地元の音楽家で今は亡きジョアン・アルダー記念館に、と自宅を譲った音楽教師アーサーが準備中の記念館(元自宅)で殺された。現場は荒らされており、ジョアンの持ち物を狙った犯行と推測されるが…。
犯人、ジョアン関連の品を確かに狙ってはいましたが、すごい策士(笑)。
「ジョアンも、彼女の音楽も、僕のモノ」とでもいいたげな、ジョアンの妹と結婚した男でした。
陰惨な臭いはせず(首ちょんぱは意表をつかれたけど)、かといって狂人の思い込みというには利益がちらつくし…という微妙な犯人像でした。
人物関係が入り組んでいるうえに、このドラマ史上まれにみる登場人物たちの年齢の高さのせいで、なかなか関係が把握できず、難しかった(笑)。
南米で死んだと思われたジョアンの恋人ジョンが生きていたり、帰国したジョアンは妊娠していて生まれた娘サラがびっくりゲストとして登場するとか、関係者も混乱していたので私がすぐにわからなくても仕方ないのですっ!
サラがエージェントと組んで、遺産にありつこうと騙っていると思ってましたよ、サラがジョンとお父さんの和解に心を添える姿を見るまでは。
そんなこんなで、ジョアンのお母さんの老人ホームで出会った心優しく音楽を愛する男性との結婚式、そこには孫とジョアンの本当の恋人ジョンも列席するという、ほんわか風味の漂うラストでした。
ところで、ジョージ。彼は検視医なのだと思っていましたが、役割としては鑑識というところでしょうか。
死体だけでなく、ジョアンの手紙と楽譜の筆跡、さらには紙質まで分析して警部に報告していましたよね。
最初、別人かと思いましたけど警部が「ジョージ」と呼んでいたし。
専門家に回す窓口という線もあり?
そして、スコット働いてたか?(笑)
追加
本筋とは直接関係ないことですが、クライマックスの謎解き回想シーン、あんまり見たくないなあ(笑)。
バーナビー警部は、この時ああしてた、こうしてた、とかトリックじゃなくて、人間関係の複雑さ、心に凝り固まった積年の想い、そういったものに突き動かされる弱さというか強さが見所なのに。
ミステリドラマだから謎解きシーンは必須なのでしょうか。
過去のシリーズにはこんなシーンがあったような覚えがないのですけど。
重要視してないから抜け落ちてしまっただけかしら?(笑)
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