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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「コールドケース」の記事一覧

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コールドケース6 #20「ホームスチール」 Stealing Home

一緒の筏に乗っていたのに上陸できずにキューバに送り返されたうちの一人が何らかの方法で舞い戻ってきての復讐か?と想像しました。
表面の状況だけ見ればそれで正解とも言えるけど。
従兄弟のフアンは、あの時亡命が成功していたら、アメリカでプロ野球選手となっていたら、と思ってはいる。
確かにきっかけはゴンサロ。
彼が、第二、第三のゴンサロでビジネスを広げようと家族の密入国を横取りしたエージェントと縁を切ると宣言したせい。
明日、そのエージェントがフアンの野球センスを見てくれることになっていたのに。
でもそれはゴンサロへの嫉妬というよりも自分の運命を呪ったとでもいうのでしょうか。
一暴れした後にゴンサロにすがりつき助けを求める姿が哀れでした。
スコッティの「君を救いたい」という気持ちが伝わったのでしょう。
スコッティのじいちゃん死亡の話はつらいものです。
脱出に成功しても一緒にいたい人がそこに一緒にいてくれなければ、増してつらい生活を強いられているとしたら…死因は本当に心が張り裂けてしまったのだと感じます。
スコッティの人、自分が脚本に参加したからってちょっといいとこ取り過ぎと思わないでもない。
でも彼もいろいろたいへんだったからまあいいか(笑)。

消防署とのソフトボール試合、警察チームのはずだけど、いつもの仲良しチームがメインでした。
今、海外ドラマで仲良しチームと言えば、ここかERのインターンたちだよね(笑)。

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コールドケース6 #19「アメリカンドリーム」 Libertyville

まだまだ黒人であることが出世やよりよい生活を求めることへの足枷となっていた1958年が舞台。
問題なく組めたローンが本人を見たとたんになかったことにされるなんて。
祖母が白人だったために色の白い黒人として育ったジュリアンは、戦地で上官から白人として生きることでのキャリアアップを提示され受け入れ、そこから彼の華々しい人生がスタート。
退役後5年で学位を二つ取り、これから伸びるであろう事業を見極め才覚も表し、そこに惚れ込んだ社長の娘と結婚。
しかし子どもをもつ時を迎えて、子どもの肌の色が心配になり自身のルーツを思い知り…。
白人として生きることを選んだのは様々なことに挑戦して可能性を試せるからで、家庭から逃れたかったわけではないだろうに。
もちろん、色の白さで苦痛なこともあっただろうけれども。
自分を追い抜いて社長になるであろう義理の弟に嫉妬を感じたハリソンもジュリアンの告白を受け入れていたので、キャロラインだってわかってくれたはず。
ただ本当は黒人と聞いた社長が即座に捜査の力を弱めるよう警察に頼んだのは…、ジュリアンや娘を守るためだったと思ってあげたいのですが…どうでしょう?
50年後に新しい家族の存在を知り、お互いを迎え入れるジュリアンの家族たちのシーンもよかったですが、時間の戻ったチャイニーズレストランでのリリー親娘のチェスシーンにもぐっときましたよ。
やはり#17での嗚咽リリーは家族の想いだったのだなとうなずけました。

ジェフリーズ、彼にしかできない尋問で復帰ですね。
ヴェラは今日何してた?(笑)家を買うのか?

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コールドケース6 #18「ジャングルジム」 Mind Games

2004年の精神科医放火殺人事件が舞台。
人を助けるはずの精神科医が立場を利用して同僚殺しの始末を患者に着けさせたという身も蓋もない事件。
医師自らも病気であり、その告発封じのための殺人だったというおまけつき。
この事件メモしたノートを発見してしまったピートのかつてのルームメートが殺人課を訪ねた気持ちはどんなものだったのだろう。
ピートを助けたいのか、殺人犯の野放しを見過ごせない、だったのか…。
そんなこを考えなくてもいいくらにリリーの寄り添い方は親身でした。
事件解決が目的とはいえ、メモに隠された真実を見つけ出し、今度こそ安心できる施設を探して送り届けてあげるのですから。
スコッティにはツライ事件になるかな…と思いましたが余計なお世話でした。
ピートを引き留めているのがボスにばれても「巻き込まないでよ~」と言いながら、実際にばれると「引き留めたのは自分」と。
確かに進展が見えていたけどね。

撃たれたジェフリーズも退院して姿を見せましたね。
次回には仕事に復帰しているかも?
リリーは前回の発砲が法廷に持ち込まれたようですが…ジョージのことは刑事を続けている限りずっと追いかけてくるのですね。
最近、ジョージとのラウンド1のエピソードにコメントいただいて思い返したばかりだったので、ちょっとびっくり。

余談。
被害者の自称「親友」ヴァネッサは、私的にはとっても盛り上がった「デイ・ブレイク」で男気溢れる女刑事だったアンドレアじゃないですか。
ゴージャスな髪はそのままだ(笑)。

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コールドケース6 #16「ジャッカルズ」 Jackals &#17「銃声」 Officer Down

#16 ジャッカルズ
1976年。父親が詐欺で刑務所に入った2か月後に17歳の娘サラが刺殺された。
父親が出所時、荷物の中から殺される数日前にサラが暴走族ジャッカルズの男のバイクに乗る写真を発見し、手がかりとして殺人課を訪れた。

辛すぎ。
お父さんの無罪を信じたのに本当に詐欺犯、娘殺しにいてもたってもいられず脱獄しようとしたら看守にケガをさせて刑期が倍の30年、そして真相をたどるとサラは絶望の絶叫で死を迎えたのですよ。
よく背を向けられたものだ。
サラの味方をして退学になった女友だちも、ジャッカルズが家族であるといいながらその実は使い捨ての駒としか見てなかったのですよ。
お父さんに裏切られた想いで一時は荒れて違う世界を覗いたものの、居場所ではないと悟ったのに、助けてくれるとすがった人に背を向けられたこの絶望感といったら…。
CCはたいてい解決してよかったと思える事件だけれど、これは…。
確かに解決すべき事件ではあるがその瞬間のサラの絶叫がとてもこたえます。

ジャッカルズへの潜入捜査官の道の踏み外しと反省、サラを想うあまりに脱獄をした父親、とリリーは自分を重ねて苦悩しているようにも見えました。
心理状態もあるかもしれないけれど、とにかく最近になくつらいエピソードでした。
なので、ジェフリーズに会いに来た若い女性(ウィルと呼んでいたぞ!)は誰なのか?、ジェフリーズとヴェラの同居は続くのか?と他のことに気をそらしてみたりして。

そうそう、トゥルーブラッド#11と続けて見たのですが…なるほどレネの人はジャッカルズのリーダーか。なんとなく納得。
#10までなら思わなかったかも(笑)。


#17 銃声
帰宅途中のジェフリーズが、牛乳を買うために店に立ち寄るが何者かに撃たれる。
一緒に帰宅途中で車で待っていたヴェラが駆けつけると、店主も撃たれて倒れていた。
二人とも搬送されるが店主は死亡。
リリーとスコッティが現場を調べると、最近ジェフリーズをたずねてきた女性の写真を発見。
店主の孫娘である彼女はヴァレンタインとのトラブルをジェフリーズに相談していたのだった。

#15に続いて、現在の事件を追うという珍しいCC。
数話前にヴェラがジェフリーズにと言付かった電話とか、「ウィルはいますか?」と訪ねてきた若い女性とか、このエピソードの前ふりだったのですね。
以前出てきた話がつながっているというのはあるけれど、一見枝葉のような出来事にメッセージが隠されていたというのも珍しい。
撃たれる必要も、撃つ必要も、まったくなかったのに、間違った仇討ちの哀しさが強かったです。
この前(#15「証人」)は間に合ったのに。
店主は昔不良だったジェフリーズにも、ヴァレンタインにも、フランシスコにも、まったく同じ態度で接する人だったことに尊敬を覚える。
万引きだけの弱そうな子、金品を要求するギャング気取り、そんなこと関係なくまっとうに働くことを諭せる人だったのですね。
これまで何人が救われてきたのかが、ラストの店の前の人垣でわかります。
その真摯さは魂に届き、フランシスコまでをも惹きつけていたのに、弟には「兄ちゃんを侮辱したいけ好かないオヤジ」くらいにしか思えなかったのでしょうね。

ジェフリーズ刑事が撃たれた!と警官総出の中でも、チームメンバーの力の入れようというか心の動きがよかったです。
自分が牛乳を飲んでしまったから撃たれたのだ、あそこはジェフリーズの家だからひとりで帰る場所ではない、というヴェラの気持ちは痛いくらい。
ボスは、素早すぎる到着警官から内務の動きを察知し、副本部長との対立に応戦する構え。チームへの信頼感があるからこそですね。
スコッティは、夫とヨリを戻すという最悪のフラレ言葉にご機嫌斜めなところに銃撃事件で八つ当たりしたものの…まあ、気持ちにウソはつけないと確信しちゃったようですね。
中でもリリーの嗚咽。刑事が撃たれたと聞いて、同じく刑事である娘が心配になり駆けつけるお父さんへの想いでしょうか。
私には、帰宅して娘を抱きしめていたミラー同様、心配したりされたりする家族の存在だと感じられたのですが…。
そして、デキル男であることを証明したベル検事補はすっかりチームの一員だ。あの部屋に違和感なし(笑)。

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コールドケース6 #14「セールスマン」 The Brush Man & #15「証人」 Witness Protection

セールスマン
1967年。セールスマンのロイが失踪したと思われていたが、最近公園の整地工事で池の底から白骨化した遺体となって発見される。
担当地区を引き継いだ男はロイの成績を評価していたが、家庭の主婦たちとの関係をほのめかす。
ロイの過去を調査すると逮捕記録が発見され、過去に知人を殴殺し服役していたことが判明する。

何を考えているのかまったくわからない前半から、家庭内暴力を憎む正義感の男だったとわかるまでちょっと時間がかかりました。
引き継いだセールスマンが邪心するようなことはなかったけれど、命を落とさなければ同情心が愛情に変わる可能性はあったかもしれない。
妻を暴力で家庭に縛り付け、秘密を知った息子を殴りつけたうえ戦争の只中に陸軍学校に入れるなど、犯人は非情な男。
でも先に手を出したのはロイなのですよね。
服役して心の底から罪を悔いて自分を殺すことはできても、苦しんでいる人のためには気持ちを抑えられない、そんなロイの真っ直ぐさの悲劇でした。
音信不通だったものの、これで母と息子が家庭を取り戻せた姿にロイは満足だったでしょうね。


証人
2008年。会計士ベンは、クライアントであるマフィアの裁判で証言することを決心し、妻子と共に証人保護プログラムを受け、フィラデルフィアで暮らすこととなる。
しかしその半年後にベンが失踪、そして今息子ジェフも姿を消し、部屋からベンと思われる身元不明死体の情報を集めていたことがわかり、妻リーは過去の事件と結びつけてジェフの捜索を依頼してきた。

組織犯罪の証人になることにした会計士って、ERでのブシェミじゃないですか(笑)。
身元不明死体が父親だと確信し、マフィアのボスの仕業と信じて復讐を企てたジェフを食い止めるという、CCには珍しいタイムリミット&現在進行形の事件でした。
スコッティがジェフを止められて本当に良かった。
ベン殺しは裁判とは違った理由だったのですから。
ボスを売る運転手と同じ境遇で安心したものの、同じ境遇ということは家族への愛情もでした。
自分のせいで人生を奪うことを心苦しく思っていたベンに対し、犯人は自分に残されたのは娘だけで離れることなど考えられなかった、という愛情の向きの違いが引き金を引かせてしまったのですね。
証人保護担当の人があっさり保護解いたり、失踪しても調べてなかったりするのはちょっと解せなかったけれど、過去と今の同時進行パターンというのは珍しかったですね。

で、ヴェラはトニと続いてはいるものの逃げ出したいんだ。
そしてジェフリーズと同居してもめてると…。
カップルカウンセリングもいいかもしれない。
で、誰と誰がカウンセリングを受けるの?(笑)
ヨリを戻す気満々のスコッティに「旦那とやり直す」って非情な仕打ちのアレックス。
まあ、これで仲良しチームに邪魔者がなくなったってことか。
あ、あの検事補は、すでに仲間っぽい気がする(笑)。

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