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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「デクスター」の記事一覧

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デクスター8(終)

シーズンファイナルであるだけでなく、デクスターというドラマが終わってしまいました。
でも…なんですかねえ…。
家族を意識しだしたところから、感情がみえるデクスターに違和感もっていたともいえるので、本人もそれを抱えたままだったとでもいいましょうか。
家族を意識しだした、というのは具体的には今回挿入されていた親になるところかなあ。
わざわざ入れてるくらいだし。
でも、終盤にいくにしたがってハリソンのことをジェイミーに任せっぱなしだし、家族意識はどこへ?という感じ。
デボラとの関係修復にやっきになっていたからなのでしょうか。
そこがS1で強調されていた、「ふつうの人間だったらどうする?」と意識しなければならなかったデクスターがそのままだったということなのだろうか。

ハンナと惹かれあったのは「ふつうの人間」の愛情ではなく、同じ考えに囚われている者同士だから惹かれるのだと思えてならない。
ハリソンがハンナのことを大好きというのも、自分に流れる血の意味を知っているからのような気がする。
バスに乗るハンナとハリソンとのお別れシーンは、そんな感じでちょっと納得もしてしまった。
が、そうはならない。
犯人以外命を落とさずに終わるのかと思ったら、デボラが合併症でもとには戻れないと。
それを目の当たりにしたデクスターが自分を取り戻すというのも皮肉なような。
S7の最終回を見終えて、デクスターにとって何がハッピーなのかわからないと書いた通りの終わり方だったかも。
目覚めたエルウェイは、アルゼンチンを手がかりにハンナを探すだろうし、クーパー保安官が何を追ってたか同僚が知らないわけないし、まったく安全ではないのに、自分と関わらないことを最優先にするあたりが、デクスターらしいというのでしょうか。
サクソンを刺したのだってデボラがあんな目に遭っていなかったらもっと追及されてしかるべしだろうし。
エンジェル、優し過ぎるぞ!

エンジェルが優し過ぎるついでに、気になったことを。

マスカの娘、彼女は何のために登場したの?
身内に対しては道徳心やら倫理観が強いマスカをいまさら強調するためか?

現場での手癖、女癖の悪かったクインが今シーズンかなりいい人でしたよね。
ジェイミーにも正直だったり、巡査部長になろうと頑張ってみたり。
彼は殺されるのだな、と覚悟しましたよ。
そしたら、真面目になったクインとヨリを戻すデボラが…でした。
最後の最後には病室のデボラにすごく真っ当な言葉をかけてたし、改心とは!と考えさせられるシーンであったのも確か。

FOX CRIME で放送が始まった時はまだデジタル契約していなかったから見られずに悔やしい想いを原作にぶつけてみたり、ようやくデジタルにして見たオープニング映像の鮮やかさにやられたのを思い出します。
シーズン1のような食いつきはなかったものの、やっぱり見たいドラマであったのは確か。
でも、ハンナが出てきてからはちょっとつらかった。
彼女はまだチャックのサラだったし。
チャックが完全に終わってからのハンナだったら違っていたかもなあ。
エルウェイや保安官の追跡に、どうして得意のコスプレしないかなっ!とイライラ気味だったですよ(笑)。

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デクスター7(終)

トラヴィス殺害現場をデボラに見られ、自分の正体も調べられ、真実を告白するしかなくなったデクスター。
そんな幕開けで、これまでとはかなり違った展開だったS7。
兄を正しい道に呼び戻そうとするデボラが健気なんだけど、呼び戻そうにも最初から正しい道にはいなかったんだよなと思ってみたり。
本当の自分を隠すための偽りの人生を大切に感じる、そんな変化に気付いてとまどうデクスターというのは新鮮。
その偽りだった自分の生活を守るために、本当の自分を探り当てたラゲルタが邪魔になり、とうとう掟を破る決心をするものの、兄の行動がわかるデボラが現場に向かうと…
いやあ、これは予想しなかった。
デボラがデクスターを撃つわけはないけれど、彼女が自分の銃でラゲルタを撃つとは。
この後、ふたりで海辺のパーティー会場歩いてましたけど、あれは現場偽装を追えた姿だったのでしょうか。
あの現場をどう作ったのか、ハラハラですよ。
ラゲルタって、最初はただの政治屋だと思っていたのに(小説の一冊目、そういう印象が強かったから)刑事としての眼力も持っていたのですね。
それがドークスへの愛情故だったとしてもないものは使えないわけですからね。

こんな展開、本来だったらもっと食いついて見たはずですが、デクスターが愛する人として登場したハンナのせいで何か入り込めなかったですよ。
ハンナという連続毒殺犯を愛してしまい証拠隠し、しかし彼女への追及をやめないデボラにハンナの手が伸びた時、デクスターが選んだのは妹デボラだった、でもハンナへの愛は終わらない…そんな風に揺れるデクスターを見るのは楽しみだったのだけど…。
では何がいけないって、ハンナが「CHUCK」のサラの人だということ。
サラの隣りにいるのはデクスターじゃなくてチャックなの、日本ではまだ「CHUCK」終わってないから。
だからサラの人を見ると、チャックはもちろんケイシーやモーガンたちを無意識に探しちゃうのです。
彼女にはホントに失礼な話だと承知ですが、「CHUCK」を見終えていたならもうちょっと切り替えることができたかなあ…?と思わずにはいられない。

次シーズンでおしまいなのですよね?
ラゲルタ殺害事件はどうなるのか、兄のために人を殺してしまったことにデボラは耐えられるのか、エンジェルは本当にこのまま警察を辞めてしまうのか(いい人すぎて涙が出てくる…)、ハンナはどこへ消えたのか、終わりが決まっているのですっきりとさせてくれることを願います。
ハッピーエンドであることも特にこだわらないですよ。
デクスターにとって何がハッピーなのかもわからないし(笑)。

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デクスター6(終)

前シーズンもずっと見ていたのですが書くのは久しぶりでございます。

今シーズンの終わりはかなり意外でした。
これまでは次シーズンに多少引きずりはしても、1シーズンでメイン事件の決着をそれなりにつけてきましたよね。
今シーズンも最後の一突きはしているので終末キラーの決着としてはついたといえるのでしょうが、その瞬間をデボラに目撃されるというのは予想しませんでしたよ。
原作もデクスターがデボラに素性を知られるらしいので原作通りということですかね(一冊めしか読んでないので)。
血はつながっていないとはいえ、兄への恋心を自覚した途端に兄の裏の顔を見るというショッキングなエンディングでしたね(っていうか、ハリーの導きがなかったからこんなことに?・笑)。
それでなくても今シーズンは、デクスターと神、信仰、と同一線上では考えられないような路線だったのに。
ブラザー・サムはハリーにとって変わるかのような存在にも思えましたよ。
彼との出会いがあったから、死を覚悟した瞬間に思ったのがハリソンだったのかも。
そしてこれは人の心を持ったデクスターを決定づけたかのようにも感じました。
一方で、デボラの「愛してる」の意味も、トラヴィス(&ゲラー)の教会再調査の意味も気付かない。
冷凍庫キラーの兄に導かれたりもしていたので、血の濃さを語っているのでしょうか。
というわけで、最高だったS1にはかないませんが、この意外な終わり方もかなり気に入りました。

政治屋となったラゲルタが面倒臭かったのですが、あら、結局はデボラの味方?
それともスキャンダルは切り捨てて、希望に賭けたのかしら?
次シーズンの彼女の立ち位置も気になりますよ。
そして何と言ってもエンジェルがかっこいいシーズンでした。
警部補の職をデボラにとられても、恨むことなく殺人課をまとめようとし、あほたれクインの失態も異動をすすめて荒立てないようにし(クインは人事に相談しちゃったけど)、なんでこの人が奥さんや子どもに捨てられちゃうのか納得いきませんよ。
妹の交際相手(マスカの実習生)を遠ざけようとしたのはお父さんみたい♪と笑ってしまいますが、正解ですよきっと。
彼はデクスターに何かを仕掛けてますものね。
あれは敬意の現れなのか、ゲームを否定されたことへの恨みなのか、これも気になりますよ。

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デクスター5(終)

デクスターがルーメンに、やっと出会えた心の友を感じて幸せになるのか?と思ったら、やはりそんなことはありませんでした。
「彼女の目に映る自分は悪ではない」と心があったかくなっているかのようなデクスターは異質であると同時にその想いを認めてあげたいとさえ思わせるものだったけれども。
同じ方向を向いていると信じていたルーメンの「私の闇は終わった、でもあなたは違う」を聞いて(今後彼女がふつうの生活に戻れれるのか疑問だけど)一瞬荒れるデクスターもまた愛しく思えました。
デクスターは闇と向き合い続けなければならない自分を再確認し、
デボラは正義だけで突っ走れないこともあると身に沁みてラゲルタの立場を理解し、
アスターはデクスターの正義感を少女なりの正義感で受け止め、
みんなが少しずつ成長したといえるきれいなラストでした。

デボラの刑事としての勘の鋭さは見事でしたね。
完全に事の真相にたどり着いてましたよ。
カーテン越しにデクスターとルーメンに対峙した時、向こう側にいるのが本当は誰なのかわかっていても不思議ではないくらいの洞察力でしたよね。
ただ、クインはいいのか?
リディを殺したのが誰なのか、彼だけはわかっているだろうに。
そんなことよりもデボラと一緒にいられることを選んだのか。
男運の悪いデボラのことなので今後のクインの運命も心配(笑)。
と、やっぱり続きが楽しみなドラマのひとつには変わりない。
人殺しが主人公で、それを泳がせるためでなく見逃す仲間(?)なんてドラマは以前の自分なら却下しただろうな(笑)。

最終回で一番好きだったのはラゲルタに「記念日だから」とプレゼントするエンジェル。
私だけじゃなくラゲルタも「何の記念日かしら?」状態なのも当然、
「デボラと仲直りした」記念日ですってよっ!
前の奥さん、もったいないことしたよね。

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デクスター4 #1「Living the Dream」&#2「Remains to Be Seen」

やっとCRIMEの初回放送を追えると思ったら、先週末と今週末(4月17日と24日)で、マラソン放送しちゃうの?
週一放送も2話ずつだし、もったいないですね。

息子ハリソンも無事産まれ、新しい家に引っ越し、普通の家庭人らしい喜びも苦しみも味わっているデクスターからスタート。
「これが終われば眠れる…」風に夜道を疾走する車は欲望の仕事と思わせて、実はハリソンを眠らせるための夜のドライブ。
すっかり家庭人になったようで心配したけれど、欲望はしっかりありました。
機会が減った分、ターゲットの選別に慎重になっているかも。
育児疲れで裁判で重大なミスをしてクインに責められるが、突きつけられた事件資料がまた願ってもない悪事の数々と行動パターン。
早速仕事に…と思っても、待ち伏せ中に疲れて眠ってしまったり、これからという時にハリソンの薬を頼まれたりで、ちっとも集中できない。
かわいそうなことに、これが疲れのピークで家へ向かう途中に横転事故。
脳震盪は起こしたものの、見た目に大きな怪我はなかったが、切断したゴメスをどうしたか記憶がない!
必死に記憶を辿るがまったく思い出せない。
薬を持って家に帰ればそうそう外出はできないので、始末してるはずだとは思いましたが。
結果は途中だった、ということかな。
とにかく誰にも見つからずに処分できてよかったです。
しかし、この間現れるハリーの意地悪なこと(笑)。
デクスターの脳内ハリーだから仕方ないけど。

トリニティ・キラーという連続殺人犯を迎えることになるようですね。
家族との時間と、欲望と、デクスターがどんどん磨り減っていくようで心配♪
このトリニティを追って、S2に登場したスター捜査官ランディがやってきました。
この事件のためにFBIを退職したそうで、デクスターには強い味方であると同時に厄介さんだ。
ランディはデボラにとっても厄介さん。
アントンとうまくいっているのに、まったく連絡なかったランディの突然の登場にかなり動揺してますね。
「よりを戻す気はない」と宣言したものの、ランディの「私もそのつもり。マイアミに来たのは事件のためだけ」にぐらついてますよっ!
自分を刑事としてしか見ないことに我慢ならない日が絶対に来ると思う。
そういえば、彼女まだハリーの愛人情報屋探しを続けているのですね。
これも厄介のタネになるのかな?

S3から登場のクインが内務に追われている理由がわからなかったけれど、ああこれか…。
刑事としての捜査には文句ないけれど、現場で時々手癖が悪いのですね。
それで高級時計に、高級車なの?じゃあ、時々じゃないな。
裁判の失態を強く攻めたデクスターに現場を見られて、懐柔しようと近づく姿にがっかり(笑)。
ラゲルタの呼び出しが、「女性記者との会話に注意」だけだったことに思わず笑顔がもれてるのもいい具合に悪い。
「何故デクスターは話さなかったのか?」とクインが食いついて、ドークスのようなことにならなければいいのですが。

人間関係も、ラゲルタとエンジェルが付き合ってたけど別れるという急展開。
マスカはあれで気付かなければ相当○○さんだ。
でも、「カフェインとりすぎ!」とデクスターに忠告できる優しさを見られてちょっと嬉しかった(笑)。

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