まだまだ黒人であることが出世やよりよい生活を求めることへの足枷となっていた1958年が舞台。
問題なく組めたローンが本人を見たとたんになかったことにされるなんて。
祖母が白人だったために色の白い黒人として育ったジュリアンは、戦地で上官から白人として生きることでのキャリアアップを提示され受け入れ、そこから彼の華々しい人生がスタート。
退役後5年で学位を二つ取り、これから伸びるであろう事業を見極め才覚も表し、そこに惚れ込んだ社長の娘と結婚。
しかし子どもをもつ時を迎えて、子どもの肌の色が心配になり自身のルーツを思い知り…。
白人として生きることを選んだのは様々なことに挑戦して可能性を試せるからで、家庭から逃れたかったわけではないだろうに。
もちろん、色の白さで苦痛なこともあっただろうけれども。
自分を追い抜いて社長になるであろう義理の弟に嫉妬を感じたハリソンもジュリアンの告白を受け入れていたので、キャロラインだってわかってくれたはず。
ただ本当は黒人と聞いた社長が即座に捜査の力を弱めるよう警察に頼んだのは…、ジュリアンや娘を守るためだったと思ってあげたいのですが…どうでしょう?
50年後に新しい家族の存在を知り、お互いを迎え入れるジュリアンの家族たちのシーンもよかったですが、時間の戻ったチャイニーズレストランでのリリー親娘のチェスシーンにもぐっときましたよ。
やはり#17での嗚咽リリーは家族の想いだったのだなとうなずけました。
ジェフリーズ、彼にしかできない尋問で復帰ですね。
ヴェラは今日何してた?(笑)家を買うのか?

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