海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
戦時下での警察捜査の厳しさというか…
時代が時代だけに、背景のどうかしちゃってる感が半端でない。
この4話中で一番それを感じたのは「#3 兵役拒否」でしょうか。
少年がメモ魔であるということが、悲劇の引き金だったとは。
メモ魔で好奇心旺盛で頑固、これらを利用して葬り去ろうと計画したとか、子ども相手に何やってるのさっ!とつっこむ気力も失せ気味。
事件のラインも最もながら、一番衝撃的だったのは棺桶工場でしょうか…
お国の仕事だけど士気が下がるから内密にって。
今世界がどんな状況なのか正しくとらえているのは事実だけども、そこをやるのか、と。
イタリア参戦前夜でもあり、イタリアから移民してきたフォイルのお友だちのレストラン店主に起きたこともキツイ。
#1のドイツ軍の攻撃に対する村の人々の視線も然り。
別の理由で殺されたけれど、アイツに殺されなければ似たような目にあっていたかもしれない。
こういったことも実際にあったのだろうけれど、平和ボケしている国民としてはドラマとはいえショックが大きい。
どのエピソードもそれなりにうわ~…となるけれども、やっぱりこの#3は特にすごい。
そんな中、フォイルを取り巻く人間関係はいい感じです。
素直に父親を愛する息子、その息子を心配しながらも尊重する父親、心をどうにかされてしまっている人が多い中、ここだけは守りたいと思わせるもの。
戦争で足を失った部下ミルナーへも、時には厳しく律し、それも君が必要であるからだとストレートに伝わるものだし。
だからこそ、彼の嫁の態度がきついですよ。
「事件のことには触れないで」と言っていた運転手サムのことも、「私(フォイル)と君(ミルナー)とサムの三人でチームだから」と、サムのいないところで宣言するのがたいへん気に入りました。
#4終了後、5月14日から放送済み4話に新エピソード4話(S2ってこと?)を追加しての毎週放送が始まるとのCMがありましたね。
いや~な気持ちになるのがわかっていながらも、楽しみにしてしまうのだろうな。
余談
#4の、上官の失態を尻拭いしているストリックランド(ニュー・トリックス)というのは、はまり役という感じがいたしました。
いろんな合間にぼちぼち見ていたL&Oがファイナルを迎えました。
ヴァン・ビューレンの病気もとりあえず落ち着き、グリン所長の人とも婚約で、めでたしめでたし。
数話前で修復不可能かと思われたヴァン・ビューレンとカッターさんのハグも、あってしめくくりにふさわしいシーンでありました。
ルーポの気遣いも泣かせるじゃないですか。
気をまわし過ぎと強情さん、この二人が歩み寄った感じだしね。
確か、ホントはまだシリーズファイナルとはなっていなかったのでしたっけ?
それでも覚悟が見えるような締め括り、これはこれでよかったのかも。
そして、続けてS1の#1という、タイムマシンに乗ったかのような見方をしてしまいました。
服装、捜査、タバコ、尋問、どれをとっても時代を感じます。
20年ってこんなに違うんだな、と。
なかでも、警察官の制服。
あんなに大きな帽子は、もうコントの世界でしかないなあ…と感慨深くさえある。
家宅捜索で素手なのも、REX以来だ。
と思ったら、L&Oは1990年で、REXは1994年だ!
L&Oがいつまで素手なのかが今後の見所のひとつに加わりました。
初期の方が、その後に有名になる俳優さんのゲスト出演を見つける楽しみもありますね。
この#1では早速、ウィリアム・H・メイシー、ブラス警部の姿を見ることができました。
さすが20年前とあって、メイシーさんはそれほど老犬ではありませんでした。
ブラス警部の人は、すでに額に注意信号が見られました。
こんなチェックは間違っていると承知しつつも、やっぱり喜んでしまうのだろうな…。