出向先から戻ったルイス警部は、飲酒運転警部に変わり臨時で女子大学生リーガン殺人事件の指揮を執る。
リーガンが殺された睡眠研究所への入館に承認コードが使われていたことから、ダニーという数学好きの学生が疑われるがアリバイが成立して釈放。
このダニーは少年時代に器物損壊で警察の厄介になっており、その時の担当がルイス警部の師、モース警部だった。
当時の関係書類にモースの残した暗号めいたメッセージを頼りに事件に歩み寄る。
関係者の複雑な人間関係が浮かび上がってくるのが好みでした。
モース警部のシリーズは本を数冊読んだだけで(しかも覚えてない)ドラマは未見だけれどもう少し見てみることに決定。
ルイス警部とコンビを組むハサウェイ(Laurence Fox)がとても気になるし(笑)。
ボートを少し、神学校を退学、落ち着いた声、と興味深い生い立ちのうえにさりげない気遣い。
ダニーのアリバイに万全を期すことをルイス警部にうるさがられながらもすすめ、それが後に本当に意味があったのですから。
警部もそれを感じたのか、書類を取りに行かなかったハサウェイのミスを時差ボケのせいにしてかぶってあげましたね。
言葉でなく態度で示す、二人の似た者具合もいい感じです。
で、たぶんお初にお目にかかる俳優さんなのでIMDbで経歴を眺めたら…嫁が Billie Piper(笑)。
そうか、それでも応援するぞ!
警部と部下といえば、たいてい部下はおっちょこちょいなので(パスコーは除く。AXNミステリーでの新作放送はめでたい♪)、隙のないところは嫌味に感じるかなあとも思いましたが大丈夫のようです(笑)。
事件のことになにも触れてないのは、日本語タイトルのせいであります。
ダニーの複雑な家族関係を見せられても、「真相はあっちだな…」と常に頭にありましたよ(笑)。
余談。
ドラマ内で時々見られるスーパーマーケットのシーンが大好きです。
棚に並ぶものの大きさや色、配置とか、見慣れたものと違うじゃないですか。
今回もルイス警部が買い物をするシーンがありましたよね。
野菜などのコーナーも回ってきたのでしょうが、睡眠研究所の先生と出会ったのは冷凍食品コーナー。
彼女も独り者らしく、買ってるものは似たり寄ったり。
それはいいのですが、その冷凍食品コーナーの棚が終わったらそこにはパッケージされたワイシャツがっ!
一人暮らしの男性が多い地域だからと、店側が考えての配置なのだろうか(笑)。
PR
COMMENT
シャツ!
たんねんに人間関係が描き込まれていて、見応えがありましたね。
「モース警部」のスピンオフという理由で見始めましたが、ルイスとハサウェイのコンビの関係も今後が楽しみです。ルイスは「モース」のときのイメージが強くて、「こんなまじめ×まじめコンビでドラマが膨らむかなあ」と最初ちょっと心配しましたが。
ところであのシャツのシーン! イギリスのスーパーマーケットってすごいと思ってしまいました。
確かに、「レンジでチン」の食糧ばかり買い込んで行く人は替えのシャツもないだろうという「流れ」でお客をゲットか!すごいな!と(笑)。
Re:nisemiさん
>こんなまじめ×まじめコンビで
ルイスがまじめでモースが破天荒気味だったのでしょうか。
ルイスは登場からしてあんなシャツでしたので、私にはまじめに見えませんでした(笑)。
スーパーマーケットのシーン、何気にすごい演出ですよね。
スーパーのセールスアタックをドラマ内に入れるのですから。
っていうか、本当にあんなにあからさまにターゲットを意識したスーパーあるのでしょうか(笑)。