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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「コールドケース」の記事一覧

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コールドケース7 #21「プロムクイーン」 Almost Paradise& #22「絆」 Shattered

プロムクイーン
1989年。フェリシアはプロムクイーンとなったその夜轢き逃げされて死亡。
20年後、プロム会場の飾り付けの備品の中から使い捨てカメラが発見され、
現像するとフェリシアが事故の15分前まで学校にいたことが判明する。
顔見知りの誰かの車で撥ね飛ばされた可能性が濃厚となり再捜査が始まる。



1993年。バッドランズで女子高校生ワンダが銃殺された。
改心したクスリの売人によりワンダを乗せた車が特定されるがそれは現副本部長の名前で登録されているものだった。
毎年捜査状況を確認に来るワンダの母親のためにもジェフリーズは副本部長に立ち向かうことを決心する。



本放送はまとめてだったと聞いたような気がしていたので2話連続視聴にしました。
でも事件は別々、連続していたのはクリスティーナ絡みでしたね。
またもや悪い男にひっかかり、薬物にまで手を出したものの今度こそ立ち直ろうと家族の元に戻って来たけれど連れ戻されてしまったクリスティーナ。
ある意味自業自得ですが「戻りたい」と思った気持ちは信じてあげたい。
子どもを抱えて途方に暮れていたというよりも、この子のために胸を張れる生活がしたかった、だから会わせる顔がないとわかっていてもリリーのところへ来たのでしょうね。
一方、お父さんの家でクリスティーナの姿を見て飛び出すリリーの気持ちもわからないでもない。
あんなに逡巡してストーカーまがいのことをしながらようやく再会した自分と違って、ひょいと姿を現せるクリスティーナに瞬間的に嫌悪感を覚えても仕方ないとさえ思う。
妹には妹の事情があったのですけどね。

突き放したものの放ってはおけず、救出に向かうとそこには赤ちゃんが。
伯母さんとなったリリーは全力で二人を守ることでしょう。
後部座席の三人は既にそんな雰囲気でしたよ。
ってことはスコッティが舵取り?それは危険だ(笑)。
手を汚さずに母親の復讐を果たした男ですからね。

ジェフリーズがずっと気にかけていたワンダ事件。
ケーキの差し入れてくるのはこのお母さんだったのですね。
ジェフリーズが警官生命を賭けても副本部長ドーティに立ち向かう意思表示時のヴェラ、ミラーとの会談、目配せもその後の行動力もナイスでした。
ボスとドーティの仲直りがこのための伏線であったとは想像できませんでしたよ。
今では、全面的に庇うことがためにならないとわかっているドーティの視線は認めてやらねばなりません。
ジェフリーズだけでなくボス=スティルマンだからこそ、
あの和解があったからこそ、遅すぎるものの正しい幕引きができたのですよね。

さてこれで本当に最終回。
チームの身辺を片付けつつ、今後を思い浮かべて楽しめるような終わり方でしたね。
家族ができたリリー。
心のパートナーがみつかったボス、ヴェラ、ミラー。
気がかりな事件を解決できたジェフリーズ、スコッティ。
全員がハッピーエンドでなくてスコッティには闇の部分があるのも好みのうちかな。
あの手段は刑事として問題だけれど、
ラストの食卓のシーンでお母さんの方からお父さんの手に触れていたじゃないですか。
手を握り返せなかったお母さんを思うとこの闇は必要悪だったと納得してあげたくなったりしますよ。

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コールドケース7 #20「ウッドストック」 Free Love

リリーとイェーツは、前回の事件の審問を受ける。
解放されたリリーはキャヴァノーから1969年にウッドストック会場で殺害されたベトナム帰還兵デヴィッドの捜査に誘われる。
市警には、ヴェラの高校時代の恋人が自宅への空き巣事件の相談にやって来た。


反戦を歌う集会、近所には不本意な退役軍人の営む農場、そこにやって来たまだまだ勤め上げられるはずなのに一度経験した地獄へ再度出向くことを拒絶する軍人、ただの参加者ではなく実は国のスパイだったアナベル、すべてが集まってしまったことが時代だなあという感じ(話にしか知らない世代ですが)。
同じ時代の同じ国民で、同じ状況を見た者同士でも考え方に違いはあるのだと改めて知る想い。
軟弱とか、意志が強いとか、そんな問題ではないのだ、と。
でもやっぱり戦争から距離を置いた時代しか知らない日本人にはそこまでだなと思い知りもする。

ヴェラの元カノ宅の空き巣事件はそんな顛末でしたか。
ヴェラがドアの補修をしていたということはそうなるのか?
事の真相を打ち明けた後の「私もう40歳よ…」「俺もいろいろあって…」「ごめんなさい、元気かどうかも聞いてなかったわね」は、いい感じだったのでそれでもいい。
第一、ドア補修の姿がここ最近では一番いい男に見えたぞ、ヴェラ(笑)。

そしてミラーとベル検事は仲直り、めでたいことだ。
イェーツのことは好きではないけれど、ボスの決断なら信じることにする。
もしかするとイェーツとリリーがトレードっぽくなるのかなという気がしてきた。
リリーが何を選択しようと、ボスが支持するのなら私も従う所存です(笑)。
さて、残る問題児はスコッティ。
ホントに何度も言うけれど、こんな時にお兄さんは何してるのさっ!

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コールドケース7 #18&19「銃弾 前後編」 The Last Drive In & Bullet

リリーが現在担当している事件をFBI捜査官のイェーツが興味を持って殺人課を訪ねてくる。
現場を再検証して見つかった銃弾は、1980年にドライブイン・シアターで使われたものと一致していた。
イェーツはこれが連続殺人事件であることを明かし、FBIと市警との合同捜査となる。


「捜査班が乗り込んで来たりして」なんて言ってたから
「ホッチ(クリミナルマインド)来る?」とちょっと期待(笑)。
クロスオーバーエピソードでないことは知ってますけどね。

イェーツ、やな感じ。リリーにはあまり仲良くしてほしくなかったな(笑)。
彼女が事件に関わっているのはなんとなく想像できてしまったので「そうだね」としか…。
ですが、あの事件をきっかけとしてFBIに入ったり、シリアスな恋人を求めない彼女であって欲しい気もするので、ドライブイン・シアターでみんなに電話番号を教えてたのはなしかな、と。
できればバリーとは始まったばかりの恋人だったらよかったのに。
あ、でもそしたら射殺されないんだ(笑)。

社会に見捨てられたという想いから逃れられなかったお父さんは自殺、
お父さんの大切なドライブイン・シアターを踏みにじったバリーへ報復したことを皮切りに、
遺書にあった見捨てた人たちに復讐をした10代のポール。
平穏に暮らしていたものの、自身もお父さんが自殺した年齢を迎え、経営するレンタルビデオ店が思わしくなく、お父さんの時と同じように世間から見捨てられたという想いに縛られて…。
お父さんは自分をひとりにしたし頼ってもくれなかった、
ポールの連続殺人は父の仇だけではなかったのかもしれない。
お父さんに伝えたいことでもあったように思う。
ラストのお父さんの切なそうな表情が物語っている気がしますよ。

ゲストにJohnny Messner とあったので、彼がてっきり犯人かと…。
なかなか出て来なかったしね。
でも元々は彼、刑事でしたね、ってまた混同させております(笑)。

イェーツが過去にボスとワケアリだったり、ヴェラは地道に回復中だったり、
予告によるとリリーはFBIに誘われたり、キャバノーとあんなことになってたり、事件周辺もいろいろでした。
個人的にリリーはFBIに行かないで欲しいよね。
だって、こっちが終わっちゃうから再就職先を探してるみたいだもの(笑)。
スコッティがヴェラの見舞いに行ったじゃないですか。
できればジェフリーズも一緒がよかったですよ。
だって彼ら、女子高生じゃないですか、こういう時つるむものでしょ(笑)。

さあ、あとはミラーとベル検事の仲直りだ!

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コールドケース7 #16「レスラー」 One Fall & #17「炎」 Flashover

#16「レスラー」
1986年の港湾労働者ミック・マローン殺人の凶器である銃が見つかった。
当時ミックは借金の取り立てなど危険な仕事もしていたが、インディプロレス団体で活躍するレスラーでもあった。
銃を登録していた同じ団体にいたレスラーに話を聞くことから再捜査が始まる。

私、一時期WWF(今はWWEだけど)見てたなあ。
プロレスを字幕で見るって今考えるとなんかへん(笑)。
「ベビーフェイス」って言葉をスコッティが知らないなんて、どこのお坊ちゃまだよ!と言ってやりたくなった。

息子ともっと仲良くなりたいという気持ちで始まったプロレスが
結局は自分たちの関係によいものをもたらさないとミックは思い知る。
強いパパを見たい、見せたい、それだけなのにプロレスには盛り上げるための筋書きが必要。
そこがマローン親子と興行主が相容れなかったところ。
団体を大きくするためのテレビ放映チャンスとはいえ
興行主にしては直情的過ぎる気がしないでもないがそういうドラマだ(笑)。

スコッティの追っていた強盗事件は
面会した被害者が「犯人を見かけた」とスコッティに会いに来たことで急展開。
「会いにいったらドアが開いていた、不審な物音がしたから中に入った、そして免許証コレクションを発見した」誰が聞いてもその通りだとは思わないよね。
スーツ姿でない訪問に戦闘意欲を感じてしまったよ(笑)。
いい弁護士がついたら罪に問われないですぐ出てきてしまいそう。
お母さんが被害者の中から消してもらえればそれでいいのか?
君を信頼して目撃情報を告げに来た女性が安心して眠れると思うのか?
と、ちょっとこの結末は腹立たしい。

で、ヴェラがまたいないよ。
予告を見る限り、「不在の役」だな(笑)。

と、ここまで書いて投稿するのを忘れていたので続けて。



#17「炎」
リリーの元へヴェラから「人を殺してしっまったかも」と謎の電話が入る。
酔ったうえの事故だと思って駆けつけるがヴェラの姿はなく、車内には酒瓶が。
飲酒運転による事故を隠すため、チームはボスに内緒でヴェラの行方を探す。
すると、過去に担当した事件をひとりで辿り直していることがわかる。

ヴェラが気にかけていた事件とは…。
2006年に自宅に放火し、幼い息子二人を焼死させたとして逮捕、有罪となったジョー・ドンが最近刑務所内で殺されていた。
殺される数ヶ月前にジョーの弟が兄の無罪の証拠となるかもしれない出来事を届けに来たがジョーの有罪を信じるヴェラは取り合わなかった。
しかし、事件を調べ始めるとほころびが次々に見つかり、ジョーが犯人とは思えなくなってきた…。

当時は専門家の意見を信じて状況と照らし合わせただけ、ヴェラの落ち度ではなかったかも。
でも無実の人が刑務所へ送られ、そこで「子ども殺し」として命を落としたのも事実。
家族がヴェラを恨みに思う気持ちもわかる。
放っておけば隠し通せたことかもしれないが、
間違いを明らかにするヴェラという男の決意を見せられた、そんなエピソードでした。
元奥さんに会いに行ったり、ジェフリーズの留守電へのメッセージはタイミングがおかしい気もしたけれど、ジョーの家族へ会いに行くタイミングを計っていたのと同じ理由かな?

ヴェラのために一丸となるチームがよかったですね。
この隠密捜査がすぐにばれるとわかっているからこそ言えることですが。
ヴェラのためだけでなく、ボスのためでもあるところが重要なのですよ。
一番の味方であり、決して悪いようにはしないボスだとわかってます。
だからボスは上からの風当りが強くて、みんなが心配してるのはそういうこと。
しかしそれも今日まで。
宿敵の副本部長がボスの正しさをようやく理解でき、感謝の言葉を告白できましたからね。
「部下にも同じように」という言葉は不必要に思えましたが、ボスの温情面(4回見過ごしたとか)も含んでいると考えると副本部長がいい人になりすぎ?(笑)

これでようやく放送と同一週視聴に追いつけた~、かな?

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コールドケース7 #14「メタモルフォーゼ」 Metamorphosis & #15「花婿」 Two Weddings

#14「メタモルフォーゼ」
1971年。サーカスの空中芸でスターだったミア・ロマノフが演技中に墜落死。
事故とされていたが、当時観客だった女性が、サーカスの転落事故を集めた写真展でミアの墜落する瞬間の写真を発見し、墜落途中に既に死亡していた可能性を指摘したため再捜査となる。

犯人探しに焦点を絞って見ていないとはいえ、今回はまったく予想外。
レスターも自分を守るため、家族を守るための手段だったとはいえ…。本当の自分を隠しに隠している故の爆発だったのでしょうか。
ただですね、レスターが犯人では?と至った理由がですね、ビッギー(ツインピークスの人ですよね?)の薬代、その払い主の実名、と私たちにも取調室まで知らされないのですよね。
ちょっと反則っぽい(笑)。
しかしビッギーが繰り返し「経営筋が…」と言いつつも口を割らなかったところで推測すべきとも言えますね。

前回ラストで車中で射殺されていたキッチナー。
当然と言えば当然にリリーにも事情聴取が待ってました。
ボスに事件の当夜の行動を聞かれると正直に「ひとりだった」と答え、
その直後にスコッティから「書類を届けに行った、と言っておいたよ」と聞かされれば事情聴取でそれを使い、ボス困惑(笑)。
しかし真犯人はリリーがキッチナーに襲われる原因となった事件の被害者のお父さんでした。
理由はもちろん娘の復讐。
リリーの疑いは晴れたものの、相棒の無実を信じているからとはいえ、
そういうかばいだてをボスは大嫌いなはず。
今後に影響しないといいですね。
スコッティがお母さん事件で荒れそうなことを自ら予告してるし。



#15「花婿」
鑑識のルイが結婚することになった。
バチェラーパーティーにもよばれたスコッティが、花嫁の前回の結婚騒動についての噂を仕入れてくる。
2008年。式の前夜に結婚できないと言い出した花婿ダンがホテルのバルコニーから転落死。
花嫁アナの家族は金持ちだったので、第一容疑者でありながらも彼女は事情聴取もされていなかった。
犯人かもしれない女性とルイを結婚させるなんて…とチームは式場、披露宴会場で独自に再捜査を始めるのだった。

結婚式・披露宴のその場での捜査という変わり種で面白かったですね。
もちろんボスの遠隔操作(捜査?・笑)も含めて。
しかし、いつもデスクワークもきっちりこなしていると思っていたボスがレターケースの招待状を確認もしていなかったなんて。
ベル検事だってちゃん返信してたのに(笑)。
きっとあのファイルケースは私信専用だったんだな。
さすがボスは仕事優先な人だ!ということにしておきましょうか。

転落死したダンの人、「ダメージ」でも結婚前に殺される人だったので「そんなに同じ役やらなくても…」と思ったら微妙に違ってましたね。
出直すつもりで選んだアナとの結婚に嘘はなかったが、
8年間意識のなかったメラニーに自分の名前を呼ばれたとあっては、
気持ちを引き戻されても無理はない。
それが最期の言葉であったのなら自分の選ぶ道もひとつしかないと思ってしまったのでしょうね。
コールドケースには珍しい、自殺という結果でした。
アナは怒りながらもダンの気持ちを理解してあげていたのでしょうか。
それもルイがいてくれたからこそなのかもしれませんが。

結婚式が舞台ということでみなさんの正装姿というサービスエピソード。
ミラーがいないのは残念ですけども。
ここ最近、必ずと言っていいほど誰かしらが休んでおりますが、大人の事情だったのでしょうか。

で、最後のブーケトス。
受け取ったというか拾ったのはリリーでしたが、
私はヴェラがダイレクトキャッチするような気がしてました。
はずれてよかったです(笑)。

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