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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「孤高の警部ジョージ・ジェントリー」の記事一覧

孤高の警部 ジョージ・ジェントリー ~#23「若者たちの叫び」 Son of a Gun

今回の新作、ようやく放送された分を見終えました。
バッカスが人妻と恋に落ちたり警部補に昇進したり、警部は多発性硬化症であることがわかり、とりあえずの最終話ではふたりで事件を微妙にもみ消し…。
先行きが心配になるような、このまま先行きを想像させたままお終いになるような、そんなラストでしたね。

事件に対して正直でありたい警部がもちろん主人公なのですが、バッカスの若者ぶりも十分に見所です。
良くも悪くもポリシーなくて、その時に信じていることが全てというのが当時の若者の代表のようです。
今回も、レイチェルが元にいた警察署で「がんばっている婦警さん」だった時は応援し、ちょっとばかり若い女の子に会えるのを喜んでいる節もあり、でした。
ところが、彼女が自分のいる署にやってきて、警部も目をかける後輩になった途端、邪魔者扱いです。
でも、他分署での彼女への姿を思えば、女性の社会進出を好ましく思っていないとかではないのですよね。
ただ警部が自分以外の人に目をかけるのがうれしくない、というか。
「レイチェルがいることに慣れろ」、「バッカスに慣れろ」という警部の言葉がそれを物語っているようにも感じますが。
私も、レイチェルが加わったことにはちょっとばかり物申したいです、タイラー巡査の出番、確実に減りましたからね(笑)。

どうなのですか、このシリーズは続くのでしょうか。
続くのだとすればバッカス警部補はもっと成長しないといけないですよね。
そうすると彼の特徴でもある、良くも悪くも~の部分が変わって来なければならなくなります。
それはちょっと、もうバッカスではないような気もするけれど、成長させてあげなければならないとも思いますけど複雑です。
そういったことも含めて、このまま想像膨らませたままお終いというのもありかと思いますが、続きがあったら確実に見ますけどね。

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孤高の警部ジョージ・ジェントリー #16「死の真相」 Gently Between the Lines

「刑事フォイル」を見終えたので、見始めました。
なんですか、本放送はもう終わったんでしたっけ?
まあいいです、ゆっくり見ますから。

#15「ジェントリー汚職疑惑」から半年という設定。
関係者死亡で真相を知る者がいるのか?と心配でしたが、警部もバッカスもふつうに刑事でいるようなので誤解は解けたのですね。
警部の方が軽い怪我だったらしく、バッカスは半年たってようやく退院。
退院に合わせて警察に辞表を提出したようで、警部は思いとどまらせようと「辞意は一ヶ月前でないとダメ、それまでは働け」と言い捨てます。
今バッカスが警察を辞めてしまったら全てにおいて逃げる人生になってしまうからと、そうはさせない親心です。
確かに、前シーズンでの大聖堂で警部と共に撃たれたのもありますが、その前に容疑者ともみ合って結果的に殺してしまったのもありましたものね(不仲のお父さんに縋って泣いていたのが、それがどれだけのものかを語ってましたよ)。
一番きつい時期だということなのかもしれません。
ただ、「警部は何も感じてないの?」と言ってましたけど、あんたくらいの時にあったと思うよ(笑)。

最初はいやいやだった捜査の途中、急に表情変わったようなところありましたよね。
若い女性警察官レイチェルと一緒だからかと思いましたが、そうではなかったようです。
追う事件だけでなく、レイチェルの置かれた立場を刑事嗅覚で察し、そして最後はやっぱり警部のピンチを助けに行き、コンビ復活となりました、「辞表返して」って(笑)。
辞める気アピールのために普段着っぽかった服装も、次回からはスーツになるのでしょうね。

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孤高の警部 ジョージ・ジェントリー #13~15

歌声の行方
横転した車の中から若い女性の死体が発見される。
車の持ち主は地元の名士ブラックストーン家であり、額に真新しい傷をつけた息子に質問するが母親が何かと遮り捜査は難航する。

高貴な家柄の内幕というのはイギリスドラマにつきものですね。
今回も家庭内の人間関係が破綻していて、抜け出したい気持ちと恵まれた生活の板挟みで苦悩している息子が憐れ。
でもお父さん、それはないだろう。
後妻の仕打ちにも頷けないが、お父さんも一方的な被害者じゃないですよね(家庭において)。
後妻の人はお久しぶりのペンハリガンの人だ。


消えた子供
グローブス夫妻がちょっと目を離した隙に養女フェイスが誘拐される。
実際の両親や夫妻の交際関係を調べると、養子縁組の仲介組織の非情さが垣間見え…。

赤ちゃんを仲介組織にとられたという気持ちでいっぱいの女性の「どうして一緒に暮らせるように助けてはくれないの?」という叫びが効きましたよね。
この仲介組織はシングルマザーは許されないというのが根本にあるみたいでしたから。
グローブスさんがシングルマザーとなってしまった時代から二十数年、声が届くにはまだまだ時間が足りなかったのかしら。
バッカスが誘拐の容疑者ともみ合って、容疑者死亡というのはきつかったです。
考えてみれば警察官は基本的に銃を持っていないのですから、捜査の段階でたとえ犯人であろうと人を殺してしまうなんてまずないはず。
気遣う警部には静かな表情でありながら、不仲だった父の胸で涙を流すバッカスが愛おしかったようなきがします(?)。
グローブスさんはマイクロフトさんでしたね。
ヒゲとメガネで印象変わりますが、マイクロフトさんでした。


ジェントリー汚職疑惑
夜勤の警察官がパトロール中に死体を発見したせいで殺されてしまう。
しかし、警察は汚職を気に病んだ自殺として片付けようとしており、身重の妻はそれが悔しくてたまらない。
彼の無念を晴らそうと約束する警部だったが、刑務所に送り込んだはずの汚職警官ラティガンが釈放され、逆に警部が汚職警官であったとして捜査される。

警部の周りは敵ばかり!
警察の上層部はみんな何かしらの汚職に手を染めていたってことですか。
それを許せない孤高の警部は、ラティガン事件を逆に利用されて抹殺されるところだったわけですね。
それにしてもあんなに大掛かりに仕込まれるなんてヒドイ恨まれようですよ。
汚職の証拠を並べられても、複雑な顔をしながらも警部を信じるバッカスが健気でした。
テイラーに「この捜査は間違ってる!」と睨まれる前からバッカスの心としては潜入捜査だったわけですよね。
警部のためにウソで時間稼ぎ、ホテルから大聖堂へ走る走る…バッカス大活躍。
「いつでも警部の味方です」にまた大人になった彼をみたような気がします。
今後、「傷つきやすく騙されやすい、都会の罠に陥る恐れアリ」という警部のバッカス評にもう少し何かが加わるような気がします。
っていうか、続くんですよね?(笑)
でも関係者がみんな死んでしまって、真相を知るのは警部とバッカスのみ。
濡れ衣だと証明することもできずに、警察は警部を受け入れられるのでしょうか。
あの弁護士が手を尽くしてどうにかなったりするのでしょうか。

ドンパチ合戦がないところも好きだったんですけどね…(笑)。
しかも元同僚・親友で殺し屋がルイス警部の人とは!
誠実なルイスしか知らないのでまったく想像できない(ミスキャストだよね・笑)。
ミスキャストついでに言うと、バッカスの元嫁、キャラクター変わりましたよね。
もっとお嬢様っぽい人だったという印象があるのですが(署長の娘だし)。
今度の恋人の趣味なのかしら(笑)。


とうわけで新エピソードも終わってしまったわけです。
警部はもとから大人ですから、ここではバッカスですよ、またちょっぴり大人になったようです。
移民、多人種、貴族階級、シングルマザーへ向ける視線は当時のイギリスの若者そのものだったのでしょうね。
彼には、そこに本当にある差別的感情なんてものはなく、世間で言われていることだから程度。
だから事件で当事者たちに触れるとちょっとだけ気持ちが変わったり、心が痛んだり、と。
良く言えば打てば響く、悪く言えば流されやすい、そんな若者の代表としてのバッカスくんなのですかね。
そんな若者代表の彼を警部は「打てば響く」の方を大切に見守ってくれていると、届いたような気がするのは美化しすぎでしょうか(笑)。

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孤高の警部 ジョージ・ジェントリー #12「ノーザン・ソウルの夜に」 Gently Northern Soul

新エピソード開始です。
といっても4話しかないのですけどね。
これが最新シリーズでBBCでもこの夏に放送されたものなのですから、こんなに早く放送してくれることはありがたいです。
この新作に先がけての1日3回の再放送枠(つまり今「REX」やってる時間)のを保存用にした時についでにおさらいを兼ねて最後の11話「裁かれる者」をうっかり見てしまいました。
それぞれの想いに泣けて泣けて、あんなに楽しみにしていた新エピソードにすぐには手が出せませんでした。
間に「ウォーキング・デッド 3」をはさんでから見ましたよ。
このチョイスはいいのか、悪いのか…(笑)。


時代は1968年。
増えてきた移民、異人種をどうするか?というのが大きな問題だった時代のようです。
警部はキング牧師を尊敬し、人類は一つの人種関係法案支持派、しかし時代はそれを却下。
移民に脅威を感じる旨を発表していたのは、本当のニュース映像&ラジオニュースだったのでしょうか。
自分たちの国がどうかしていた歴史を見せてくれるのはすごいことだと思います。
このラジオニュースを聞いた後に、ひとりの警官が「誰かが言わなければ」と言っていましたね。
これは「誰かがコイツに意見してやらねば!」ではなく、「誰かが言わなければならなかったことを彼が代表して言ってくれた」ですよね。
彼も差別を信条としているわけではなく、世間の流れの中で生きているにすぎないのでしょうけれど。

バッカスもそうです。
最初に被害者ドロレスに対面した時に売春婦だと決めつけ、「違った女」と形容し、家族へ知らせる際にも名前を覚えておらず…差別する気はなくても世間がそうしていることをそのまま表したに過ぎない感じ(つまり、何も考えてない)。
ドロレスの親友キャロルに惹かれても、彼女の前で平気で「違った女」なんて言葉を使ってるところからも想像できます。
そうやってバッカスはまたひとつ大人の階段を上ったのかもしれません。

事件ですが、ドロレスの死は殺人ではなく事故。
しかしこれも黒人の娘だからと飲酒運転の男が放置したということが根深い。
そしてそいつを客としていた女性は、人種関係法案がだめになったことを知りながら真相を話すという勇気を持ってました、遅かったけど。
間違った歴史の中にも、それをよしとしない心はあったのだというサインなのでしょうか。
ドロレスの妊娠が事故という可能性を排除させてしまったのかも。
別れさせることに必死でウソつきまくったり、あえて誇りのために交際認めたり、もう混乱の極みだったわけですからね。
ドロレスのお父さんアンブローズが、こんな社会でも誇りを持ってもらおうと自身の経歴を偽って、勲章を店で買っていたとか悲しすぎます。
ジョセフは知っていたから、だから警部に向けて偽りの経歴を話すのを見たくなかったのでしょう。
被害者家族と異人種排斥主義家族、これだけ怒りが煮え立っているところに「事故でした」っていうのも酷。
リース家は親子の絆をつなぐことはできましたが、最後警部たちに送られ家に入る時の表情は、大量に吸った息を吐く場がない、そんな風に見えましたよ。



以下余談。
アンブローズは、あの「OZ」のサイードじゃないですか。
彼がワッツ家に殴り込みをかけに行った背中を見て、「彼が刑務所に入ったら…」と妄想したことをお許し下さい。
アンブローズの息子ジョセフは、「ミステリー in パラダイス」の真面目警官フィデル君。
で、キャロルは同じく「ミステリー~」の初回にいた女性警官、こんなところで再会するとは(笑)。
警部、強かったですね。
バッカスがやられているところを拳ひとつで救いました。
若いもんとは鍛え方が違うのでしょうか。
プールのバッカスのてれっとした身体つきでは警部に一生かなわないでしょう。
ところで、こういう時、時代を考えて「トレーニングしないように!」とかお達しが出るものなのでしょうか。
あの身体も役作りなのだと思ってあげないと、ちょっとかわいそうな気がしました。
だいたい、最近の俳優さんは健康も考えてある程度…ねぇ(笑)。

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孤高の警部ジョージ・ジェントリー #11「裁かれる者」 Goodbye China

警部の情報屋チャイナ死亡の知らせが届く。
廃屋で酔って転んで死亡したとのこと。
3カ月前に情報屋としての関係を絶ち、立ち直るための資金を渡していた警部はその最期に心を痛め、自分なりにチャイナの死の足跡をたどることにする。
運ばれた病院の看護師は、チャイナは酔ってはおらず、服装もきちんとしていて浮浪者とは思えなかったと語り、検視報告書との違いに納得できない警部は捜査に乗り出す。

何もかもが悲しすぎる。
優秀な警察官で息子を愛する父親であるから許せなかった少年たちの反省のなさ、
その少年たちは自分らの素行の悪さが原因とはいえ両親からは見放され、
体罰が待っていると知りながらも更生施設に預けることを黙認した父親は自身も逃げ出したいと持て余し、
希望を持って赴任してきた少年更生施設教師は自分の学んできた新しい更生方法を受け入れてもらえずやる気を失い退任、
その更生施設教師と不倫を続ける妻を愛する警察官である夫は尊敬する上司とその息子を守るために道を踏み外し、
警部の言葉を受け止めて新しい人生をスタートさせたチャイナは正しい行いのために命を落とし、
投函されなかった自分宛の手紙を読み、チャイナの人柄を改めて胸に刻み込んだ警部…なんという事件だったのでしょう。
マエフリであった、「空き巣をするような乱れた警察」であった方が気持ち的にはどんなに楽だったことでしょう。
逮捕することとなった警視の「妻だけでは息子の面倒をみられない」という言葉も、
それを聞いて「警部、帰りましょう」と訴えるバッカスも、
それでも警視を逮捕する警部も、心が痛すぎましたよ。

そんな事件に新風を巻き込んだのは給茶機(撤去されるシーン、寂しそうだった・笑)と署長の女性運転手。
女性運転手はバッカスか?と思うほど積極的に警部に接近でしたね。
有能だし、見た目もいいし、子どもにも優しい、そりゃ警部は再婚相手には理想でしょうよ。
「私は父親にはなれない」、「残念、すてきな父親になれるでしょうに」という会話に「すでに手のかかる大きな息子がいますんで」と勝手に警部のセリフを付け足した私をお許し下さい。

その大きな息子は今回特に失敗なし!浮かれた行動もなし(看護師さん見てにやけていたのは除いてあげる)!それどころか、令状取れなかった農場に忍び込むのに「他の言葉は?」と聞かれて「午後休みを取っても?」と即座に反応できるくらいに立派になったと言ってあげるべきかもしれません。

もっとこの世界を見ていたいですが、これでもう今のところストックがありません、残念です。
新作は作られるのでしょうか?
それにしてもこの町の空は鈍い色をしている。晴れていても鈍色。
海辺の町の空とはこういうものなのだろうか。
鈍色の空から陽光が差すところなど内容とマッチしすぎている。

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