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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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やっぱり読んでしまった…「新解さんの謎」赤瀬川原平



やっぱり読んでしまいました。
面白がるためだけに読めていたら、語釈の愉快さを素直に喜んでいただろうに…。
「辞書になった男」を先に読んでしまった今、「時点」、「動物園」、「苦しい」等々、背景が見えてしまい、こちらもドラマな本と思わずにはいられない。
なので、SMさんのおっしゃるように「新解魂」は、あるのだと思えてならない。
SMさんはご自身でみつけて感じ入っていらっしゃいますが、私はほら、読む順番が違うから。
ともかく、この本、私には全部が「新解さんの謎」でありました。
後半部分は読んでいても、語釈のことが思い出されて、とてもじゃないけど集中できませんでしたよ。
学生時代に使っていた国語辞典は岩波でしたが、新明解国語辞典を使っていたら、何かが違っていたかもしれないと思うほどです。
こうして取り上げられなければ、素直に受け入れるだけだったという可能性もありますが。

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近況(~8月16日)。

発見しちゃいました。
第〇週か第〇A曜日か自信がないなら、書いた日までのことってしちゃえばいいのです(笑)。

NHKの語学講座「Enjoy Simple English」、聴いてます。
毎日の放送ではなくて、土曜日のまとめ放送を録音して少しずつ聴くので、ほとんど1週遅れですけれども。
とても自信になるということは以前書きましたが、単純に内容が勉強になったりもするのであなどれません。
例えば、偉人のコーナーでのBabe Ruth。
本当の名前はGeorge なのに、どうしてBabeかと言うと、19歳で入団した彼はコーチのあとばかりくっついて歩いていたから、それを見たチームメートがつけた愛称なのですってよ。
もうひとつ、日本の風習等を外国人の方に教えるコーナーでの風呂敷。
包むものとしての使い方しか知りませんよね。
サムライの時代、あの中に着替えを入れて風呂に行き、風呂から上がったら広げた上に乗ってバスマットとして使いながら着替えをしたというのです。
これは諸説あるみたいですけど、こんな用法の話、まったく知りませんでした。
例によって私だけなのかもしれませんが…。
ふだん自分が情報を仕入れるところとは違うので、へぇ~っ!となることも多くて楽しめます。
ちなみにこの講座、後期(10~3月)も再放送ではなく、新作だそうですよ。
9月までと思って7月から始めたのですが、続けてみようかと思います。

今週、誕生日がありました。
昔から親に祝ってもらったことはないので、何も期待してはいませんが、ひとの誕生日にかこつけて買ってきたお惣菜を食べたがって買い物に行き、私への割り当てはそろそろ油がきつくなってきたお年頃だというのに揚げ物…
勘弁してくださいよ、とほほのほ…です。
なので、J:COMのオンデマンド、メガパックに入ってしまいました。
加入月は無料とのことですが、もう月の半分近くになってるけど、かまいません、やさぐれてるから。
この前、Anneさんとキャッスルの話になって、探してみたらあったので見てみることにしました。
S2から見たいのですが、せっかくあるのでS1をちょっとおさらいしました。
やっぱりいいですね、彼らは。
キャッスルのうちの子になりたい(アレックスの妹で)、と改めて思いました。
でもS3はまだメガパックにないのですよね。
来月までで解約して、S3が配信になったらまた入ろうかしら。
いや、別にキャッスル以外にもドラマあるし、映画だって見放題ですから。

というわけで、メガパックに入ってしまったということはいろいろ週刊モノがおろそかに…
東地さんのキャロルを楽しみにしていたフォロイング、リタイアしてしまいました。
ヤング・モンタルバーノも、ミミが好みじゃないので…(笑)。
っていうか、サルヴォ! リヴィアとそんな昔からの付き合いならいい加減結婚しろよっ!
野望の階段も、リメイク版の「目配せ」にはかなわないような気がして、「Ⅱ」から見てません。
見てるのはハウス・オブ・カード、ブログ犬(見てるよっ!)、マイケル・J・フォックス、ため込んだメンタリスト、このくらいです。
あとはニュー・トリックス、REX、が増えるくらいかなあ?
来月はちょっと増えそうですけどね。




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今年からもうひとり追加。

8月15日はゼルさんことZeljko Ivanek さんのお誕生日です。
1957年生まれですから57歳になるのですね。
年相応ですよね?
そうだと言ってくださいっ!
最近は、メンタリストに似合わない囚人服で再登場したのしか見ておりませんがお元気でしょうか。
ドラマや映画に出ていないわけではないので、どんどん放送&公開してほしいものですね。

そして今年はもうひとり、同じ誕生日の方を見つけてしまいました。
「新米刑事モース」のストレンジ、Sean Rigby さんです。
そうです、背中に回した手がぎりぎりで届いている感じで、徹夜でボタン付けをした、あのストレンジ君の人です。
1989年生まれで、これがデビューなのですね。
いい人見つけましたよね(笑)。

親子ほども年が違う御二方の誕生日を一度にお祝いできるとは、なんてステキなのでしょう。
ゼルさん、若ストレンジ、お誕生日おめでとう!
アチラとは時差があるので一日早い気もしますけど、いいのです。

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「辞書になった男 ケンボー先生と山田先生」佐々木健一



サンキュータツオさんがお勧めしているのを聞いて興味を持ったので読みました。
三省堂で二つの国語辞典ができることとなった経緯、結果的にそれが学生時代からの友が袂を分かつことになったというお話。
国語辞典の成り立ちが、そのまま二人の学者の人間ドラマでありました。
ケンボー先生は用例採集にのめり込み、山田先生は一味違った語釈に傾倒し、どちらも端から見ると「ひとつの道を究めすぎてしまった学者」と片付けたくなります。
もちろんそうであるのでしょうが、1月9日の意味などを考えると、特定の語釈については深読みせずにはいられなくなります。
金田一春彦先生と三省堂の方々が無意識であっても意図的であっても、お二人の関係に影響があったのは確かです。
それが日本の辞書の世界を動かしたともいえるのですから、やはりこれはドラマでしょう。
全体的にうならずにはいられないのですが、ひとつだけ引っかかったところがありました。
ケンボー先生は最初に辞書作りの依頼があった時、相棒にと声をかけた人がまず金銭面にこだわったので絶交したとありますが、ご自身が原稿料や印税の話にうるさい方であったともありました。
腑に落ちない気がしたのですが、交渉が通るとあとは関係ない(編者間での印税配分など)とか私欲ではなく、辞書を作るという仕事を敬う気持ちと受け止められました。

恥ずかしながら、新明解国語辞典の語釈が話題になっていたとか、まったく知りませんでした。
知っていたら「新解さんの謎」なんて、笑おうと思って読んだに決まってます。
「辞書になった男」を先に読んでしまったので、ちょっと趣違うだろうけど、やっぱり読みたい(笑)。



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刑事フォイル3 #2「癒えない傷痕」Enemy Fire

人間のクズと、良き人と、罪を犯してしまった良き人の物語でした。
クズの人(ドレーク)は、ユスリ、タカリ、暴力、誘惑、そして仕事は怠慢と非常にわかりやすいクズっぷり。
払う気なくて、自分が優位なのをわかったうえで「今月、厳しいんで家賃はちょっと。できればいくばくかを御貸しいただけるとありがたい」みたいに下手に出る姿は非の打ちどころがありませんでしたよね。
領主様を屋敷に戻してあげたかった家政婦、妹への仕打ちの仇をとった監視員、その兄を咄嗟にかばった妹、どれもできれば見逃してあげたいですよ。
みんな人を想ってやりすぎちゃったということで。
病院視察の大佐も、意見こそ違えわからず屋でもなく、アンドリューの上司も規則には逆らえないがパイロットの受ける重圧というものを理解してくれる人。
このエピソードは、人を思い遣るということがテーマだったように思います。
思い遣りのない日常を過ごしているから、そう感じてしまうのでしょうか。
屋敷が病院になってしまった領主様の、戦場で自分の足を撃ったとの告白に、「病院を手伝われては?」と提案するフォイルさんの言葉にはちょっとやられてしまいましたよ。
やっぱりフォイルさんはこの時代に必要とされる刑事さんだなと。
婦長さんと顔を火傷したけど陽気な軍人さんの関係とか、
重圧につぶされそうなアンドリューが、わかってくれる人を得て表情が落ち着いていくのもよかったです。
日本語のタイトルは「癒えない傷痕」ですが、ミルナーがアンに言ったように、それぞれに「あなたがいれば大丈夫」という、そんな予感がするエピソードでした。
それにしても、偶然とはいえ、クズの人殺人の現場には人が集まったもんだ(笑)。

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