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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

「ラスト・ワルツ」 柳広司



「ジョーカー・ゲーム」、「ダブル・ジョーカー」、「パラダイス・ロスト」と、文庫でおさらい読みをし、ようやく新作を読むことができました。
初出の日付をみると、連載から本になるまでがかなり早いので、映画に合わせた?と勘繰りたくなりますね。
そのせいで、映画に合わせて無理矢理~とか否定的なレビューも目にしてしまいましたけれど、私はやっぱりこの世界観が好きです。
たとえ登場していなくても、圧倒的な存在感のある結城中佐の虜です。
本のタイトルはこれと思われる「舞踏会の夜」では、結城中佐と思われる人物が前面にも出てきますね。
しかし視点は、侯爵の不良娘顕子。
顕子が少女時代、興味を持ったのが結城中佐らしき男。
20年以上経ち、その時の約束「一緒に踊っていただける?」がかなったという、プチ・ロマンスを匂わせながら、暇に任せた顕子が何をしていたか、結城が何を見ていたかが集約されていくラストも好みでしたよ。

この本が出た少し後、A日新聞の読書欄「著者に会いたい」のコーナーに、柳広司さんが取り上げられてました。
読書家だけど書くこととはなじみがなかったけれど、会社員時代の長期研修で読む本がなくなり、自分が読むために書いたのが創作の始まりだったとは驚きです。
そしてなによりも、作品を発表する時に「こんな面白いものを書いて、世界が変わったらどうしよう」と思っているというのがツボでした。
柳さんがそう思って書いている限り、私も読みたいです。

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パンダ~♪

この春、NHKで始まった「NEXT 未来のために」というドキュメンタリー番組(水曜深夜0:10~)の初回を見ました。
パンダだから。
それも、あのアドベンチャーワールドが舞台で、昨年暮れに産まれた双子の赤ちゃんとお母さんパンダ良浜のお話とのことだし。
ああ、もう一回借りてくればよかったよ、あの本

当然のように、「かわいい~♪」で始まりましたが、目にしたことのないパンダの育児…切なくなってきました。
あんなに大きな身体なのに、産まれてくるのは拍子抜けするくらいに小さい赤ちゃん。
双子くらい育てられそうなものだと思ってましたけど、あれでは無理です。
パンダは相当にデリケートなのだということを忘れてました。
入れ替え作戦の授乳で、双子も育つようになったとはいえ、お母さんが気付いていないわけありませんよね。
その時々では誤魔化されているでしょうが、長めの時間で考えると何かが違うとわかっていると思います。
それを証明するかのようなシーンにはちょっとばかりショックでありました。
HPで双子を抱っこしている写真を見ているだけにね。
同時に抱っこはできても、授乳はちょっと違うのでしょうね。
ある日突然、赤ちゃんの首の後ろを咥えて振り回したのですよ…。
飼育員さんが急いで引き離しても良浜は落ち着かず、その夜はずっと鳴いていたとのこと。
声を出して鳴いていたけど、その表情は「泣いていた」です。
人間でいう、育児ノイローゼとか産後うつとか、そういったことと近かったのかもしれません。
でもベテランの飼育員さんは慌てません。
良浜のお庭や遊具の掃除をして、「外でリラックスさせてあげよう作戦」です。
なんと、出産してから3カ月、ずっと屋内にいたそうです。
芝の上を散策して、お気に入りの遊具の上でぐっすりと眠った良浜、その夜は赤ちゃんをしっかりと抱っこして、その日最後の授乳を終えました。
その後も外で過ごす時間もとりながら、なんとか3頭で外での育児へとなったようです。
めでたし、めでたし、ですけど、順調なことばかりではない裏側に、ため息がでました。
なんという生き物なのでしょう、パンダは。

他にもですね、驚いたことがありました。
園内で採取した竹を、洗ってからあげるというのです。
野生だったらそのまま食べるのでしょ?
う~ん、なかなか難しいですね(笑)。

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最近見たあれこれ、とか。

リッパー・ストリート2、見始めました(笑)。
間に入るCMによると、録画したのは昨年の10月頃だそうです。
1&2話は先行放送で見たので、3話からです。
自分からふったくせに、ドレイクがベラと結婚したことがちょっとおもしろくない風のローズはやっぱりドレイクファンの敵でしょうか。
ロング・スーザンの店の常連客が事件に関係しているとわかり、彼が贔屓にしていたのがローズとベラと姿を消した新人というわけで、特定するために話を聞かなければ、となった時、「奥方に話を聞きたいのだが」とドレイクに対して礼儀正しく断りを入れるリード警部補、よかったですねえ。
嫁や孤児たちの世話をしている彼女とのことがない警部補は、ひじょうに正しい警察官であり、紳士であり、安心できます。
ローズとベラが同席している時、何も悪いことしてないのにちょっと困った顔でいるドレイクは、ファンのチェックポイントだったと思います。
あとは、ロング・スーザンの心に宿った何かが、大尉との関係を危うくしそうな、そんなところも見所になるのでしょうか。
続けて見るつもりだけれど、録画失敗した「シェトランド」のオンデマンド放送が23日までというのを知ってしまった…来月の再放送を待った方がいいかな?

ツィートで知りましたが、「ルイス警部」のS9が作られることが正式に発表されたようです。
大怪我したハサウェイの部下も健在のようです。
でも、新しいボスが来てルイスが衝突~みたいなことがあって、イノセントがいなくなるの?
彼女あってのチームだと思うのだけど…彼女の名前もS9の#1にはあるのだけれど…イノセントもルイスみたいにパートタイムで出るのでしょうか。
ハサウェイも過去と向き合うことになる~とかあるので、やはりシリーズ的にそろそろ…な匂いが強くなってきたなあと思われます。
とりあえず、AXNミステリーがなるべく早く放送してくれることを祈ります。
だって、BBC FIRST とかいうものを始めるのですよね?
itvのライバルじゃないですか(笑)。

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モンタルバーノ~シチリアの人情刑事~ #11「転機」

ようやく見始めましたよ、新エピソード。
だって、このドラマ、放送時間の予測が立たないのですもの(笑)。
ちなみに今回はCM込みで1時間45分内に納まってました。
でもこの前チラ見した時は、1時間55分くらいでもまだやっていたので、油断は禁物です。

泳いでいて出くわした遺体が、殺されてから海に捨てられたらしいとわかり、顔を復元させたらよく似た手配書が見つかるが、彼は一年前に埋葬されているとの報告がある。
人違いなのかそれとも…?

内緒で顔復元とか無理だろ…と思わないでもないですけど、これはそういうドラマではありませんからね。
カタレッラのお手柄だったわけですけど、ミミ、なんであんなに否定的だったのかしら?
サルヴォが「警察辞めたい…」ってのが原因でしょうか。
強く否定していたのは解せなかったけれど、警察辞めたいサルヴォへの意見は真っ当でした。
組織としての警察が、警察官である自分を裏切ったから辞めるというのは、他の警察官を侮辱している!と。
警察署の壁に落書きする市民と同じだぞ!ってことですよね。
このミミの力説は、かっこよかったです。
自分のことを、女にはだらしないみたいに、正確に分析できているのもよかったです。
#10頃までだと、結婚を控えていたせいか、ヘロヘロだったのに、職務への誇りに満ちた主張に惚れ直しました(笑)。
あれは、マリッジブルーだったということでしょうか。
#10が2002年、この#11が2005年らしいので、そんなに長期にわたってヘロヘロされていても困りますね。

遺体は、北アフリカからの避難民の子どもたちを売りさばいている、現地管理者。
「仕切ってるのは俺」と態度がデカくなってきたために、元締めのチュニジアの男に殺されて捨てられたのでした。
無謀な乗り込みでしたけど、警察辞めたい故だったのかしら?と深読みしたくなります。
ファツィオにしか知らせずに一週間実家にこもるのは、答えを見つけるためなのだろうな、とか。

そんなこんなで、もう新エピソードの放送も終わって、1話からの再放送も始まるのにようやく見始めるという、微妙なタイムスリップ感です。
でも、あの景色、カタレッラの騒々しさ、人情派サルヴォ、どれもに懐かしさというか親しみを感じるので、もうちょっと思い切って見ようと思います。
あ、ミミ派なんですけどね(笑)。

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3月のまとめ

たいしたことじゃないですが。
読書メーターのブログパーツ、更新されなくなってます。
そういう障害を報告している方もいるので、私だけではないようです。
が、運営側からの言葉は見当たらないです。
ブログパーツの項目もどうしても見つからないので、運営母体が変わった時に「ブログパーツ、〇〇で止めます」とかメッセージでもあったのかしら?
でも、更新されないだけで表示されてるんだよな…。
 
未収録作を読むために、おさらい読みをしていた「ジョーカー・ゲーム」のシリーズ。
やはり、お気に入りです。
結城中佐の存在感がとても好きです。
「死ぬな、殺すな」の教えが、他のスパイ物からしたら甘っちょろく見えるらしいのですが、この教えが美しいとさえ思えます。
平たく言ってしまえば、やたらに殺してたら事件として扱われて面倒臭いからなのですが、それだけじゃないですよね。
結局のところ、好みなのです。
私は見事に嵌ったというわけです。


 「おかゆネコ 4巻」、「ヘンな論文」は、もう少し体調良くなってから読もうと思います。

  
ラジオでヘンな論文を紹介している人として、サンキュータツオさんを知りました。
へんてこな研究に心血注いでる様子を、楽しむポイントと合せて紹介してくれます。
専門が細かくなればなるほど、素人には何が何やらわからなくなってくるじゃないですか。
なので、ココが!ってポイント解説は、ありがたいものです。
今ではすっかりタツオさんファンで、東京ポッド許可局も毎週楽しみにしています。
 
川上未映子さんの本は読んだことないですが、何故かいきなりエッセイを読みました。
しかも、出産にまつわることとか、一番縁遠いものを。
文章の雰囲気が、どこか町田康さんを思い出させます。
↓にも書いているけれど、「もてる知識と焦りのすべてを投入しとにかく買った」というのは名文だと思います。
そして料理のことで、買ってくる等でそこだけ切り取って成立するものではないっていうような意味合いのところを読んで、いたく心を打たれました。
私がいつも言いたいのはそういうことなのです。

最近、借りた本に対して消極的です。
図書館利用するけど、めっきり減ったし、借りた本のことに大きな声で何か言うのは違うような気がします。
借りたものにも感想書いてるけど。
ただ、こんなに借りた!と晒しているのは、本好きとしてはハシタナイような気がして、それを誤魔化すために、わざと出元を書かないようにしてみたり。
これはこれで、いやらしくハシタナイ行為だとも思います。
そういうのは本好きなのではなく、読んでる自分が好きなだけのような気がするのです、最近。
もちろん、読みたい欲求をすべて自費で満たすことなどできないのです。
だからこそ、自慢げに言うのはひかえようよ…と思います。
 
 
 
 
2015年3月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1735ページ
ナイス数:83ナイス

きみは赤ちゃんきみは赤ちゃん感想
アカチャンホンポへ行った件の、「もてる知識と焦りのすべてを投入しとにかく買った」というのが素晴らしい。
読了日:3月31日 著者:川上未映子
モルテンおいしいです^q^モルテンおいしいです^q^感想
面白いのだけど、タイトルのインパクトが強すぎて(笑)。ご夫婦の会話のマークで、著者はいろんな表情があるのに、円城さんは表情ひとつなのが奥深い。
読了日:3月29日 著者:田辺青蛙
かくかくしかじか 5 (愛蔵版コミックス)かくかくしかじか 5 (愛蔵版コミックス)感想
完結。「描け」は、あの教室のみんなの生涯の宝物。
読了日:3月25日 著者:東村アキコ
「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポート (生活人新書)「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポート (生活人新書)感想
異文化体験記と思って読み始めたが、日本の「和」を乱せますか?の章は考えるべきところが重かった。何気なく使っている「おニュー」という言葉のすごさに気づかされたのは大収穫。
読了日:3月20日 著者:コリンジョイス
今日も一日きみを見てた今日も一日きみを見てた感想
すべての動物飼いの方に響くものだと思います。動物の種類じゃなくてトトが好きなのだ、というところとかね。
読了日:3月14日 著者:角田光代
ダブル・ジョーカー (角川文庫)ダブル・ジョーカー (角川文庫)感想
「ロビンソン」をスリーパー側から語った「眠る男」を読むために文庫で再読。同じことを違った視点で~というのはけっこう好きなので、うれしいおまけでした。
読了日:3月9日 著者:柳広司
ジョーカー・ゲーム (角川文庫)ジョーカー・ゲーム (角川文庫)感想
元本は読んでいるけれど「ダブル・ジョーカー」の追加分を読むために文庫で再読。やはり結城中佐の存在感に圧倒されます。
読了日:3月3日 著者:柳広司

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