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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「コールドケース」の記事一覧

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コールドケース7 #13「グラフィティ」 Bombers

1982年。街の壁にスプレーペンキで絵を描いていたカルロスが、口にペンキをスプレーされた姿で遺体で見つかる。
当時、母親はいつもペンキを持ってどこかへ行ったきりなのでシンナー中毒だと思って家を追い出していたが、最近になってカルロスの持ち物を整理していたらアルバムで彼の「作品」を見つけた。
母親は、中毒のうえの野垂れ死にではなかったと自らの誤解を解くためにも再捜査を依頼する。


友の死で、伝えたかったことをようやく見つけ、それとは反するキング(自称)の行為に宣戦を布告したためにカルロスは殺されてしまったのでした。
小っさいキングでした。
今もなお、カルロスのラストの署名ターボ102を使ってこっそりやってるところからも小ささがうかがえますね。
このキングの人、どこかで見たことあると思ったら、「リーパー」のベンじゃないですか。
お肌、どうしてしまったのでしょう…(苦笑)。
ともあれ、カルロスの死の真相はお母さんにも支えとなることでしょう。
ラストの笑顔なら追い出した自分を責めることなく、息子の正義感に胸を張れるのかなとさえ思えます。

で、チームメンバーもいろいろありすぎ。
ミラーは、元旦那が再婚して近くに引っ越してくるので定期的に娘と会いたいと要求されたようです。
正当な要求だけれど、かつてギャングだった彼と今の幸せそうな彼がミラーにはつなげることができずにいますね。
同じく離婚経験者でたまに子どもと会えるだけのベル検事は「親には子どもと会う権利がある」と元夫の話を聞こうともしないミラーにちょっと苛立ってました。
その後、目を合わせても寄って行かなかったことがちょっと心配です。
しかし、ベル検事のだらしなさ(リリーへの訴状を出す時)を見られて何かうれしい(笑)。

スコッティのお母さんが遭った強盗事件は、想像どおり強盗だけではありませんでしたね。
刑事としてひとつも疑ってみなかったのか、スコッティ?
自分の母親が被害者ならできるだけ悪いことは考えたくないから仕方ないか。
「豆ごはん」後のデザートのテーブルで、お父さんの手をお母さんは拒否してましたね。
拒否されたお父さん、自然に握り返せないお母さん、見てしまったスコッティ、みんなにツライです。
ところで、スコッティのお兄さんはこんな時何してるのさっ!

ヴェラはまた休みでした。
非番なのでしょうが、きっとあのファイルに関連して何かしてるね、って、中途半端な推理癖に泣いたばかりなのに懲りてないね、私(笑)。

そして大問題なのは、キッチナーが車内で射殺されていたらしいこと。
訴えられたリリーに疑いがかかるのは当然のことでしょう。
で、誰がやったのさ?

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コールドケース7 #11「リクルーター」 The Good Soldier & #12「私立探偵」 The Runaway Bunny

#11「リクルーター」 
2005年。派兵から帰国後、陸軍の勧誘の仕事をしていたマイク・ドンリーが撃たれて死亡。
近くの質屋から盗まれた貴金属が散らばっていたため、強盗した後に殺害されたと処理されていた。
4年後、マイクにスカウトされて入隊したボビーが「強盗したとされる時間にマイクは自分と一緒にいたので犯人であるはずがない」と再捜査を求めてきた。

戦地で仲間の命が消えるのを目の当たりにし、
帰国後はその仲間と同じ目に遭う可能性の高い若者を集めている、
その矛盾に心を痛めているところに妻と上官の不倫話。
マイクは壊れる寸前だったと言ってもいいくらい。
しかし、気にかけてあげていたヴィクトリアの緊急事態には駆けつけてあげるという真っ直ぐな人。
それなのに、見捨てるつもりなどなかったマイクの気持ちがヴィクトリアには通じませんでした。
当のヴィクトリアにも今はわかっているのか、だからこそマイクと同じ仕事に就いているのでしょうね。
ただ、マイクは死の寸前に戦地で友の見たものを共有できたようでした。
救いとなるのかどうかはわかりませんが。

リリーのお父さんのところはお家騒動。
弟がこっそりリリーと会っていることをお父さんに咎められて家出、
迎えに行って送り届けた車中でケンカしておりますが、それを救ったのが義母となる人。
一家で食卓を囲み(深夜なのに)、これからは家族であることを覚悟するよう、さらっと宣言。
何度も食事会をキャンセルしてきたリリーの心配がウソのような女性でした。
このテーブルでリリーは子どものようにくしゃっとした笑顔を見せましたね。
こんな表情は見たことない、なんとも不思議な家族の誕生でした(大丈夫だよね?・笑)。

ところで、ヴェラがいないっ!



#12「私立探偵」
ビルの基礎部分から白骨死体が発見された。
身元は私立探偵のハリー・デントン。
彼は風紀課の元刑事で上司を殴ったとして解雇され私立探偵となっていた。
1974年にバニーという少女の家出を調査中だったが事故死という結末を迎え、その後に彼自身が失踪していた。
ハリーの最期の事件を追うことが殺された理由につながると再捜査が始まる。

ハリーは風紀課で横行していた賄賂の仲間にならなかったために居場所を失くし、
上司を殴ってクビになったようです。
その後は私立探偵になったものの、生きていくためにどんな仕事も引き受け、生活は荒れ気味。
しかし、本当の事件に巡り合った時に、刑事の心と守るべきものを再認識して、捕まることを覚悟でバニーに新しい身分を作ってあげたのでした。
汚れ仕事をまわしてくれていた弁護士にも「(継母から)逃げろ」と助言してあげたのにね。
バニーの継母に惚れてしまった彼には聞き入れてもらえませんでしたね。
弁護士はハリー殺しで逮捕されたけれど、継母は証拠がないからそのままなのですね。
帰り際のウィンクが憎々しかったです。

スコッティのお母さんの強盗事件は「放っといてくれ」とお父さんが強硬に反対。
強盗以外に何かを含んでいるのでしょうか。
いつも眠いヴェラは健康問題でしょうか。
そうと見せかけて、ホントはあのファイルが曲者ということもありうる(笑)。
このエピソードはボスの人が監督だそうです。
でもいなかったのはジェフリーズ(笑)。

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コールドケース7 #10「スティック」 Iced

1980年。
スケートリンクで殴られて死んでいるトミー・フラナガンが発見された。
彼はアイスホッケー選手で、直前にライバルチームのマスターズと揉め、大勢が「頭かち割ってやる!」との暴言を聞いておりマスターズが第一容疑者となるが証拠不十分で釈放されていた。
が、世間はマスターズを真犯人だと思っており、家族のためにも改めて無実であることを証明したいと殺人課を訪れてきた。


一番犯人にふさわしい男が犯人でした(笑)。
無鉄砲ぶりに一度は敵対しながらみんなその一途さに力を貸したくなる、トミーはそんな人だったようです。
反面、一番近くて友人だと思っていたドウェインだけが本当のトミーを知らなかったのですね。
コーチの娘モリーとトミーの恋愛はいらないような気がしましたが、
ラストお互い無実で殺人課内で顔を合わせた父娘の表情のためには大切な出来事でしたね。
「お腹の子の父親はトミー」とお父さんに告げたことがトミーの死の原因だとモリーが思っていたためにこの父娘は疎遠になっていたのだとは。
お父さんは娘が自分を避ける理由がわからなくてなんとつらい30年だったことか。
鬼コーチが「チーム内の誰かが娘と付き合うならトミー」とまで思っていたなどとは想像できなかったのでしょうね。
この父娘の再生を信じたくなるようなエンディングでした。
事件を持ち込んだマスターズもね。

インチキ健康診断書に多少なりとも罪悪感を持ったのか、ヴェラがアイスホッケーを始めたようです。
ホッケー選手の姿でドラマに出ていた若い頃の姿を写真か何かで見たような気がします。
ヴェラの人ご本人の特技なのでしょうか。

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コールドケース7 #9「ディベート」 Forensics

1999年。ディベート部のスター、ルークが試合で負けた後車中で遺体となって発見された。
拳銃自殺とされていたが、現在高校でルークの後輩にあたる学生がルークの資料箱からディベート用の速記で「殺してやる」と書かれたメモを見つけ殺人課にやってくる。


ディベートというのはよくわかりません。
単に意見を戦わせるのとは違いますよね。
ディベートで良い成績をおさめることが良い大学への道となるのですね。
ルークにトップの座を奪われた学生が「ブラウン大の通知をもらったら一気に熱が冷めた」というくらいですから。
この彼、コールドケースでは珍しい正直者でしたね(笑)。

ディベートに人生賭けてるコーチが(ホミサイドのケラマンだ)人間的な自分を取り戻そうとしたルークを許せずに…という事件でしたが、
ルークにそう気付かせてくれたのが「自分はだめ」と思い続けていたお父さん。
戦争で心のバランスをくずし、死のうとしていたその夜たまたま早く帰宅したルークに止められて入院。
ルークはその足でディベート部を辞めるとコーチに報告に行ってあんなことに…ですよ。
当初、自殺と聞かされてお父さんはどんなにこたえたことか。
銃を手に入れたことを悔やみ続けていた、あの取調室での告白は胸に迫るものがありました。
ルークが手渡したメモを今も大切にしている様子から、ルークはお父さんの背中を見て育ったのだなと思えました。
ディベート部を辞める決断をさせたのは「自分をジャッジするのは自分」というお父さんの言葉でしたものね。

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コールドケース7 #8「チャイナタウン」 Chinatown

1983年、中国系青年ジャック・チャオ・ルーが銃で撃たれ殺害された。
警察への協力を拒んでいた夫が死亡したので当時の担当だったスティルマンの元にジャックの母親が訪ねてきて、ジャックはギャングではなかった、殺される3ヶ月前にベトナム系中国人GFタムが祭で殺されていたことを語り出す。

遅すぎる証言、警察を信用しない地域社会、そんな町を守っているるもりなのがギャングでみんな困りながらも折り合い付けて生きていく、そんな町。
アメリカでありながらそこだけは違った決まりが良し悪しは別として存在する。
「強盗被害に遭って、犯人告発して、そいつが釈放されて、報復として放火されたら~」という例えは例えじゃないものね。
しかし、この事件を担当していたのは若き日のボス。
ジャックのお父さんは警察を信じてくれても大丈夫だったのに。
お父さんはひょっとしたらジャック兄がやっていたことに気づいていたのかしら?
だから警察に協力することを拒否したのかもと勘繰ってしまう。
ジャック兄の「店を継ぐのは長男の俺」からも、
お父さんが「継いでくれるのはもう長男しかいない」と思っただろうと察することができるし。

町とそこを取り仕切るギャングだけでなく、
ギャングから金を引き出してなれあいの関係にはまる警察官の姿もありましたね。
それがボスと旧知のビアンキだったのは残念でしたけど。
観念したビアンキが「電話を使わせろ、弁護士を呼ぶ」と要求した時に
「その前に奥さんに電話しろ」とボスは言いましたよね。
いや~やっぱりボスだ(笑)。
旧知の間柄であるからの最大限の温情でしょう。
これで逆恨みしようなんてヤツはクズだよね。

リリー&サッカルドはこの上なく危険だ。
サッカルドのあの様子は、成りきってるだけなのか、身を持ち崩したのかいまひとつ判断できない。
部屋を引き払ったのは任務がまた違った局面を迎えたとも思えるけれど、生活派手だよね。
信用ならん。

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