海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。
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こんな世の中だからこその正義感と裁量で刑事の職を務めているのに、こんな世の中だからこそのお国の理由で歯噛みをする想いに嫌気がさしたフォイルさん。
確かに、ちょっとシニカルな受け答えを上司に対してもする人ですが、辞表にまで皮肉をきかせるとは!
忠実な部下であるための辞表ととればストレートな物言いなわけですが。
S5 #2「戦争の犠牲者」で、違法賭博に嵌って借金まみれのモールズリーさんというのもどっきりでしたが、今回放送分でのどっきりエピソードは、S5 #1「クリスマスの足音」でしょうか。
犯人の、目的のためにまわりを利用し尽くす感じは恐ろしいです。
「芝居がかってる感じ」、「最初はいい青年と思った」とか、最初は素直に受け止めた人々が戸惑っていく風なところも見せ場でした。
事件そのものと関係はないところでも、事故死に便乗した工場長の偽寄付金集めなど、時代ならではの小ズルさだったと感心します。
もうひとつ、妻殺しの容疑がかかったミルナーにイーディが「殺したんならそれでもかまわないのよ」って言うのも怖かった。
弟の冤罪にはあんなに躍起になっていたのに、ミルナーの無実は信じてあげられないのかしら。
この時に殺したなんて思わないでくれ!ときつく言ったミルナーが、無実がわかって事件も解決、出迎えに来たイーディと抱き合っていたのもわかりません。
私、あそこは彼女を無視してすれ違うのでは?と思ってましたから。
でも、ミルナーがいいならそれでいいです(笑)。
新しくやってきた受付カウンターにいる人、最初は「こんな田舎いやだ、ロンドンに戻りたい」などと言っていて、いやなヤツでしたけど、S5になってそんなこと言わなくなったら、いい感じの人でした(笑)。
サムと一緒に七面鳥を気にしたり、あそこを通る人の様子をさりげなく把握しているところに好感が持てるようになりました。
彼、あの位置は適任だと思います。
さて、フォイルさんは辞表を出してしまったわけですが、シリーズは続いているのでこの三人組が解散ということはないですよね。
上層部からどんな引き留め作戦がされたのか、またそれをどんな皮肉を交えてフォイルさんが承諾するのかを楽しみにして続きを待ちたいと思います。
早めにお願いしますよ。