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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「孤高の警部ジョージ・ジェントリー」の記事一覧

孤高の警部 ジョージ・ジェントリー #4「沈黙は永遠に」 Gently with the Innocents

屋敷を買い取った女性コーラが、元の家主の死体を発見したと通報。
現場のブラックスミス巡査によると、この屋敷はかつて学校でコーラが買い取って土地開発のために解体することになっていたという。
現場に居合わせた庭師のハリーが血のついたシャツを着ていたことから拘束されるが、彼は学校に通ったことがないという「だんまり君」だった。


元学校だったという屋敷の実体は孤児院だった。
しかも運営に携わっていた大人たちにはお気に入りの子が存在して…というものでした。
ブラックスミス巡査も、コーラも、ハリーもこの施設で育ち、つらい思いをしてきたのでした。
されたことの口外を禁じられたため、ハリーはしゃべることを拒否し、
コーラは土地開発の波に乗って過去を葬り去ろうとしたのですね。
元家主であるピーチメントは、そんな彼らの傷口をえぐるようなことをしたのだもの。
こんなにかわいい名前なのに、あの非道っぷり(笑)。
ハリーの感情の爆発を誰が止めることができましょう。
巡査たちは証言しない、事件としては成立しない、警察の上層部と理由は違うものの警部の選んだことは同じという皮肉な結末です。

今回驚きだったのは、コーラの前科。
どんな罪状かと思ったら、自殺未遂ですよ。
1961年までは自殺法というものがあって、未遂者には刑が科せられたのですね。
コーラも刑務所に入っていたとか。
絶望から選んだ道に失敗したら、さらなる仕打ちが待っているとは。
必要なものは罰ではなく、ケアだろうに。
宗教観からくるものなのでしょうか。

児童虐待という重苦しい話題でしたが、
バッカスの燃え出すライバル心や、思いやりの心が美しかったです。
警部が現場の様子をブラックスミスに聞くことが面白くなく、
睨んでみたり、会話に横入りしてみたり。
警部も、わざとだよね(笑)。
警官になりたい少年へも、鬱陶しがっていたのにその心根や親の態度に接して変わっていきましたよね。
ここらへんが、「打てば響く」と警部がバッカスをかわいがる理由なのかもしれません。
…警部、かわいがってますよね?
地下室での真相を巡査とコーラが語った後、掘り返した床を埋めてる姿も彼らしいと思えました。
すごかったのは、捜査に横槍を入れてきた義父に警部が呼び出された後「ジジイはなんて?」ですよ、ジジイですよ。
このジジイが、娘と婿の家庭へ金銭的援助を止めたから金回りが苦しいのかもしれない(笑)。

警部、結婚を約束した医学生の恋人がいたのですね。
それなのに、戦地に赴いたら違う人を奥さんとして連れ帰ってきたとは。
これまで、女性のお誘いをジェントルマンにかわしてたのに、結構な過去をお持ちだったのですね(笑)。

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孤高の警部 ジョージ・ジェントリー #3「偶然が犯した犯罪」 Bomber's Moon

ドイツ人実業家グンターの水死体が発見された。彼は息子夫婦と船旅中で、戦争中に捕虜として過ごした村に立ち寄ったのだった。

落ちた飛行機で家族を失ったもの、敵でももてなす農家、今でも敵国を憎むもの、戦争への人々の想いが交錯していて見応えがありました。
自国に戻って成功したが故に戦争当時を笑い話にできるグンター、彼を許せなかった気持ちもわからないでもない。
しかし、グンターの人柄は彼をもてなした農場一家の態度から憎めるものでもないし。
会社経営を安易に息子に引き継ぐような家族経営に危機を感じていたというところも、話がわからない男ではないと思えるのですが。
家族を失った憎しみの炎は、相手の人柄など関係ないのだなと寂しささえ感じました。
確かにグンターの息子はバカ息子みたいだけど。
「会社は旦那さんのものにはならない」と聞いたあとの嫁の態度の変わりようも見事だったなあ。
そんな中、一人残されてしまった犯人の娘を当然のことのように迎え入れる農場夫婦のあたたかさにまいりました。
青年がグンターの財布を盗った理由、「母親の写真があるかもしれない」は心底信じられるな、と感じました。

バッカスは、どういった理由で金に困っているのでしょう?
グンターの息子からの買収提案、本気で受け入れるつもりだったのでしょうか。それとも捜査の一環?
金を貸してあげた警部の行動は、これから彼を鍛えたいという親心にも似たものでしょうね。
そんな、バッカスの私生活も気になりますが「ドイツ語が得意」というのはディッシャーのようでした
ヒヤリングは苦手だったり、チャイナの通訳に「確かにそう言っていました」などと負けず嫌いなところを発揮したり。

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孤高の警部ジョージ・ジェントリー #1「再挑戦の始まり」

内部の汚職を調べ始めたら妻を殺されてしまい、退職を願い出たロンドン警視庁のジェントリー警部。
ダラムという町で事故死した青年ビリーの葬儀に、妻殺しを指揮したと思われるウェブスターが現れたという情報から、ビリー事件の捜査にダラムへ赴く。

1960年代の腐敗した警察に立ち向かうジェントリー警部の物語のようだ。
警視庁への転属を控えたバッカス刑事との関係が、最初は冷や冷やでした。
しかし、ホテルでの朝食会談は、親しみを感じるようなものでした。
そしたらやっぱり、「君を教育したい」とバッカスの転属を差し止めて、この地で教育していくことにしたようです。
やっぱり、かわいかったんだ(笑)。
潜入・囮捜査、湧き出る推理、と意欲的なのはいいけれど、道を間違わないように教育したいという警部の気持ちがわかるような気がいたしました。
バッカスの証拠捏造の過去のせいで、見つけたマフラーやリッキーの釈放を問い詰められているかと、警部の陰湿さを疑ってしまいました(笑)。
でも警部が見ていたのは、その後ろにいたバッカスの上司の関わりだったのですね。

1960年代が舞台、ばりばりの科学捜査なんて登場しないので、人間関係に注目して楽しめそうな気がする初回でした。

ただですねえ…
バッカス刑事、Life on Mars のサム・タイラーのお父さんだと言うじゃないですか。
気がつかなかったなあ(笑)。
私には、どうかしちゃったエリック・アイドルに見えて、いつ素っ頓狂なことを捲くし立て始めるかとわくわくしてしまいました(笑)。

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