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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「ブレイキング・バッド」の記事一覧

ブレイキング・バッド 5(終)そして(完)。

フジテレビTWOでS4まで見たものの、いっこうに続きが放送されずヤキモキしていたら、スパドラで全話放送との朗報。
2週に分けて放送されたS5を、年末年始編成で週間モノがない間にようやく見終えることができました。

で、その感想は…ホントにイヤな話でした(笑)。
先日の近況でも少し触れましたが、病気が再発したウォルターのことがひとつも気の毒だとは思えないのです。
スカイラーの、「再発するのを待っている」という言葉がぴったりの男です。
何をしたか知っている、家族で、妻であるスカイラーだからこその言葉でもありますが。
そのスカイラーも、具体的に何をしたわけでもないのに同罪であるので救いがありません。
強いて言えば、何もしないことは人としての罪だったと思います。

命の知れない病気になった高校教師が、家族に金を残すため、手っ取り早く大金を稼ぐ、そんな始まりでしたよね。
でも最後は「自分のためだった」とウォルターは認めました。
スカイラーの罪の意識を軽くするためではないでしょう。
マイクと組んでから一旦は仕事を辞めるとなった時の、「生き甲斐を奪わないでくれ」とジェシーに泣きついた、あれが本当のウォルターだったと感じました。
いろいろと選んだ手段はともかく、困難がやってきた時に立ち向かうウォルターは生き生きしてたものね。
死を考える病気になって、他社への命への価値観はどうなのさ?と思わないでもないですが。

ただ作って売ればいい、そんな感じでしかなかったのだろうな…
売るということは、それで潤っているヤツらの縄張りを荒らすこと。
それで潤っているヤツらは、そういう人たちなわけであるということまで考えてもみなかったのが転落の始まり。
「敵の敵は味方」でなんとかしてきたものの、もう「敵の敵」は現れてはくれず…結末は一つしかなかったですね。

この展開は「ザ・シールド」とちょっと似ていたように思います。
息子に特別な教育が必要なのに、警察の給料少ないからちょっと小遣い稼ぎしようと、悪の世界に手を出したら、どうにもならなくなって最後は自業自得…と。
どっちも人気だったのは、みんながダークヒーローを望んでいるからなのでしょうか。
ダークヒーローというよりも、尊敬されるべき仕事についているのに、金銭的ピンチは誰も助けてくれないという社会へ向けての、悪態の代替なのかもしれません。

主役は好きになれませんでしたが、マイクが好きでした。
盗聴器を仕掛けたり、掃除仕事も迅速で、ガスへの忠誠心、かっこよかったです。


以下、好きだったシーンをあげて、感想まとめとさせていただきたいと思います(笑)。

無関係の子どもの死で仕事が手につかないジェシーに「私も人の親だ、辛いのは同じ、今日は帰りなさい」と言ったのに、帰り支度したジェシーが見たモノは、口笛吹きながら仕事してるウォルターだった!

自分の命も危ないのに、「これ、全部あなたが一人で?」とウォルターのことを感心しているトッド。
本当にウォルターのことを尊敬していたのだな、と伝わってきました。

監禁仕事中と、木工細工に励んでいるところをリンクさせたジェシー。

ジェシーの家で繰り広げられるメスのパーティーで、スキニー・ピートとバッジャーのどちらだったか忘れたけれど、帰る口実に「ネコにごはんをあげたい」と言ったところ。

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ラストにやられた! ブレイキング・バッド 4(終)

わーっ!
なんてことに…
敵の敵は味方作戦とでもいいましょうか。
メキシコのカルテルも壊滅状態、北米を預かっていたガスも…
洗濯工場地下のラボも始末して、ウォルターとジェシーはようやくメス作りから解放されるのですね。
望んで入ったとはいえ、この世界の厳しさは相当にこたえたことでしょう。
病院屋上で、「ブロックは回復する、リシンではない植物の毒での事故だった」と納得&ホッとしたジェシーとウォルターの姿は美しくさえあった。
これからこの二人はどうするのかしら?金は十分あるから地道に生きていくことになるのかしら?
そんな甘いことを思わせるほどにですよ。
そしたら、あのラストシーン。
やっぱりウォルターかいっ!
あんなに白々しく、「子どもを平気で巻き込むのは誰だ?」なんて啖呵切れるんですか、この先生は。
それとも、花はプールサイドにあるからガスの子分でも簡単に採取できたのですか?
どっちにも推測可能なこのラストでドラマ自体が最終回でもいいくらいです。
かなり後味の悪いエンディングとして私は評価すると思います。

本国では今放送中(というか中休み)のS5で本当におしまいですよね。
メス作りからは解放されても、ガスの死と洗濯工場の火災に嗅覚の鋭いハンクは黙っていないだろうし、ガスの死に冷静でいるウォルターをスカイラーが手放しで迎え入れられるとも思えないし。
怪我から回復したマイクがどういった態度をとるのかも見ものだ。
あ、ガスが死んでしまったけれど治療費は大丈夫だったのかしら?

週間録画モノがゼロなので、詰めて見ることができたのがいいやら悪いやらです。
毎回、ウォルターの悪さに「うわっ!」とすること連発です。
ジェシーに毒を渡してガス殺害を催促し続けたり、ハンクの嗅覚に慌ててわざと車をぶつけたり、数えればきりがないですよ。
きわめつけは爆弾犯ですからね。
ハンクが早くウォルターに辿りつけばいいのにと思いますよ。
でもそうなると、裁かれるのはウォルターだけじゃないのが困りますが。

本国での終了予定が9月末(16話もあるのか!)、日本での放送はいつになるのでしょう。
放送されるにしてもフジテレビTWOに来るのは、NEXTで終わってからでしょうからかなり先ですね。

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Breaking Bad S3(終)

本当はS4までとっくに見終わってるはずだったのですけど。
ゾウズ・フー・キルやら、お正月映画ごっこやらでこんな有様ですよ。

ようやく見終えたS3。
ガスの恐ろしさが際立ってきました。
地元の名士という表の顔が穏やかすぎて、その表情や言葉遣いのままに話すので、一拍おいてやってくる恐怖がまた格別。
「メスの製造は辞められない、辞める時は死を意味する」と悟ったウォルターが穏便にしようとしているのに対し、ジェシーは大金を手にしたくせにくすねて売ることを思いついたり、その企みで知り合った女性の口から友だちの死の真相を知り、暴れ出すという…その敵のボスはガスなのに。
ただ、ここでまずウォルターに相談。
命を考えればそれでよかったわけですが、その後の雁字搦め+ちらつく抹殺の恐怖を考えるとどうだったのか疑問。
手打ちになった後の仕打ちで再度混乱、ここのウォルターとジェシーの関係が見事。
ジェシーが人を殺さないよう代わりにウォルターが、
ウォルターが殺される寸前の電話に目にも止まらぬ速さで対応するジェシー、
パートナーを守ることは自分を守ることであるけれども、直前にあぶっちゃおうかな…とまで落ち込んでたのですよ、ジェシーは。
暗転したけど、きっとジェシーはゲイルを殺ったはず…。
これで命はつなぎとめられたものの、辞める時は死を意味するということは変わらないわけですね。

ジェシーが警察に行ってすべてを話そうとまで言っているのに、ウォルターは拒否。
警察に話したら義弟ハンクの耳にそれが入らないわけはなく、そうしたら治療費も受け取らない。
そんなこと家族に背負わせるわけにはいかないウォルターの気持ちもわかります。
ハンクの大怪我は自分のせいでもあり、雁字搦めになった今、自分とジェシーが真人間になろうとすればそれは身内の崩壊を意味し、黒い世界に留まらざるを得ないわけです。
それをスカイラーの方がちょっとだけ早く覚悟したのか、ハンクのための資金洗浄に積極的。
念入りに策を講じているようだけれど…もつのか?時間的にも精神的にも。

やむを得ず手を染めた悪事ですが、最近では悪人にしか見えない表情しますよね。
思い込んだら激しい質だからなのでしょうけれど。
それでも相変わらずユーモラスなシーンは時々挿入されるのでやめられません。
#10「かなわぬ最期」でラボにハエが入ってきたエピソードとかね。
ウォルターのどうかしてる感がすごくて、転んだ後にこっそり頭に絆創膏貼ってあるのとか細かくて好き(誰が貼ったんだよ?・笑)。
そしてジェシーより先に気が付いた自分も好き(笑)。
この後はどんどん重苦しく、死に時を逃したと苦悩するウォルターが怖く、それを聞かされるジェシーの戸惑い、ただならないものを感じましたよ。

S4も録画してあるのでこのまま見てしまいたい。
しかし新ドラマが始まり、AXNミステリーではスウェーデンドラマ特集もある。
このまま見るか、いやスウェーデンものは長時間だからHDDを空かせるためにはこっちだろうなあ…悩みます。

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Breaking Bad S3 #1~3

L&O、S18見終えたところで小休止。
録画失敗していた数話も今回の再放送で確保できたので、Breaking Bad S3を見始めました。
このまま週間モノの隙間にS4まで見る予定です。

あやしい隠し事はメスの売買だったことがスカイラーにばれたウォルターは家を追い出され、
そんなことジュニアに知らせたくないから、ただスカイラーが病み上がりのウォルターを追い出したとしかジュニアには思えず、極端なパパっ子に。
「父さんは目を真っ赤にしてようやく4時間目に学校に来たんだから!」は吹きました。
本当は、違反切符に逆上したから催涙スプレー浴びせられたのにね。
すべては自分が死ぬと思ったから家族のためにしたことで、もう足を洗うと告げても受け入れられず、こうなったら強行手段で家に戻るが、やはりスカイラーは冷たい。
最初にメスの取引した危険人物トゥコの従兄弟とおじさんが命を狙っているのも知らずに、家のことで精一杯。
シャワー中の彼らの訪問、はらはらしましたよ。
ソウルの見張らせた男の通報でガスから殺害中止命令、「取引相手なので殺すな」と。
足を洗いたいという言葉を静かに受け入れたかに見えましたが、本当はまだ作らせるつもりだったのでしょうか。
まさか、命を守ってあげるためだけということはないでしょう。
紳士な振る舞いがガスのスタイルということですかね。

ジェシーは、ジェニーの死と、彼女の死でお父さんが引き起こしてしまった航空機事故でどん底。
リハビリ施設のおかげでクリーンでいるようですが、留守電メッセージ繰り返し聞く姿なんて、すっごく小さく見えましたよ。
施設の作業療法(?)で、花を植えている姿は妙に似合ってました。
このまま園芸の道に進むのもいいような気がしたけれど、
改装して売りに出す叔母さんの家にいれてもくれない、夕食にも「たまになら」来てもいいという両親の仕打ちに、叔母さんの家を買い叩くことでささやかな復讐。
でもそのせいで金がなくなり、ひとりでワゴンを砂漠へと向かわせて…と。
穏やかな生活はおくれそうにありませんね。

今後は、ウォルターがどういう理由でジェシーと合流するかですね。
ガスが「自分との契約が切れると殺される」と持ちかけるのかしら。
地元の名士でもある彼、かなりの策士でしょうからどう持ちかけてくるのか楽しみです。

トゥコの一味に命を狙われているのはウォルターですが、実際に殺したのはハンクですよね。
でもトゥコのおじさんはハンクを見てないからか?
そのハンクも、義理の兄姉夫妻を気遣いながら自身の抱えているパニック発作は隠し、
原因となった地への出向を自分の意志以外で逃れようとしている様子。
人のうちの心配している場合じゃないよ~。

シリアスなのに、間に挟まるコミカルな色合いも好きですね。
トゥコのおじさんのベル連打とか、ちょっぴりズルい巡礼とか、洋服の対価としては高すぎるけど役に立たなそうな車とか。
おじさんの車椅子を乗せるために横取りした車の対価として、あのおばちゃんには何をあげたかしら?と想像も膨らみます。

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ブレイキング・バッド S2(終)

年末年始一気に見るつもりだったのに…やっぱり「CHUCK」や「REX」は放送週に見たいし…というジレンマに「シャーロック・ホームズの冒険」をちょっぴり犠牲にすることでようやく視聴終了。

冒頭に時々現れる、事件現場となったと思われるホワイト家のモノクロ映像(クマのぬいぐるみだけ赤いのが不穏すぎ)が何だったのか、最終話ではっきりしましたよ。
シーズンが続いていることを考えれば、あれが結果となるはずはないとわかってはいるのですが。
誰か他の人がホワイト家を舞台にして何か起こしたとか、
赤ちゃんのプール事故防止の話が伏線?とかいけないことばかり頭に浮かんできましたよ。
最終話にして遠くに煙が見えたこと、
娘ジェーンを亡くしたお父さんの仕事が明かされてからは…。
モノクロ映像は到着ではなく、あらたなドラマの始まりだったのですね。

余命宣告をされたウォルターが文字通りに死ぬ気で始めた麻薬ビジネス、それなのに延命治療のおかげで手術ができるほどになり、手術の結果今まであった癌の心配はなくなったらしい。
喜ぶべきことなのだろうに複雑。
癌だと宣告されて治療を受けてきたのに、何かの拍子でそれが間違いだったと聞かされ、喜ぶこともできずに生活を元に戻せなかったという話を聞いたことがある。
ウォルターはそれと近いのかもしれない。
ジェシーに「もう手を引く」と言い、自宅ボイラーや腐食した床下修理に懸命になってみるも、ホームセンターで無防備にクスリの材料買ってるヤツが気になって気になって、出てきた言葉が「俺のシマに手を出すな」ですからね。
本当にこの人は真面目に道を踏み外していて清々しいです。
ジェシーとの関係も、もうただの仕事仲間ではないですね。
いくら言い争っても気遣う心は忘れてない、と。
ジェシーがおばさんの家から立ち退かされて金に困っているのに「取り分は渡してある」と冷たくあしらったのは鬼でしたが、これは初期のことだしね(笑)。
誰とは知らずに、ジェーンのお父さんに甥っ子のこととしてジェシーとの関係をぶちまけているのって、身内にだから生じる愛憎といった感じで、甥っ子という例えが例えに聞こえないですよ。

癌発覚後の生活がウソで固められていたことを確信し、ウォルターが一人で生活できることを医師に確認して家から追い出すスカイラーですが。
「本当のことを話したら思いとどまるか?」の問いに返答ありませんでしたね。
とうとう金の出所の全貌を明かすのかしら?でもそれで離婚は避けられるのかしら?
スカイラーは勤務先の不正に「加担はできない」と言ってますからね、話しても無理かも。
ということでウォルターはジェシーと家族になるかもしれません。
彼もジェーンを亡くしたことでどん底ですから。
「俺が殺した…」とどん底のジェシーの前で、見殺しにしたウォルターは家族になれるわけないか。
これ以上ないとは言い切れない脅迫から家族を守るためで涙を流しながらの見殺しだったのに、守りたい家族は離れていき…心底病が憎いでしょう。

ウォルターの空回りはコメディだけど、どこか寂しい。
この感じが続くであろうS3以降も楽しみ。
フライドチキン店オーナーで地元の名士として社会貢献もしているガスさんの存在もこれで終わりではなさそうですしね。

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