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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「REX~ウィーン警察シェパード犬刑事~」の記事一覧

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REX #10「殺人鬼」、(再)だと思う。

こんな時だから、あえて「REX」を見てみました。
ハードディスクにあるのを順番に時々見ていましたが、なんと偶然にもアレックスが犯人として登場するエピソードでした。

「HIV陽性と書かれたカルテを見てしまい、仲間を殺していく患者のヤツ」と聞かされ、「ああ、あれね~」と思い出せるくらいに印象的なエピソードでもありました。
今回見直してみて、「こりゃあ印象に残るわっ!」と再認識いたしました。
不治の病と聞かされて自暴自棄に、とは、ありそうなことです。
が、もうちょっと見てみるとランツ(アレックスの人の役名です)が自暴自棄になった理由は少し違うように思えます。
ヤングエグゼクティブな彼らは、週末になると仲間で集まって大人のお楽しみパーティーを繰り広げているのでした。
ルールは、「このパーティーの仲間以外との交渉は持たないこと」でした。
それなのにHIVになったということは、誰かがルールを破ったに違いない!と犯人を突き止めるべく病院を脱走しました。
最初に会いに行った男友だちに「お前、ルールを破ったんじゃないだろうなっ!」と問い詰めると「みんなやってたよ」という答えが!
自分だけがバカ正直にルールを守り、みんなは好き勝手に遊んでいたことに対して彼の怒りが爆発した、そう見えました。
だって、ランツはその後ずっと「浮気しやがって!」と言ってましたよ。
感染したことよりも、浮気が重要だったような気がします。
なんやかんやで逮捕されて、「HIV陽性じゃなくて陰性だったよ」と聞かされて、さらに収まりがつかなくなるのは気の毒でもありました。
病気であると信じていたのに、それが間違いと言われても、それまでの自分は何だったのか?と、心のやりどころを見失うという話も聞きますからね。
でも、ランツのはやっぱり診断間違いというよりも「浮気」が強いように思えてなりませんでしたよ。
それに、あの看護師です。
「連続採血には意味があります、疑ってください」って感じの視線で採血ですよ。
あれじゃ、カルテを盗み見たくなるというものです。

モーザーとレックスは、といいますと、出勤前にかくれんぼです♪
刑事部屋では、こっそり匍匐前進でシュトッキーに近づきパンをゲット!です。
相変わらず、食い意地の張ったウィーン警察でどこか安心いたします。
そして、この匍匐前進こそが犯人逮捕シーンへの伏線でした。
でも…ランツはガソリンまいていたのに、銃って危なくなかったのかな…と、そんなところにもウィーンらしさが感じられて、よかったです。

レックスは、後にアレックスに会った時、このことをどう思っていたのかしら?
「あ、知ってる臭い♪」ということで早々に仲良くなれたのでしょうか、と虚実入り混じった疑問が止みません、って「虚」だけだけどもね。

ちなみに初見の感想はコチラ
ほとんど同じこと書いてて笑った。













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REX~ウィーン編~ S1 #1&2「刑事犬の誕生 前後編」(再?再々?)

土曜日にREXの再放送してるじゃないですか。
でも、S1の放送なかったのですよね。
そう思ったらさみしくなって見ちゃいましたよ、モーザーとの出会いエピソードを。
結果的に、楽しかったのですけど「容疑者」効果とでも言いましょうか、ミヒャエルとの別れには切なさが増したように思います。
近くにいるのにピートがどんどん遠ざかっていくとか、ひとりぼっちになったと思ってしまうマギーとか、そのまんまに重なってしまいます。
そして「REX」を見た後は、「容疑者」のプロローグを読んで号泣ですよっ!
それなのに…モーザーったら、「犬が脱走したらしいぞ」と夜家に帰る直前に聞いたのに、「ここだと思った」と言ってミヒャエルのお墓のレックスの元にやって来たのは翌朝じゃないですかっ!
聞いたその足で行けよっ!と、イラつかされました(笑)。
しかし、いつぞや病院を夜脱走したレックスも、バスに乗って警察に戻ったらもう日が昇ってましたからね、ウィーン時間というものがあるのかもしれません。
ホントに、レックスがどうしてモーザーを選んだのかわかりませんよっ!
モーザーがレックスを気にかけていたのは「離婚して家具も持って行かれて寂しかったから」が多分にあるのは思い出しました。

何度も見てるので、初っ端、コーヒーにもザッハトルテにもクリーム付きの被害者の注文に胸がいっぱいになります。
ウェイトレスのお姉さんは、そうするよう促してるし、ウィーンっ子には当然のことなのかもしれませんが、見てるこっちの方が勘弁してくださいと言いたくなります。
そして食べ物と言えば、モーザーとシュトッキーの醜い争いです。
人の引き出しの中までをも漁るシュトッキーは意地汚いです。
と、思えばみんなも食べられるようケーキ買ってくるので、意地汚いのではなくただのお腹減らしさんのようですね。
そのせいでレックスの犬用クッキーまで食べて「おいしかったよ」ですから。
でもシュトッキーだけでなく、モーザーもですよね。
パンを盗られたから屋台ホットドッグを買いに行き、そこでスリ少年を追いかけて一段落したと思ったら、今度はアイス食べてます。
食なしでは語れないウィーン警察、ステキです。
捜査の方も相変わらず(って、これが最初なんだけど)、素手でカツラをつかんで走ったり、楽しいことこの上ないです。
もう、どこかDVD化してくださいっ!
そうでなければ、REX専門チャンネルをっ!
WOWOWの料金くらいまでなら払います(笑)。

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やっぱり、ウィーンってところはっ!

ミステリドラマや、REX愛に満ちたお話を楽しませていただいている夜梅さんのブログで、「日本人の知らない日本語」の最新刊の話題を読みました。



お国柄の違いで驚いたことのひとつにオーストリアの話があったそうです。
それが、
「バスの中で(盲導犬でも何でもない)犬が寝ている!!」というもの。
私たちも「犬のひとり歩きに寛容な街、ウィーン」とか言ってましたけれど、これ、ドラマ上の演出だけではなかったのですね。
マーク編で、撃たれたレックスが入院先を抜け出してバスに乗って警察署の仲間のところへ帰るというのがありましたよね。
ひとりバス停で待ち、車窓から夜景を眺めるという、どうかしちゃった感といい話が混在していてとても大好きなシーン。
が、これでそこに「半分以上は事実」というステキな情報が加わって、さらに趣きが増しました。
 
 
 
 
今、「犬の伊勢参り」という本を読んでいます。
明和の時代に、犬が単独で伊勢参りに向かったという謎に迫る、たいへんに興味深い内容です。
道中お産をしながらも、子犬と旅を再開したなんて話、オーストリアとリンクしてしまい、脳内がたいへんなことになってますっ!
無事読み終えることができるのかっ?

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REX #5「老婦人 連続失踪」(再)

またもやREXを見ているということは…お察しください(笑)。
初見の感想はコチラ
あっ、ここでも心がくじけてるっ!

このエピソードはレックスの尾行に尽きます。
首輪に発信機を付けたレックスが、犯人とコンタクトを取るであろう老婦人を尾行するヤツですよ。
見つかりそうになると物陰に隠れ、隠れるところがないホームではベンチ下を匍匐前進、発信機がドアに引っかかって落ちるとそれを咥えて追跡再開と、どこをとっても見事です。
首輪に発信機を付けられたではなく、付けたと言いたくなるのもわかっていただけると思います。
「ウィーンの人たちは犬のひとり歩きに見向きもしない」という印象が強かったのですが、再見して「見ている人はいる」ということを発見しました(でも「見てるだけ」・笑)。
私がレックスしか見ていなかったために生まれた誤解のようですね。
が、電車内は言い訳のしようがないぞ(笑)。
足元にうずくまられている人、ふくらはぎがもふもふ毛並みに触れてるのにまったく無視。
「ちょっと尾行中だから、勘弁してね」とレックスに頼まれたと思ってあげるのが大人でしょうか。

発信機がうまく作動したのを確認して
「うまくいったな」
「よく考えたんだから当然」
みたいなモーザーとシュトッキーの会話、笑っていいところですよね?
よく考えたって!!!

それにしてもこのエピソードに出てくるおばあちゃんたち、お茶へのお出かけに帽子をかぶったきちんとした身なりで、おばあちゃんというよりはタイトルどおりに「老婦人」。
またコペツキーさんの服装は、おばあちゃんの普段着というよりもOLさんのようでした。
裕福な家が多いところという設定だったのでしょうが、ドアの大きさや調度品の優雅さに見惚れたのを思い出しました。

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REX #4「死への逃亡」(再)

ひじょうにムカついたので、REXを見てしまいました(初見の感想はコチラ)。

二度見してもとても楽しい。
いや、二度見だからこそ楽しい。
朝の風景は、♪ちゃんちゃかちゃ~ん、
レックスの犯人追跡は、♪ちゃーんちゃちゃーん、このテーマの使い方も好きだ。
重ねて言うが、私の表現センスなさすぎ…。

モーザー&レックスの朝の風景が後への伏線なのは、こんなに早くからあったのですね。
初見の時にも書いてるのに、忘れてた(笑)。
しかも、鉄格子を咥えてはずす、手を縛られているモーザーの縄をひっぱって解く、と無理なく溶け込んでいる(レックスの歯、大丈夫かな?という点には無理を感じるが話の流れとして、ね)。
後半にいくにしたがって、レックスにさせたいことが優先されていたような気がするので、当初はかなりちゃんとした設定だったのだな、と改めてにんまりできる。

敗血症になるといけないとゴミ集積場でレックスを担いでいたのがこんなに早い回だったとは驚いた。
足元が危険な場所がでてくると「敗血症(笑)」と頭に浮かんでいたので、もっと後半のことだと思っていたら、ほとんど全話にまたがっていたわけだ…。

モーザーの朝のトレーニング中、レックスが隠れていたのも新鮮。
後々、自分でランニングマシン操るレックスがですよっ!

モーザーが倒れて助けを呼びに行ったレックスを制服警官たちが見つけたのもよかった。
「レックスか?」
「ついていけばモーザーの居場所がわかるかもしれない!」
字幕翻訳のせいでしょうが、制服警官たちが陰では「警部」とつけない呼び捨てにしているみたいで、モーザーの評判の想像が膨らみます(笑)。

臓器売買&失敗したら捨てる、というひどすぎる事件はさておき、これからも心がやさぐれた時にちょっとずつ見よう。
ホントに見ている間だけは忘れていられたもの。

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