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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「時空刑事1973」の記事一覧

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時空刑事1973 #16(最終回)

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ラジオからのメッセージで2006年サムの昏睡原因は事故による脳の血腫ではなく、腫瘍が原因であることがわかる。取り除く手術にサムの身体が耐えられれば覚醒すると医師は言う。
1973年ではモーガン警部がサムに本当の任務を今こそ実行すべきと、ジーンと部署を排除する証拠の提出を求める。ジーン=腫瘍と判断したサムは2006年に戻るためモーガンの指示を実行するが…

サムと一緒に大混乱!
モーガンの言うように幼少時の怪我が原因の記憶混濁なら、みんなが驚いた未来捜査はいつの記憶なの?と。
動揺しまくり、馴染めない原因が自分にあった(スパイの負い目)のだと悲嘆にくれるサムが痛々しくて。
妄想の世界だからジーンを排除することに躊躇わず任務を全うしようとしたが、ここが現実ならとても仲間にそんなことはできない。
それでも2006年への光が見えた時サムは…自ら行ったのではなく呼ばれたのですよね。
戻れたことで、昏睡状態で見た夢だったと思いつつ、現実であるはずの今に「生」を感じられないサムが選んだ道は…痛みと共に喜びも感じられる場所へ戻ること。
1973年に戻ったサムは仲間を救い、もうラジオの声に悩まされたりせず、今日も5人で無謀な捜査に向かうのでした。

事故の衝撃で過去に行って今に戻ったサムが、自分の本当の居場所がわかったという物語だったと思いたい。
ビルの屋上で駆け出す時に浮かべた、生きるために死のうとしている自分を「どうかしている」と思ったかのような笑みが焼きついてしまったよ~。
その選択もわかる。「あなたは約束を守る子」とママも背中を押してくれたしね(突き落としたって意味ではない)。
だってジーンに出会ってしまってどうやって自分から離れられます?(笑)←つまり、笑ってるけどホントは泣いてるのですよ、私。
でもね、正直に告白するとJohn Simmさんが好き(笑)。

覚醒してからの体験を録音したものが「キケンな女刑事」でアレックスが「サムのメモ」と称していたものですね。
彼女は心理学専門なので「サムのメモを関心持って見ていたから自分にもジーンたちが見える」と思った過程も今ならわかる。
もう忘れちゃってるのだけど女刑事初回でアレックスと対面したジーンはその後のサムがどうしてると言ってましたっけ?アニーは?
スピンオフがあるならば当然知りたくなることなのに。
やっぱり、単独で女刑事買ったの間違ってるよ、WOWOWさん。忘れちゃう私がいけないの?

全くの余談。
事故の衝撃で別世界を経験する「月への梯子」という本がある。
読後の感想を思い出し、なおさらサムの選択と重ねずにはいられませんでしたよ。

月への梯子 (文春文庫)
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時空刑事1973 #15

傷害事件を目撃したジーンが裁判で証人となる。しかし被害者ボクサーが事故と主張したため、加害者のボクシングジム経営者ハズラムは無罪となる。望んだ結末にならず「お前の罪を暴いてやる!(そんな意味)」と法廷で暴言を吐き、泥酔したジーンが目覚めると目の前でハズラムが死んでいる。困ったジーンはサムに応援を頼む。

レイとクリスは大丈夫か?二度もまかれてる…
疑ったみんなを責めるようでいて、自分の非も認め、おごらせてやる!とばかりの酒盛りに慕われる理由が見えた気がするし、ジーンとサムの信頼関係が伝わってくるいい話でした。
が、サムが泥酔ジーンを置き去りにしなければこんなことにはならなかったのでは?(笑)

ジーンはボクシング観戦でいい席を用意してもらう等、何かとハズラムにいい思いをさせてもらっていたみたい。
賄賂にあたるんだろうけど、賄賂って悪いことに目をつぶってもらうもの、ジーンは悪いことには目をつぶらないので賄賂なんかじゃありません!(余計に質悪いかしら?・笑)
今回のボクサー殴り事件も筋書きと違う試合への制裁で実際にあったこと。
酔って荒れてるジーンを目撃したボクサーが介抱するふりをして罪をかぶせていたというもの。
裁判で味方の証言してあげたのに…ハズラム憎し、が先だったのかな。
たどり着かれてしまったら素直だったのでジーンは許すだろうけど。

ジーンが犯人かもしれないので、捜査の指揮を執るのはモーガン警部。
サムとは初対面なのに「サム」って呼びかけるんですよ、みんなの前では「タイラー」なのに。
「もうすぐ帰してやる」と意味深なこと言ってましたね。この人が謎電話の主か?
全ては次回で明らかになるのかな?
早く知りたいけど、その時を迎えるのが本当に寂しい。
だって、ジーンにリスの着ぐるみ着せるとか、見られなくなっちゃうんですよ…。
サムがモーガンとジーンの話をしてる時、エレベーター内のリスちゃんはモーガンを睨んでましたよね(笑)。

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時空刑事1973 #14

サムは2006年で昏睡状態の自分に別れの許しを請うマヤの声を聞く。 1973年では中東兄弟が営業するレコード店で兄ディパックが銃で撃たれる事件が発生。彼のポケットからはイギリスで出回り始めたばかりのヘロインが見つかる。そして町ではまだなじみのないヘロインで死亡する人が多発、ヘロイン流通を阻止しなければならないが密輸にディパックは関係してるのか?

中東の兄弟のレコード店で経理を手伝っていた女性レイラはナント、マヤの母親!
そしてディパックの子どもを妊娠しているという。
つまり今マヤはレイラのお腹の中。
しかし民族の違い(レイラはパキスタンで、ディパックはインド?)とディパックが犯罪者にされてしまうかも…とレイラは中絶も考えている。
事件解決後、サムが病院を訪ねると超音波検査(この検査をするのはレイラが17人目とか)の真っ最中、ディパックは亡くなったものの、子どもの姿を見たレイラは産む決心をしたようだ。
画像に思わず「マヤ」と呼びかけるサムに「あなたならわかってくれるわよね」と改めて別れを告げるマヤの声。
マヤの気持ちを尊重することにしたサムは、アニーにも気持ちが決まったことを伝えるのですが、切なかったなあ…
1973年できっかけをつかめば戻れると思っているのに、2006年のサム周辺は覚醒を諦めかけているようだ。
昏睡状態のディパックを見舞うレイラに、自分とマヤを重ねるようなサムの表情を思い出すと泣けてくる…。
マヤのママがサムとの交際を反対していたのは人種の背負うものの大きさを身をもって経験したからなのかなあ。
レイラに人を否定するようなところは感じられないものね。
今回はジーンの切ない過去も知らされた。
父親の虐待から逃れたジーンとお兄さん、しかし兄はクスリで身を持ち崩し行方知れず(…詐欺師グループに所属してると思う・笑)、探し出した時にはすでに手遅れ…と。
「俺の町に毒をばらまかせない!」はお兄さんを思う気持ちが大きかったのですね。

女性や他人種へ向けられるレイの態度は確固たるポリシーではなく「まわりがそうだから」というだけみたい。レイという位置は時代そのものなのかも。
あの「道具箱」は?情報屋として大目にみてたのかな?それを裏切られたとなったらジーンの怒りは相当なものだろう。
でも救ったのは「成長しない、動かない」とダメだしされていたクリス。
ジーンに人を信じる気持ちを呼び寄せたのが部下の成長(本当か?)なのは美しい。

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時空刑事1973 #13

2006年のサムは投薬ミスで危険な状態。そのせいで1973年のサムも具合が悪く仕事を休んでいる。警察では、妻と娘を誘拐されたサイモン・ラムが犯人の要求どおりにグラハムという青年を釈放するように訴えていた。人手が足りないとの呼び出しでサムもグラハムGF殺害事件と今回の人質事件との関連性を探る。

発端を知らないサムに説明するためにみんながグラハム事件を整理しだすと…
調書と科学捜査の重要性を証明する事件でありました。
グラハムへの事情聴取もジーンとアニーでは印象がかなり違う。
途中、矛盾に気付いたアニーに降格の危機が訪れるがジーンは理不尽にそんなことしない、結果が伴えば問題なしだ。
両者の話を聞くことが出来たからこそ事実が見えてきたのだもの。
ラムが「グラハムじゃなくて私が犯人、そう言えば妻と娘が助かる」と泣き崩れたのは切羽詰ってのウソ告白ではなく、思わず言ってしまった事実だったのね。
ラストには「勘」ではなく、油の種類からラムへ疑いの目が向くという、サムの未来捜査で真相に迫るというもの。
サムは倒れているのに脳内ではみんなの捜査をテレビチャンネルを切り替えながら見ているというのも面白かった。
事件を解決したサムには2006年から、緊急処置が効いて状態が安定したとメッセージ。
戻る身体は無事だぞ、サム!

冒頭のサムとジーンの人形(クレイアニメ?)、かわいかったですね。
特にジーン、容疑者(?)をボコ蹴りの途中でこっちに手を振って御挨拶ですよ。

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時空刑事1973 #11&12

#11
「爆弾を仕掛けた」とIRAを名乗る男から予告電話が入る。しかしサムの記憶では1973年にIRAによる爆破事件は起きていない。偽通報だとのサムの言葉で車に近づいたレイは爆風で吹っ飛ばされる。事件の真相を知りたいがまたもやサムは孤立してしまう。

爆発物の盗難にあったという会社社長がアイルランド人をたくさん雇っていることを利用してたのでした。
証拠もないのに疑わないで、みんな一生懸命働くいい人ばかり、会社で待ってるぞ!といいことしか言わないのは本当に善意の人か企みのある人のどちらかだとは思いますね。この社長は後者でした。
IRAによる連続爆弾騒ぎと思わせて実は最終目的は銀行強盗、サムの記憶は正しかったことがわかりました。
真相突き止めて社長を捕えようと向かうとうっかりレイが人質に。
サムは今度は交渉人として説得に成功し(「家族を愛する人はそんなことしません」はサムが言うと泣かせる)、事件も解決、レイも無事、これでまたみんなに迎えられめでたしめでたし。
いつも優しいアニーが「ごめんなさい、これ仲間だけなの」ってサムからのレイへのカンパ(治療費?)を断るのはきつかった。アニーの意志の強そうな顎が恨めしく思えた瞬間(笑)。
2006年との違いと思われるのは、アニーへ買ってあげたいキットカットの商品名(忘れた)が発売前ということと、レイの現場復帰かな。
最近だと犯人を射殺してしまったとか、衝撃を受けたと思われると「復帰するのはセラピーの結果次第」とか言われるようですからね。
案の定、レイはアイルランドセンターで逃げたという理由だけで撃ってしまいましたよ(そういえば撃たれた人、どうなったのかな?)。
こういうことが繰り返されて精神状態が重要視されるようになるのはいつ頃からなのだろう。
サムがこのままずっとこの世界にいればわかるのにね(笑)。
その2006年のサムは昏睡状態から覚めて見た目からはわからない脳の機能が心配されていたが、事件を解決したおかげで「機能低下は見られない」と診断されたようでした。
あのテレビから出てくる少女、怖いですよね。
「赤い線、黄色い線、どっちを切る?」→「ボン!あなたは死にました」だもの。サムにはシャレにならない。


#12
ゼラニウムの花を握らされた女性遺体が発見される。これは5年前に逮捕した連続殺人犯と同じ手口。誤認逮捕だったのか、模倣犯が現れたのか?

遺体から漂う香水の匂いにおばさんを思い出し(っていうか先に夢に見てたのでこれも導かれたのか?)、香水会社の女性社員が鍵と睨むもジーンからは一蹴されかけるが、またもやそこの女性社員が行方不明と聞いて張り込み捜査が受け入れられる。
「未来の警察では張り込みが重要になる」のサムの言葉や、盗聴に嫌悪感を露わにする様子が新鮮(令状がないこととは別の意味に見えた)。
結果は模倣犯。私的会員制夫婦交換パーティーが原因。
主催旦那が補欠要員の香水レディに目移りしたのを妻が嫉妬したのでした。
車のキーを集めてくじ引き代わりというのはCCでもありましたね。流行ってた時期だったのかしら。

サムとアニーが夫婦役になっての潜入捜査、テニスウェアがかわいかった(どちらがかわいかったのかは秘密)。
盗聴器の故障でパーティーに乗り込んできたジーンの「妻を連れてくるわけにはいかない!」を聞いて驚いたのは私だけかなあ?
ジーンに奥さんいるんだ…独身だからこその兄貴肌に見えたんだけど…。

「張り込みっていいかもしれませんね」というクリス、彼はサムの提案を受け入れようという姿勢が見られますね。取り調べ録音も一人でも実践できましたし(その結果とんでもないことになったけど)。
サムの手法を吸収して未来型の刑事になるのかな?
ところで、後のサムの理想の上司フレッチャーはどこ行った?

いつもメッセージを送ってくるテレビが故障して、2006年のサムの様子がわからずサム同様私も焦った。
事件解決で電波状態も回復、とりあえずの変化はないようなのでホッ。

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