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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「フロスト警部」の記事一覧

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フロスト警部 #41&42「さらば フロスト 前後編」 It the Dogs Run Free Part1&Part2

ジョージっ!!!!!(泣)
こんな終わり方って!
「他に人生の楽しみを持っていた自分と違って仕事人間の私を気の毒がっていた」という警部の告白がありましたが、ジョージこそ警部のお守りの人生だったような気がしますよ。
以前大怪我した時の奥さんの煮えた怒りを思い出すと、警部は一生恨まれ続けるのではないかと思いましたが、命をつないでいる機械を止める時には立ち合いを望んでくれたのでやっぱりジョージという人をわかっていてくれる奥さんだったのだな、と…。
事件も事件で、ドッグレースの元締めを追う事件では子どもたちが命を落とし、それを処理するはずの弁護士は法律事務所の仲間ごとアレで(笑)幼い命が危険にさらされるし、極めつけは資料室アーニーのよきパートナーになりそうだったジェニーが警部を親の仇と見ていたなんて。
今回の日本での最後の区切りのスタートも警部の過去の清算ともいえるような事件でしたが。
なんというか、警部に新しい人生を踏み出させるため、全てに終わりをつけたような気がします。
でもね、それがみんなのハッピーエンドでもいいじゃない。
「目も合わせない時もあったけど信頼していた」という署長の言葉で送り出してあげたっていいじゃない。
どんな苦いことがあっても我々の日々は続いていくのだという、人生を教えてくれたのだとしても…。
警部の幸せがジョージの犠牲のうえにおとずれたというのがシリーズを通してのジョージという役の位置づけを再確認させられたような気がしてしまいましたよ。

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フロスト警部 #34「愚かなる報復」 Dead End

あるご婦人がバスの運転手を見て驚く。
なんと彼ハリソンは数年前トラック運転手だった時代に、運転ミスで歩道に乗り上げ死傷事故を起こしていた。
刑務所に服役中だったはずなのに、過失とされて経歴に傷のない状態でバス会社に採用されていたのだった。
後、仕事を終えたバスが車庫に帰る途中に襲われ、運転手ハリソンと車掌ジェシカが連れ去られるという事件が発生。
バス会社社長は、昨日遺族がハリソンの採用に抗議に来たと告げる。


この復讐事件だけで一本のお話になってもいいと思うのですが。
ピエロ恐怖症事件は必要だったのかな?すごいあっさり解決してたし。
警部が財布を盗まれた話もどうだったのだろうか。
暗証番号メモを財布にしのばせているって、警官として問題アリだ。
まあ、デントン署は重大事件から日常の揉め事までいつも大忙しというのが小説のスタートだったので、そこを受け継いでいるのかな?といまさら思う(笑)。

バス運転手への報復事件はひどかった。
いくら過失でも同じように車を運転する仕事に就くハリソンの神経もわからんし、最後の最後で「ハンドルがすべったのではなく、携帯電話を見ようとした」と白状してるのも。
「携帯見なければ大丈夫」と自信があったのか。
あの態度を見てると「自分には運転の仕事しかない…」というのはうかがえないなあ。
監禁場所を突き止めて乗り込んだところは、一人車の見張りとしてその場に残したのを評価しますが(ウィーン警察は見張りをつけなくて犯人逃しちゃったからね)、具体的な居場所を問い質さずに引っ立てるだけの警部には違和感でしたよ。
これじゃ、マーシュが捜査方法で意見したからデントンに左遷となったというのも一概に彼女を責められない、そんな気がしてくる。
その後の展開ありきと承知はしてますが(笑)。

車掌のジェシカはとんだ巻き添え被害者。
お付き合いが広かったのは犯罪なわけではないし(社長が大急ぎで彼女との写真を処分してるの笑った)、別れたつもりの恋人が半ストーカー状態だったのも愛されていたが故(ホントか?)、そしてインシュリン注射が必要なのに薬なしで監禁され高血糖昏睡状態、こんなひどい扱いされるなんて気の毒すぎ。

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フロスト警部 #39「愛なき者のゲーム」 Mind Game

少女ジェーンを殺害したとして逮捕されたカール・メイヤーが、20年の服役後仮釈放された。
同じ日に失踪したハリエットの遺体が見つかっていないため、被害者家族は周辺住人を巻き込みカール排斥熱が高まる。
20年前に巡査部長として事件を担当したフロスト警部も、今度こそカールにハリエットの遺体を隠した場所を聞き出そうとする。
自己啓発セミナーでは、共同経営者二人が手を出した受講者女性たちから裸で置き去りにされるというイタズラ復讐を受け、そのうちの一人がオフィスで血だらけ死体となって発見される。
オフィス荒らしの犯行と思われたが…。


今回放送の4話(3エピソード)でフロスト警部ともさようなら。
相変わらず重要事件を担当しているのが警部とジョージ、デントン署には若手有望刑事はいないのか?
今回は助っ人刑事もいないし。

二件ともありふれた題材でありながらも、いや~な感じをじわじわと練りこんでくる、そんな事件。
カールの感情のなさは、犯人のふてぶてしさだと思っていた。
牧師さんに「みんなの気持ちも考えて」みたいなことを言われても「そうだね」ですから。
ここでウソでも「改心しました」と言わせるのがふつう。
どこかおかしいと匂わせる受け答えだったのですね。
カールは少々知能が低いらしい。
でもそれは勉強が追いつかないだけで、子どもの純粋さのままだったようだ。
「殺したと言わないと家に帰れないぞ」と言われて家に帰りたいから言われるままに「殺した」と言う、そんな情景が目に浮かぶようでした。
ジェーンとハリエットは、もっと小さい頃からカールと仲良しだったのでしょうね。
同じくらいだったのが、いつの間にか彼女たちが彼を追い越し、それでもというかだからこそ友だちとして認めていたのだなあ、と想像してしまいますよ。
ハリエットのボーイフレンドを殴ったのも「僕の友だちをいじめたな!」だったのでしょうね。
それにしてもこの事件、警部がいながらどうしてこんなことに。
上司が主導権を持っていたにしてもわずかでも疑問を持つことはなかったのだろうか。
家族に感情移入してしまった初めての事件というのが答えなのかも。

自己啓発セミナーみたいなところの事件は、いつかは起こるであろう自業自得モノ。
パートナーがあんな目に遭っても危機感覚えずに、警察の事件報告書に無責任なアドバイス(ネガティブな部分を捨てればポジティブになるって!・笑)してる片割れも畳の上では死ねないだろう(笑)。

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フロスト警部 #33「子供たちを狙う眼」 Held in Trust

7月21日より、#1からのアンコール放送が始まるようです。
連日はキツイので、週一の今の回にめぐり会えてよかったな(笑)。


ジョン・パーマーが娘と息子と一緒にサッカー観戦に出かけるが、娘をトイレに連れて行っている間に息子ボビーの姿が消える。
行方不明事件として捜査が始まるが、田舎道でひき逃げされた男が小児性愛者で逮捕歴があったことから、ボビー事件とのつながり説が浮上する。
ボビー捜しに懸命の警察に、ゴミ集積地から少年の遺体が発見されたとの連絡が入る。


パーマー親子が応援しているデントンのサッカーチームは、副業にリフォーム詐欺をしていた選手がいたのと同じチーム(#10「堕ちたヒーロー」)?
同じだとしたら、トップも交代して心底クリーンなチームになったのかな。

ジョンソンの臓器がすぐに臓器移植されたことから、闇の臓器売買が絡んでいるのでは?と不穏な推測をした私をお許し下さい(笑)。
ひき逃げ被害者ジョンソンは、世間からは認められない自分の性的嗜好と闘い、同じ趣味の仲間コールドウェルとドリューにもストップをかけようとしていた。
しかし、二人は自分の欲望優先で邪魔者ジョンソンを殴って捨てたのでした。
ジョンソンはセラピストの輪ゴム療法を心の支えにしていたのですね。
それでも前科から警部はジョンソンを疑わざるを得ない。
「性犯罪者の居所を明かしてさえいれば!」と署長と意見を闘わせていましたね。
アメリカのメーガン法を視野に入れたかのようなエピソード。
性犯罪者の情報公開を定めているのはアメリカだけ。
イギリスでは登録制となっているらしく、警察はすぐに情報をつかめるということかな?

ボビーか?と思われたゴミ埋立地の少年の遺体は、家出少年を連れてきては養育費を申請する、ふざけた夫婦の犯行でした。
虐待したりまた家出されたりするから、頭数「4」をそろえるために見つけてくるって一体…福祉事務所は何してるかね?
養育費は子どもの数に対して払われるものなのか?
ジャック・フロスト君や、ジョージ・トゥーラン君のために支給されるものでしょ。
福祉事務所もどうかしているとしか思えない。

ボビーかもしれない少年の遺体をなかなか確認させないのもツライですよ。
パーマー夫妻にどれだけ苦しい一夜だったことか。
息子を亡くしただけでなく、偽福祉事務所職員による偽虐待事件まで疑われ、家族として壊れてしまって気の毒極まりない。

さて、今回警部は署長から主席警部に名乗りを上げるよう命じられる。
しかし現場主義の警部はなかなかいい返事をしない。
考えた署長は、他分署のまったくの力不足警部を煽り、「あいつが昇進試験に名乗りを上げたぞ、あんなヤツでいいのか?」と警部の良心に訴える作戦を実行。
署長、ナイス。警部はそれを聞いてしぶしぶ了承。
途中退席した面接も合格(対抗馬がよほどの…・笑)、しかし絶対に自分を省みないコールドウェルをぶん殴り、告訴されたことで無期限の停職処分に。
絶対制服さんにはならないだろうからどうやって話が流れるのかと思っていたが、実に警部らしい理由でしたね。

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フロスト警部 #32「“未知と遭遇”した男」 Close Encounters

開発が進み始めたデントンでは、最近引っ越してきた家が空き巣の被害に遭うという事件が頻発していた。
採石場に秘密部隊がやってきたとの目撃情報を証言しに来たローレンス。
彼は自閉症の青年でUFOマニア、警察は適当にあしらって父親に迎えに来させた。
が、採石場警備員が死体で発見され、採石場と周辺地域の開発をめぐるトラブル情報を仕入れた警部は、ローレンスの証言こそが事件の鍵を握ると確信するが、強行な追求にローレンスは心を閉ざして脱走してしまう。


ちょっと警部の対応が残念な話でした。
殺人事件の捜査なのだから、ローレンスの話に順番に付き合っていられない気持ちはわかるけれど、順番に話してもらえないと欲しい情報にもたどり着けないんだよね。
ローレンスの事細かな報告書を最初から見ていれば、採石場オーナーも死ぬことはなかったかも。
それにしてもわかりやすい。
売り渡し金額をふっかける採石場オーナー、ふっかけられた腹いせに重機を壊したり火をつけたりと嫌がらせをする不動産屋、ひとつも難しいことありませんでした。
なので余計にローレンスへの対応が残念な気がする。

空き巣事件は、出前を装ったバイク女性と、引っ越し屋さんの下見とは別口だったのでしょうか?
空き巣と子ども行方不明事件がつながっているとは想像できなかったなあ。
パパとママが離婚してものすごく仲が悪い、でも僕はどっちも好き、自分が隠れて両親が協力して自分を捜しているうちに仲直りしてくれればなあ、という子どもの願いが込められた失踪事件でした。
ママ、息子がいつも見てるビデオの内容に気づかなかったんですかね。
パパは息子に対してママよりも有利であるために、養育費の支払いを遅らせるわけにはいかない、でも稼ぎは限られている…とアルバイトを始めてしまいました。
それが引っ越しを担当した家の内偵。
どんなものがあったとか、いつ越してくるとか、泥棒さんに入りやすい情報を渡して見返りをもらっていたのです。
しかし、胸を張れる父親としての再出発を警部に諭され、泥棒の親玉を告発。
これでパパへのお咎めは最小限になるのかしら?

空き巣は出前があやしいとふんだ警部は、片っ端から出前を注文。
食べてみたいだけかと思ったら、やって来る人を調べてたのですね。
しかも注文は経費として請求。
つき返されても、蝶ネクタイ姿の署長への「今日もパーティーですか」とやんわりとした会話で出前請求を認めさせるという難度の高いテクニックに感動(笑)。

久しぶりに登場のヘイゼルは、ママになってました。
警部は「君もずいぶん変化があったようだな」と言うにとどまってましたけど、結婚したのか、おめでとう!とかないの?(笑)
相手は誰なの?とかさあ。
字幕にないだけで、本当は聞いてたのかな?
でもそしたらもっと盛り上がるでしょう(笑)。
それにしても、ヘイゼルの赤ちゃんはご機嫌さんでした。

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