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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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もう一人のバーナビー警部 #15「幽霊が集うクリスマス」The Christmas Haunting

幽霊ツアーのイベントで、男性が殺された。
参加者の一人が、127年前に凍え死んだ娘の霊の仕業だと言うが…。

幽霊話を使ったとはいえ、家族の崩壊を食い止めようとした娘の切実な訴えでした。
館をホテルにしたり、お母さんが他所の男性と関係をもったり、大好きな叔母さんを連れ去ってしまうなんて、そんなことは許せない!と心霊研究をしている娘が…というものだったのですが、事件の終わりがどうも…。
犯人がわかりました、危なかった人も助かりました、で、ばっさりと終わりすぎてないでしょうか。
もう少し、犯人に対してのフォローがみたいような気がします。
同情したり、戒めたり、そういう警部の対応も見たいですよ。

ジョーンズ君の後任、ネルソンが初登場。
とりあえずは警部とのコンビも問題なさそうです、ガブと呼ばないでいてくれれば。
そう騒然ともしていないところに入っていって「は~い、みなさん静かにして!」というのはちょっと驚きましたが、それ以外はいたってふつうっぽいです。
今後、どんな秘密をみせてくれるのか楽しみです。
ケイトの家に住まわせてもらうようですけど、人間関係に影響が出ないことを祈ります(笑)。

いきなりいなくなってしまったジョーンズ君ですが、会話の中だけとはいえ状況がわかってよかったです。
警部補としてブライトンへ行ったのですねっ!
やはり昇進に合わせての異動でした。
おめでたい話題だし、サイクス宛てにクリスマスカードを送って来て、生まれてくる子に「ベン」と付けてもいいよと許可してくれたり、そこにいなくても存在を匂わせる雰囲気はよかったです。
これなら今後の何らかの節目での登場も期待できそうです。

ところで、そう、警部のところですよ。
奥さん妊娠?
サイクスはおにいちゃんになり、校長先生が産休をとるということになるのですね(笑)。

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ミステリマガジン 1月号「ミステリが読みたい!」と、次号予告。



ミステリマガジンの1月号は、恒例の特集「ミステリが読みたい!」です。
ここ数年は、発売されたミステリの総目録があるので購入しています、年を返って見返したりしてないけど(笑)。
ランキングがどうのということを激しくは意識してませんけれど、多くの人が面白いというものは面白いのだろうな、という程度に参考にしています。
今年は、国内篇では連城三紀彦さんの「小さな異邦人」を読んだだけ。
海外篇は、読んでるの、持ってるの、借りたのを合わせて五つ目を付けたものがランクインしています。
「秘密」はミステリというよりも、ファミリーヒストリーを見ているようで、そのドラマ性が圧巻でした。
このランキングを参考にして本を選ぶことは、今回はないだろうな…と思います。

で、ミステリ好き、海外ドラマ好きとして驚いたのが次号予告。
なんと、特集が「ダウントン・アビー」だそうです。
ミステリマガジンで?と意外な気もしますが、そういった時代や伯爵家の様子を舞台にしたミステリも多いので、ドラマと絡めて解説いただけるのは楽しいかも。
次号も買うかもしれません。

ついでですが、毎号SFマガジンを購入している姉から、ハヤカワの雑誌、SFマガジン、ミステリマガジン、悲劇喜劇が揃って隔月化になると聞きました。
SFマガジンにはその旨のお知らせページがあったそうですが、ミステリマガジンには見当たりませんでした。
でも、ハヤカワのHPにはお知らせがありますね。
年一回+気になった号のみの購入者には何もいう資格はありませんけれど、さみしいなあと思います。
年6回の発行なら買うかな…という気もしてきますが、いかがでしょうか(笑)。



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もう一人のバーナビー警部 #14「熟成された殺人」 Schooled In Murder

日本語タイトルは、チーズ工場と学生時代の積もり積もった恨みが再燃して、ということをかけたものだったのですね。
村の大半がこの私立学校の卒業生とのことだから、特に彼女たち4人の関係性まで気にしなかったですよ。
捜査状況を示すボードの彼女たちの写真を見るまでピンときませんでした。
サイクスの怪我の具合ばかり気にしていたので、聞き逃してしまったのかしら?
だとしたら、警部、罪は大きいです(笑)。
チーズ工場に勤めている家の子は奨学金の対象ということで、イジメ等のトラブルには問題の背景よりも、「学費を払ってくれる家の子を残す、奨学金の子は退学」と校長は決めていたのですね。
なんともはっきりした…。
また、その対象だったヘイリーがチーズ工場の娘だったというからまた根深いものがあります。

で、サイクスですよ。
エリザベスカラー姿が見えたのは、このエピソードだったのですね。
もう最初っから、警部の様子がおかしくて、サイクスの怪我の原因は警部にあるのだと丸わかりです。
家に残しておくのは心配だからと仕事にまで連れて行き(あれ、ブラード博士の妹さんのところは?)、ごはんも警部的には何やらサービス品のようでした。
サイクスは嫌がって逃げ出していたけれど。
ラストに明かされた理由がわかってみると、あれは繊維質たっぷりのごはんだったということでしょうか。
サイクス、大災難でしたけど、大きな犬に噛まれたりしてなくてよかったですよ。
内臓傷つけることもなく、問題の指輪も出てきたみたいだし。
あとは奥さんが、あの指輪をし続けるどうか?ですね。

予告によると、これがジョーンズ君の最後だったらしいのに、特にさよならエピソードではありませんでしたね。
トロイ君は家族も同然で、最後の晩餐的なエンディングだっただけに少し寂しいかしら。
ジョーンズ君は歴代パートナーでは最多出演なのに…
彼の望んでいた昇進に合わせての異動だったのだと受け止めて、送り出してあげたいと思います。
今後、何かの節目で登場してくれることを願います。

 

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新訳が…



マーケットプレイスでの買い物を練習するために購入した「失踪当時の服装は」。
買った時、文字の小ささにまで考えが及ばす、愕然とした話を書いた覚えがあります。
でも、だいぶ間を置きましたけど読みましたよ。
警察の一人称的な進行で、たいへんに緊迫した読書でした。
それが、今回新訳で出たのですね…
新しくしたということは、文体も多少読みやすいうえに、もちろん行間や文字の大きさだって違っているのですよね。
まだ老眼ではないけれど(気付いてないだけ?)、読みやすい体裁になっている方がいいに決まってます。
感想の日付を見てみたら、まだ今年じゃないですか。
ちょっとばかり悔しいと思ったっていいですよね…。

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名探偵ポワロ #8「もの言えぬ証人」

ワンコ好きにはたまらないエピソードですね。
最初からトコトコと歩き回るモコモコ犬、ボブが名演技でした。
降霊会で犯人だと名指しされて注目を浴びたら「え~、ボク~?」ってな表情がたまりません。
階段ボール遊び芸を惜しげもなく披露するのも素晴らしいです。

ヘイスティングスの友人チャールズの叔母エミリーが遺産絡みで殺されるという、殺伐とした雰囲気でありながら、ボブが登場すると場がやわらぎ、なんともいえない満足感でした。
ボブだけでなく、エミリーの死後ボブを託されたポワロさんも見事にこたえてました。
散歩がいやだけど、ヘイスティングスに「ボブの習慣なんだから」と諭されると「ボブの習慣はポワロの習慣ではありません」っていうのが、かわいかったです(習慣でよかったかしら?日常だったかしら?)。
この時ばかりは、ポワロさんはボブのかわいさを上回ってました。
事件解決のヒントもボブが教えてくれ、ワンコ三昧なエピソードです。

ヘイスティングスのおひとよしぶりも全開でした。
霊媒師を自称する御夫人のトリックを使って、ヘイスティングスのおじさんの名前を当てたポワロさんに「ポワロさん、あなたも霊媒師なんですか?」って、人を信じすぎるのもたいがいにしたほうが身のためですよ、と伝えたいです。
ヘイスティングス「眠れないのではないかと様子をうかがいにきました」
ポワロさん「で、起こしに来てくれたわけですね」
この会話も、二人のなかよしぶりが感じられて愉快でした。

真犯人の医者の嫁(エミリーの姪)、DVをアピールしながらも妙に強気で夫に接するあたり、あやしかったですよね。
夫はただの高圧な男なだけで、精神的に横暴だったのは嫁だったのですね。
ということは、子どもの背中の傷は嫁がつけていたの?
それとも、夫の子どもへの暴力を事件に利用したということだったのかしら?
まあ、そこらへんもボブならご存知、ということで(笑)。



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