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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「コールドケース」の記事一覧

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コールドケース6 #8「歌姫」 Triple Threat

1989年、ソ連のオペラ歌手ナディアがコンサート終了後に、父親と弟と共に警察へ亡命の助けを求めた。
亡命は受け入れられるが、その4か月後に地下鉄階段下でナディアの遺体が見つかる。
未解決のまま月日は流れ、姉のバッグを持っている男を見つけた弟が、騒ぎを起こし亡命の時に手助けしてくれた警察官ヴェラの名刺を持っていたことから殺人課での再捜査となる。


才能というものはどうしようもない。
自分にあったとしても、それ以上の才能を持った人には到底かなわない。
自分にもあるからこそ、他の人の持って生まれたものに脅威を感じるのだろう。
それは死のうとしていた自分を殺人者にしてしまうくらいに大きな脅威。
もし、ナディアが教師に反発する娘だったら、お父さん絶対服従の娘だったら、遺体となることはなかっただろうけれど本当のナディアとは言えなかったのだなあ。
不満は、ナディアの最後の言葉を知らされたお父さん。
ソ連での黄金時代の自分のニックネーム(何て単語だったか忘れた)だったのに。
そう聞いた時、感情出して欲しかった。
オペラ以外の道を選ぶことで衝突したものの、路上で歌う姿でのメッセージにお父さんは新しい自分たちを思い描いたはず。
そしてナディアが最期に求めたのが自分だったと知ったら冷静ではいられなかったと思うのだけど。
感情を出さなかったことは、亡命の覚悟を物語っているのだとも思えるけど。

それにしても新人警官時代のヴェラの人、雰囲気似てましたね。
そして写真が登場したポール・クーパー。
見てもまだ覚えがないんですけど。

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コールドケース6 #7「ロケット」 One Small Step

1969年7月、アポロ11号が月面着陸した翌日に死体で発見された12歳のダニー・フィンチ。
連続殺人犯の逮捕で、被害者の一人と判断されて捜査は打ち切られていたが、ダニーの名前が書かれた手作りロケットが発見され、引退した当時の担当刑事がリリーの元へ再捜査依頼にやってくる。


あのね、前回と展開同じなの…(泣)。
女性だから、ガリ勉君だから爪はじき、認めてくれる人ができたけれど、自分の栄華時代を脅かされることにカッとなって撲殺って…。
計画性のない殺人とはそういうことだろうし、だから未解決なのだろうけれど。
考えてみれば、このドラマはどれもそうだ。
だから未解決なんだし、関係者が刑事を振り回すことでドラマが浮かび上がるわけですけども。

ダニーは友だち欲しかったんだね。
得意分野で頼られたことが嬉しくて、なんとか応えたくて、 それに応えられたら今まで感じたこともないような高揚感が待っていて。
乱暴者だった工場の管理者はそんなダニーに一番最初に気付いてあげられた人。
だから見つかったロケットを託すのはこの人で正解だと思う。
ダニーはこの後、チャックがいなければ仲間と頼り頼られ、少年らしい少年時代を過ごせたはず。
リーダーチャックにはそんなダニーは存在しなかったのですね。
自分が圧倒的に優位であるから受け入れることができたのであって、自分が手を差し伸べられることなんて育った環境からも想像できなかったのでしょうね。
それはそれで悲劇でもある。
現場を見たわけでもないのに、全てを察して心が壊れてしまったセスは気の毒だった。
チャックの医療費援助の理由は口封じの意味合いが強かったかもしれないが、寄り添ってあげたボビーの心にはロケット少年団の絆があったのだと、セスの部屋を片付ける姿から感じられました。

ところで、ボスはかばってたけど、ヴェラのミスだよ~。
セスが不安定なのはわかってるんだから一人にしちゃだめでしょう。
ああ、ヴェラだけのミスではないって意味か。

で、ポール・クーパーって誰?(笑)

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コールドケース6 #6「クラシックカー」 The Dealer

1981年に母親ドナが姿を消したのは自分のせい、と思い込んでいた娘マリサがやわらいでいく様子が好きだった。
最初にリリーが訪ねた時はつっけんどんだったのに、実は行方不明になったのは殺されたからだと聞かされた途端の表情、次に訪ねた時の遺品への言葉、そして自分のせいで生活から逃げ出したと思っていたとの告白。
自動車販売会社での受付係からディーラーとなり、成績もよいドナはマリサと二人での生活の準備を着々と進めていたのですね。
「得意なことを見つけるのって大切なのよ」はそれを見つけたドナだからこその言葉。
でも、頭金払ってあるピアノの会社、その後何の連絡もしなかったの?(笑)

犯人側ですが。
昔はいいものをいい値段で売れたのに、今は商品(車)に自信がない分、購買者につけ込むやり方が主流。
それになじめなくて成績急降下のオスカーさん。
かつては自分の顧客だった男がドナを交渉相手に選んだことにかっとなって撲殺。
これ、ドナへの怒りではなくよかった時代がすり抜けていったと痛感した決定的瞬間だったのかもしれない。
車を、車を欲しい人とのつながりを大切にしたい自分の居場所はもうないって。
客のことも想い、成績もいいドナへ向けてのジレンマはあったかもしれないけど。

というわけで、最後に男ども三人で自動車見に行ってたけれど…捜査じゃないよね?(笑)

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コールドケース6 #5「スピード写真」 Shore Leave

1951年9月、休暇から戻らなかった海兵隊員ジェームズ・タリーは脱走兵とみなされていた。
50年以上経ち、汚染された土壌処理現場のドラム缶から白骨死体が発見され、残されたプレートから脱走したと思われていたジェームズ・タリーであると判明。
弟に届けられた失踪当日の消印のハガキに書かれた「仲間と繰り出す」の仲間を訪ねるところから再捜査が始まる。


事件の真相=タリーの汚名を雪ぐこと、軍人への敬意もこめられた捜査でした。
ボスも海軍だったのね(前にも言ってたか…)。
任務も恋も友情も、そのどれにも真正面から全力でぶつかるタリーがまぶしいですわ。
ボクシングで打ちのめされた相手もそう感じたから、海軍酒場でタリーを助けたのだろうし。
と、これだけならいつものように真っ直ぐな人がそれを理由に命を落としただけですが、タリーと弟分スノーの出征への希望と、上官の小隊への想いの微妙なズレも意味深い。
ふつうの会社での上司と新入社員の関係とも通じるけれど、命のかかった現場とみると…ね。
スノーはタリーがいなくとも英雄となり、この上官の見る目がなかった、となるのだけれども。

さて、#2「教師」で居眠り中にネクタイをちょん切られたヴェラが復讐に立ち上がりました。
ジェフリーズのネクタイをステープラー銃でばっちん!、主犯のスコッティの背中にはED絡みの相談受付の張り紙。
子どものイタズラには子どもの仕返しでした。
この期に及んで「私が関わっているとでも?」ととぼけようとするジェフリーズはかわいかったです♪
そしてヴェラはボクシングを習う。
感化されやすい体質も変わりなく、よかった、よかった。

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コールドケース6 #4「ローラースケート」  Roller Girl

1978年、女子高校生ミッシーの遺体が公園で発見されたが未解決のまま。しかし、服役中の女性が減刑を条件に、事件当夜ミッシーがワゴン車に乗り込むのを見たという情報を提供してきた。この手がかりをもとに再捜査へ。


犯人というか、事件の当事者というか、ミッシーの死の直接的な理由はそんなもんかな~?程度ですが。
ミッシー、ママ、ジュリー、ヒュー、それぞれが望んでいたことが少しずつ違っていて、その差が切なくてドラマチックに感じました。
死んでから身に染みるのでは遅すぎるのですけども、こんなことになってしまってからでないと心を覗き込めない、人間の心のぎゅうぎゅうしたところがリアルだったのかも。
服役中の情報提供者に当時証言しなかったことを「30年家族を苦しめていた」と静かに非難するリリーもよかったです(笑)。


やっぱり、このチームは女子高校生だ。
ミラーのブラインドデートを後押しし、準備を冷やかし、迎えにまで行ってあげるスコッティは同性の友だちだよね。
学生時代、ふだんつるんでいるグループは違うけれど、認めているからこそいざという時はっていうような関係ありましたよね?
例えていうなら、このチームの男子陣はいわゆる普通の女子高校生、女性陣はちょっと不良っぽいの(笑)。
そんな懐かしさがこみあげてくるいいシーンでした(笑)。

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