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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「コールドケース」の記事一覧

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コールドケース4 #21「蓄音機」

「祖母の伯母の事件を調べて欲しい」と遺品のペンダントに隠されていた手紙を見つけた女子学生がリリーを訪ねてきた。
1919年、フランシス・ストーンが自宅階段から転落死、地元の大手ビール会社令嬢の事件だったのに大きく扱われることなく迷宮入りしていた。今回見つかった手紙とは婚約者とは別の相手との親しげな手紙。これが事件に関係しているかもしれないと再捜査開始。

何も心配することなく育った良家のお嬢さんが、活発になり始めた女性参政権運動に魅せられ、一時は説得で今の生活の維持を選ぶが自分を殺して生きる恐怖に立ち向かう決心をしたところで反対する母親ともめ、吹き抜けから転落した事故死、ということになるらしい。
ストーン家が女性の参政権に危機を感じていたのは、実現すると女性が指示すると思われる禁酒法が現実のものとなり、職を奪われてしまうかもしれないからだ。
家の娘が稼業を潰すような活動に力を入れるのを許せるはずない。
だからお父さんが…と思ったら実際はお母さんらしい。
自分を殺しても生活を守りたいというのは家柄に恵まれていたからと言えるだろうが、後に発見された参政権承認の日に吹き込まれたレコードから本心は娘を応援したかったというのがうかがえる。
しかし、これ、解決でいいのですか?フランシスの日記があったとはいっても全てが憶測じゃないですか。
最期の日、部屋を出る前までを克明に書いていたとしても転落の瞬間は誰も見ていない、関係者も生きていない。
事故死が真実なのだろうが、警察が「解決」とするのは疑問。
私立探偵が依頼人を満足させるのとは話が違うと思う。
関係者のウソに振り回されている最近よりは、紐解いていく感じでよかったですが、危険信号点灯か(笑)。
次回予告はThe WireのS2を思わせるので見ますけど(笑)。

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コールドケース4 #18「宝くじ」

公園の池から自動車が引き上げられ、車内には銃で撃たれた人骨が発見された。身元は1999年に失踪したとされていたマーリーン・ブラッドフォード。 彼女は夫を病気で亡くし、財産を失い、二人の娘を抱え車上生活するシングルマザーホームレスだった。

タイトルから宝くじをくれたおじさん絡みだろうなと想像ついてしまう。
でも理由は想像とは違っていた。
100万ドルの半分なら大金だからいいけれど、25ドルの半分では独り占めしたくなったわけではない。
おじさんにとっての宝くじは100万ドルかゼロか、家族を取り戻せるか取り戻せないか、のどちらかでしかない。
マーリーンには宝くじをもらった時点でおじさんの心が病んでいることがわかってたのですね。
でも、正気に戻ると車を池に沈めちゃうんだよなあ…。
残されたお姉ちゃんはこの生活がどんなものであるかわかっていたからお母さんは逃げ出したと思っていたのだろう。
当日の朝、一緒に頑張ろうと約束したばかりだったからなおさら裏切られた感が強かったかも。
事件の解決はお母さんへの誤解が解け、ブランクができてしまったもののブラッドフォードの女としての再出発を予感させるものでした。
そしてもう一人再出発の人、ジェフリーズ。
奥さんひき逃げ犯への執着は恐かったけれど道を踏み外しはしなかった。
「口出ししないでくれ」とボスに言ってしまうくらいやさぐれてたし、実際銃口突きつけたのでどうなることやらと思ったが、どんな形にしろ、想い出のレコードを聞けるように心の整理がついたのならそれでいい。
だって、不良のジェフリーズなんて似合わないもの(笑)。
ひき逃げ犯、どこかで見た顔だと思ったら「ザ・シールド」のギルロイ(John Diehl) じゃないですか。こっそり生きてたとは(笑)。

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コールドケース4 #14「8時3分」

同時刻に殺されたのは偶然で事件としてのつながりはなかったが、無関係と思われた被害者二人には心のつながりがあった。この後二人は友だちになれたかもしれない。
ドラッグハウスに迎えにきてくれたのがスキル(BFもいたけど)だったからマディソンも戻れたのではないかな。
でも二人とも高校生、トラブルを避けるために言ってはいけないことにストップがかからなかった。
断ち切ろうとしている世界に引きずり戻される恐怖心もあったかもしれない。
実際に引き金をひいたのは犯人、でもその犯人に火をつけたのはスキルとマディソン。
またもや関係者の嘘証言で煙に巻かれながらの解決でした。

ラブラブだったヴェラとトニは突然の破局。
刑事という仕事のせいでデートの約束を守れないことが続き、トニは守れない約束をする男に愛想を尽かしたようだ。
でも甘えんぼ体質のヴェラはそんなこと思ってもみなかったようでオープニングのにこやかさから一転して最後までどんよりさん。
それをチラ見するスコッティがよかったですわ。
しかしこの破局、「The Wire」見てると不思議な感じ。
トニの人が恋人(女性)から刑事という仕事を辞めてもらいたがってるのですよね。

今回の音楽はU2。
流れていた曲の入ったCDを買った直後に病院行きとなり、「戻ったら聞く」の一心で入院生活を乗り切ったことが甦る。
でも2002年じゃなかったぞ、エンディングももっと前のだし。
音楽詳しくないから気付いてないだけで今までも「その頃」というくくりで選曲されていたのだろうか。

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コールドケース4 #13「停電」

1996年、ウィリアムズ家。孫マットの13歳の誕生会で家族が顔を揃えていた。そこへ祖父スタンとは離婚した祖母ローレンが押しかけ、雰囲気は一気に険悪。翌朝、ローレンはプールで遺体となって発見された。血中アルコール濃度から酔っての溺死として処理されたが、飛び込み板の下に挟まった爪を発見したと後に家を買った男性からの通報で再捜査へ…。

ミラーの言葉を借りれば、クソ野郎にはクソ野郎しか寄ってこないということでしょうか。
ローレンがあんな人なのはスタンの浮気だけが原因ではないはず。
事件当時のスタンの婚約者もそうでしょ。
ミラーはスタンのことをクソ野郎と言ったようだが(何か含みがあるのか?)子どもの存在を隠していた彼女もかなり強か。
こんな両親を見ながら、姉弟はしっかり育ったと同情する。まして弟は気付かぬうちに虐待を受けていたのに。
気付いてからも嫌悪と区別のつかない愛情に苦しんでいたというのに。
これは掘り起こさないほうがよかった事件だなという気がした。

ということでヴェラとキーマ看護師の彼女が順調そうなので喜んであげることにします。
彼女の息子、ヴェラのことも嫌ってはいないし(むしろ好いてる?)ママの恋愛にも寛容なようだが、絶対に「何故、この男なのか?」とは思っているだろうな。いや、思っていて欲しい(笑)。

で、最近気になってるのが捜査という名のインタビューだけで事件が片付いてること。
初期の頃ってリリーが鑑識に無理言って現場を調べたりというシーンもあったはず。
時効のない未解決事件という性格上、度々鑑識出す方が不自然か。
確かに関係者の人柄や背景といったものは伝わるのだろうけれどどうだろう。
これはこのシーズンからSean Whitesell の名前が見られないこととも関係ありか?
でも前シーズンでもぼやいてましたね(笑)。

10月11日追記
気になって仕方なかったことを書き忘れてました。
事件のあった日、吹雪でしたよね。ということは冬。
その吹雪のせいで停電したのでしたよね。
では、プールの水温は?
自宅にプールがないので想像つきませんけど、違う温め手段があるのでしょうか。

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コールドケース4 #10「相棒」

癌で余命宣告された囚人が家族の元で最期を迎えさせてくれることを条件に、ある事件の情報提供を申し出る。
それは1968年、若手警察官クーパーがパトカー内でヘロインを手にした状態で射殺体で発見されたもの。
再捜査を始めると警察内部で浮いた存在であったこと、分署自体が有力売人と癒着していたことなどが明らかに。
そして真相は…。

仕事のパートナーであるジミーに相棒以上の愛情を感じているクーパー。
ジミーも受け入れそうにみえたがやはり時代と妻子には勝てなかった。
それでもクーパーは自分の正直に堂々とした態度。
それを許せない上司や父親が…というのが事件のあらましでありました。
クーパーの正義感がTWのボスコに通じるものがあって私には好印象。
そんな好青年を一番受け止めてあげなければならない父親が「変態息子」と言い捨てるなんて。
海外ドラマ好きのみなさんならここで声を揃えてつっこんだはずです、お前が言うなって(笑)。
クーパーの死で彼への愛情を再確認し、ジミーが今でも恋しく想ってくれることが救いかもしれない。
で、情報提供したつもりの病気の囚人の願いはかなったのでしょうか?

そしてヴェラの引っ越し先で頭を悩ませるバスケ少年の話はこんなことに発展するんだ。
うるさいからボールを取り上げたら少年の母親が怒鳴り込んでくる。
売られた喧嘩を買い、激しく罵りあうがヴェラが折れて謝罪。
謝罪を受け入れて母親とヴェラが急接近。
うわ~、The Wireのキーマがヴェラとなんて…!
警察への怒鳴り込みはさすが、キーマ姉さん!だったけれどヴェラと一緒に買い物袋抱えてにこやかな表情といったら。
出くわして息を飲む息子と同じ顔してたかもな、私。
今後もキーマ姉さん登場エピソードがあったりするのだろうか。
ところでそのヴェラ、昔バスケの試合によく連れて行ってくれた先輩刑事が引退した今ラスベガスで男性と暮らしているという事実に唖然。
どんな人と暮らしているのか気になってたまらないという顔だった。
太目の白人でないことを一緒に祈ってあげましょう。

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