われたのは、ルースに赤ちゃんの父親はいないことを決定づけさせるためかと疑ったりもしましたよ。
真実かどうか確認する前に先走り過ぎたために、事実を知った後の落胆の背中はきつすぎました。

事件は、自分の勧めたアルバイト先で、そうとは知らずに危険な目に遭っている息子を案じたお父さんが、返り討ちにあってしまった…と。
お父さんが、飲んだくれで信用ない人だったために発覚がさらに遅れてしまったのですね。
既に死んでいたとはいえ、リアムが帽子を取りに行った時、チラッと見えたのがお父さんだったとは。
すでにお母さんも亡くし、身内がいなくなってしまったリアムに、グレイ巡査は退院を出迎えてあげたりと何かと親切です。
困った時は遠慮せずに訪ねて、とまで声をかけています。
その理由は、自分も少年時代に家族を亡くした時、とても親切な刑事さんに支えてもらったからだ、と。
本人は当時の僕だとは気付いてないようだとも言ってました。
ルイス、あなただったのね。
それで合点がいきました。
グレイ巡査は、若手のくせに、妙に、ルイスを見守るような視線だったじゃないですか。
個人的なファン?、上層部の送り込んだ査定員?、と気になってましたよ。
感謝の気持ちと、同じ仕事に就ける誇りと幸福感だったのですね。
それにしても、ルイスとの臨時相棒に「一人しか手を挙げなかった」というのは解せないです。
確かにこれがモースなら(モースがいたから今の私が~というのもよかったです)、全く驚きませんが、ルイスは優しいじゃないですか。
もしかして、みんな、ハサウェイに遠慮してるのだろうか…(笑)。

そのハサウェイ、休暇をとるなんて珍しいと思ったら、ボランティアというか、そういうことだったのですね。
「休むことを知らない」とルイスが言うわりには「休暇中です」と頑なでした。
ハサウェイにとっては、刑事の仕事でなければ休暇ということなのでしょう。
この休暇エピソード、「事件の関係者がクロアチアにいるのでちょうどそこにいるハサウェイがこき使われる」のを楽しむのでしょうが、前話のラストがあるので、意味があるようにも思えてしまいました。
そう、なんとなく「修道士ハサウェイ(仮)」の下準備のような(笑)。
そんな妄想が浮かんだので、出番が少ない割には満足度ありました。

戻ってきたハサウェイとイノセントもびっくりの、ルイスとホブソンの交際宣言です。
前話とこのエピソードの間で、二人の心に何かがあったのですね。
ホブソンに気のある風なピーターソンの登場で、お互いへの想いに気が付いたとか。
具体的に、ルイスとピーターソンが火花散らすというよりも、静かに二人ともが「そうよね」とわかり合えたようで、彼ららしい感じです。
ルイスがホブソンと手をつないで歩いていたりするの、ホントはちょっとだけ、ハサウェイがいなくて寂しいのかな?と思ったりもしましたけど(笑)。

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「アクロイド殺し」アガサ・クリスティー



ちょっと前に、イマジカで放送中のポワロで見た「アクロイド殺し」。
まさかの犯人だったため、小説にも手を出してみました。
週刊文春の「東西ミステリーベスト100 海外編」でも5位だし。
結果はですね、やはり最初に映像を見てしまったのは失敗だったかと思われます。
自分が小説とドラマのどちらを重視しているかにもよるでしょうけれど。
私は、どちらかといえば小説の方を喜ぶタイプなのかもしれません。
この本を何度も読んでいる方が多いというように、犯人を知っているから、細部に目を凝らせるというのはありがたいですよね。
実際私も、犯人がアクロイドの部屋を出る時の描写には文字以上の意味を感じられて、「なるほど」ときました。
ただやはり、様子が目に見えないからこそのドッキリを逃してしまったのは残念でならないです。

ドラマではキャロラインは妹でしたけど、本当は姉だったのですね。
ドラマでは妹であることが大きく影響していたと思うし、小説では姉であるからこそ、弟の自分に対して「性格の弱さ」を懸念しているところに恐れを感じ、と年齢関係を変えたことはしっくりきているように感じます。
ドラマでは、悟った妹が協力しちゃうところとか。
その後の捕り物劇は映像ならではですよね。
ここも、ドラマ版から「みんな自分をいいように使う!」という犯人の怒りが伝わってくることにつながっているように思いました。
小説では、静かに内面に怒りを燻らせている男といった印象です。
「自分に対しても同情はない」と言い切るところなどそう感じさせますね。

というわけで、順番にうるさい自分だからこそ生まれた残念感はあるものの、なるほどなあと納得できる読書でありました。

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ルイス警部7 #1 Down Among the Fearful

なんでしたっけ、日本語タイトル。
エピソードガイド間に合わないなら、週一放送でかまわないのに。
それに、続けて見るといろんな意味で「薄まる」ということが判明。
再見なら問題ないけど、新作連投は、少なくとも私には不向きのようです。
そこらへんが、S6の後半2話を書いていない理由かもしれません。
なら、お得意のためこみでいいじゃないとお思いでしょうが、好きなドラマであることは変わりないので、見ちゃうのですよ。
今回も、放送当日にむち打ちハサウェイがチラ見えしたので、気になって翌日に見てしまいましたよ。

霊能力者が殺されたが、持っていた身分証はルーベンという男の物だった。
が、身分証は本物で、ルーベンは大学の心理学研究員。
大学や妻には秘密で、別名で霊能力者として報酬を得ていたのだった。
顧客の恨みを買ったのでは?と推測されるが…というエピソード。

なんといっても冒頭のうっかり事故で、ハサウェイがむち打ちのカラーをつけていたことにつきます。
昨日、こっそりつぶやきましたが、これ見てすっごく自然に「ハサウェイがエリザベスカラーしてる…」と思ってしまったのです。
しかし、途中で「あれ?今私、エリザベスカラーって思ったぞ…」と気付くという始末です。

最近は、こういうメガホンタイプのものだけでなく、ドーナツ型とか、首枕みたいな型とか、いろいろありますからね。
 
ええ、買いもしないのにワンコ用品ばっかり見てますよっ!

 自分のうっかりエピソードだけでなく、このカラーがハサウェイの命を救ったという、非常に重要な役割を果たしていました。
「大丈夫か、何か言え!」とルイスが言ってるのに、大ショックな顔でカラーを引きちぎって首に何も刺さってないのを確認するまで、視線が定まらないハサウェイがたいへんによかったです。

そのハサウェイ、自らも危険な目に遭い、自分の手の中で事件関係者が死亡し、相当キツイ事件でした。
仕事に戻るまでもう少しベンチにいたいという彼を受け入れるルイスが自然で、なんとも言えませんですね。
むち打ちの分、ルイスが気遣ってるのでいつもよりさらに見た目の上司と部下の関係の逆転が大きかったように思います。
が、この最後のベンチのシーンで、やっぱり上司はルイスだな、と安心できました。
それはともかく、ルイスはハサウェイより長生きする気であることに驚き…(笑)。

事件は…
軍の実験とか横槍が入って面倒臭い展開…と思わせて、明日の朝まで猶予があるから「さっさと行きなさいっ」と言うイノセントがよかったです。
ルーベン、いくら家族を愛していたって、他の人に対して失礼では…
藁にもすがる想いでやってきた人を食い物にしてたってことですよね。
ヴィッキーは「家賃分だけ」と言ってましたが、ポリーのお母さんが「家を買うため」と聞きだしたようでしたから。
なので、偽霊能力者Gメンのマクレーンを一概には責められないと思います。
タロット占いの人を殴りに行ったのは「警察に人の名前を出しやがって」という言いがかりっぽいので褒められませんが。

S7の#2、木曜日分は少し間を空けて見ようと思います。
少なくとも、今日は見ませんっ!(信憑性は低い・笑)




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