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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「コールドケース」の記事一覧

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コールドケース4 #8「ホタル」

1975年、町の風潮に関係なく隣に住む黒人少女シュリースと仲良しだった白人少女メラニーが森の中に靴を残したまま行方不明になっていた事件。
新たな手がかりが当時の郵便配達員が黒人への配達を拒んで残していた郵便物だったとは。…配達したくないくせに保管しておくんだね(苦笑)。
初めてではないだろうか、被害者が生きていたなんて。
記憶はなくしていたが31年も放っておかれたのではなく、両親はずっと待ち続けていたという事実がが回復の手助けになるといいな、メラニーとシュリースの永遠と一日がまたこれから続くといいな、と素直に思えるエピソード。
でも、どうしてもシュリースがあの時誰かに話していればと思わずにはいられない。話したところで聞き入れられなかったかもしれないが。
前回の1979年に新人だったジェフリーズはこの時はまだいなかったのかな。
シュリースもお兄ちゃんもジェフリーズに話せていたら解決の道をたどっていたかもしれない。
犯人だった男も、自分より小さい子相手にしか威張れないおバカさんだけど、強制されずにメラニーに謝罪できる子だったのに。
やはり自分が直接に痛い目見てることにはかなわなかったわけだ。

改めて言うのもなんだけど、最近、関係者に当時のことを聞いて疑わしい人を取調室にご招待した時、犯人扱いでしょ。
そしてその人の言葉で他の人物のことが浮かぶと、対象人物が変わっただけで同じことの繰り返し。
取調べの作戦なのかなとは思いつつも、関係者の証言に振り回されているようにしか見えなくて。
だから今回のように被害者が実は生きていたってことだけで、
この日は「永遠と一日」の「一日」なんだな、娘を守るために被害者を装ったメラニーのお母さんの気持ち、そのお母さんの気持ちが痛くてシュリースに冷たくあたったメラニー、白人による白人迫害に屈しなかったメラニーのお父さん、と全てにほろっときてしまう。
でも再捜査のきっかけになったメラニーがシュリースに宛てた手紙はいつ書かれたものだったのかわかりませんでした(苦笑)。

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コールドケース4 #5「熱帯魚」

2003年、ハリス夫妻が車内で射殺された。夫妻には高校生で自閉症のブレントと姉のルビー、二人の子どもがいた。最近になって施設に預けられているブレントが事件の話になると決まった数字を口にすることにジョセフが気付き、リリーに相談したことで再捜査開始となる。

シールドでもそうだったけれど、普通学級での教育が困難だと大金のかかる私立しかないのでしょうか。
能力に見合った専門的な指導を受けられるのだからそれに越したことないけれど、そのために方やギャングの金を掠め取り、方や保険金詐欺を企てる。
そうしなければ受けられない教育なのかと思うと複雑。
でもバーモントには無料の学校があるのですよね。
ハリス家はブレントの状態を受け入れ、ルビーも含めて「ブレントのために特別なことをしている」という意識はなさそう。
そういうブレントを含めての家族だった。
ダグが憧れたのもそういうハリス家だったのではないだろうか。
ルビーのことは好きだけれど、ハリス家がいなくなることのほうが耐えられなかったのでは。
ブレントの特別扱いに嫉妬していたのは娘ではなくそのBFだった、という寂しい結末。
でもこれで弟の犯行かもしれないと疑っていたルビーが心に覆いをかける必要なくブレントと一緒に暮らせるのだから、解決してよかった事件といえると思う。
今回はスコッティがブレントと通じ合おうと努めているのが印象的。
それはヴェラも同じだったらしく、興奮気味にボスに話してました(笑)。
そしてハリス姉弟の生活に尽力してくれたジョセフは、リリーの本心を垣間見て別れを決意。
確かにあれでは「ジョセフは好き、愛してるのはレイ」って感じで仕方ないか。
CCでのSaving Sammyを最後にこれからはSaving Graceなわけだ。

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コールドケース4 #3「ライター」

地下鉄トンネルで発見された白骨死体は1947年に失踪したジョン・ドノヴァンと判明。彼はトンネル工事夫のリーダーとして活躍していた。失踪したのが仕事休みの日曜日、事故の届けもされなかったことから殺人とみて再捜査開始。

ドノヴァンは友人が事故死してから労働者の待遇改善に懸命だった。
ストで会社側に考えを改めさせるつもりだったが、会社は探偵を雇いドノヴァン周辺を調査し、ドノヴァンの義弟を言いくるめてストの情報をキャッチしていた。
探偵社の調査というのがくせもので、スト行為だけでなくドノヴァンと事故死した友人の妻アリスとの交際をも脅しのネタにされた。
ドノヴァンは妻ある身、そしてアリスは黒人、二重のスキャンダルにドノヴァンはアリスと別れるしかなかった。
生き埋めの理由はスト絡みなのか?アリスのと交際のせいなのか?ときたところで、二つの秘密を知っていた義弟ボビー・マカリスタの存在が急浮上。
仲良しだったが、同業の父がドノヴァンを自分の後継者にしたことを面白く思わず、ドノヴァンの正義感がいつの間にか邪魔者の正義の味方面に見え、点検に付き合うふりをして生き埋めに…。
人生への嫉妬心ともいうべきなのか、ボビーがドノヴァンの手に渡った父のライターを今でも愛用しているのが印象的。
この犯人だったボビー役がJack McGee、「Rescue Me」の隊長ジェリーですよ。
「この町の男は警察官か消防士か砂堀人にあこがれたもの、自分は火も地下もイヤだから警官になった(うろおぼえ)」とボス。
Jack McGeeさん、リーチ!あとは警官役だ。私が知らないだけですでにやってるかも(笑)。

ところでリリーとジョセフに急激に隙間風。
見ていて小っ恥ずかしいラブラブドーナツシーンもアレだが、原因は「愛してる」のタイミング?
言葉がなければダメなのはジョセフの方だったのか。
安心できない何かをリリーが覗かせていたとも言えるけど。
そして隙間風が吹き込んできたところにハーレーの男レイ登場。
彼が現れなければジョセフに電話しただろうか。
ラブラブシーンを女学生(ヴェラ)に見つかったので明日にはクラス中(チーム)の噂の的だけど、実態の方がなくなりそうだ。

ピンカートン探偵社とは、「デッドウッド」でギャレットさんが「連れてくるぞ」と脅した探偵社のこと?
そんな強力な探偵社ならアルが嫌がるのも無理ないか。

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コールドケース4 #2「義手」

デラウェア川で義手が発見された。それはイラクで右手を失って帰還したデイナ・テイラーのものだった。彼女は2004年に帰還後3ヶ月で失踪していた。手を捨てるはずはないのでデイナは失踪ではないと見越して捜査が始まる。

気になったのは見つかっていないデイナのことを「残りの部分」と表現してたこと。しかも2回も。
右手のない遺体を発見して「残りの部分」というならわかるがそれはないでしょ。翻訳の誤解なのかなあ。
そしてやっぱり捜査はぐ~るぐるだし(笑)。
デイナも、足を失ったトミーも、夫が戻らなかったブレンダも、身体的な傷以外のものを抱えて苦しんでいた。
でもデイナは破綻しかけていた家庭に光明を見つけた。
本当の意味でフランクへの弔いの気持ちをもつことと再出発をトミーも喜んでくれると思ったら…ふられたトミーの乱暴な振る舞いでの事故だったとは。
戦地に赴いたものとそうでなかったもの、身体の一部を失くしたものとそうでないもの、同じ境遇でなければわかり合えないという意識が悲劇をよんだのだろうか。
デイナはフランクの死に責任を感じ苦しんでいた。
「子どもを利用した襲撃作戦もあるからそのまま突き進め」イラクでの運転の鉄則をデイナは守らなかった。
夫の言う「人として正しかったのだ」の言葉が痛いですよ。
確かにそうだけどそこは戦場、人として正しいことは戦場では正しくないというこの矛盾。
この前、リタイアしたはずの「ジェリコ」をちらっと見ちゃったら(笑)、主人公(でしたよね?・笑)がこういう場面で運転の鉄則に従って子どもを轢き殺してしまったことをずっと苦しんでるって話をしてた。
どっちを選択しても戦争には傷しか残らないような気がする。

さて、スコッティの兄ちゃんの件。
家族には聞かれないところでストレートに質問してみると兄ちゃんの答えも「そんなことない」。
兄ちゃんよりもスコッティの方が動揺して見えるのは何故?
そして遠目には服だけでなく、髭剃りあとの青さまでおそろいで笑ったぞ。

リリーが朝食の支度を身につけるのとジョセフとの破局、どっちが早いか?と賭けをしたくなるような予告は…(苦笑)。

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コールドケース4 #1「ビデオカメラ」

1995年、ショッピングモールの銃乱射事件で15人が死亡。犯人の男子高校生二人がその場で自殺し事件は終わったと思われていたが、11年後乱射事件の様子が撮影されたビデオカメラが発見された。犯人二人がビデオを手渡した「三人目」は誰なのか、再捜査が始まる。

犯人二人はモールでバイトしているところを学校の人気者グループに虐げられていた。
ティナは恋してる人気者グループの男の子から集団暴行に遭わされる。
この日、二組の利害が一致してしまった。
落ち着きを取り戻せない直後に銃を持った二人に会い、勢いで「あいつら殺して」と言ってしまったティナ。そそのかしたわけではない。
二人もイカレテルと思われていてもそのものズバリの意味で銃を持っていたわけではないだろう。
この時ティナの言葉がなければ何もおきなかったかもしれない。
でも人気者グループにも、友だちだと思っていた少年にも裏切られた想いのティナと犯人二人、二組の負のエネルギーがとんでもない方向に爆発してしまった。
発砲が始まってすぐに正気を取り戻したティナは撃たれた警備員を励まし続ける。
罪の意識があったのかもしれないが警備員は「これから出会う人のために」というティナの言葉があったから命を取り留められたのだろうね。
事件が起こるまでにあったことを知っていた子たちは心を壊してしまった。
銃は撃たれなくても十分人の心を引き裂く凶器。
こういう事件を聞くと「銃のない社会なら」と思わずにいられないのだけれど、実際にあった銃乱射事件の後「みんなが銃を持っていたなら犯人にここまでさせなかった」というコメントを聞いて愕然とした。
攻撃するものなのか、護身のためなのか、その捉え方で事件の見方もまったく違うのだな。

S4スタートにあたって、一番の気掛かりはS3ラストでのボスとリリーの不仲。
そういう目で見始めたので冒頭ぎくしゃくしてるように見えたが捜査となれば取調べもモール立て籠もりの説得にもボスとリリーのコンビだったので思い過ごしか(取り調べ室のボスは熱かったなあ)。
とりあえずジョセフの誤解も解けたようなので後は刑事としてのリリーを信用しますってことなのか。
そのジョセフ、ベッドにいるシーンしかなかった。
レンの人であの声なのに行動しないでいられるというのが納得いかない(笑)。
ボクシングを教えていた神父の性的虐待事件でお兄さんの証言を欲しがられたスコッティは「そんなことあるはずない」とかなりの動揺。
S3終盤、公園で幼児を見ている男をボコ殴りしてたのはこのことを知ってたということか。あるいはそれ以上か。
話が放り出されて消化不良だったけど、これからのマエフリだったのですね。

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