人は変われるというマクノルティはバード裁判に一応のケリがつくのをきっかけに、コンテナ事件から手を引き静かに真っ当な生活をして妻子とやり直す決心を一方的にする。
変われるんだ、変わったのだと強調し、奥さんと一夜を共にするが彼女の答えは同じではない。
マクノルティが被害者の写真破り捨てたりするのは見たくなかったな。
「自分であること」が大事なんじゃないのか?
今までと同じでは家族は戻らない、ならばということなのだろうが、矛盾してるけども奥さんはそんなマクノルティを望んではいないと思う。
人は変われない、本質は変わらないと達観したかのようなディアンジェロ。
叔父さんを避け、ママにもサヨナラを告げ、変わらない自分をどうにかするつもりだったのだろうが。
それならS1での最後のチャンスを何故逃した?
変われない自分を認めたうえで再出発するのはあの時しかなかったのだな。
グレイトギャッツビーを語る件は鼻につくともとれるけれど感じる心を持てたことを大切にしたいと思うのは死のせいだろうか。
ヘタレ具合とか自分本位のお子様なところを見ても、第一印象で「違った世界を見せてあげたい」と思った子だから結局は私の心情もそこへ戻り、もう動かなくなってしまうのだなあ…。
ニックのことも心配でたまらない。
薬品横流しは金だけでなく、ジギーの不始末をなんとかしたかったというのもあるのね。
第一回の商品横流しの支払いが現金かクスリの二択。
後者は売れば現金より何倍もの収入になるが堅実なニックは「半々」を選択し、とうとう売買に手を染めることに。
グリーク組の作ったクスリをバークスデール組が買うのかと思ったがニックが卸してしまうのかな。
そうするとフランクとクスリが後からだけど結びついてしまう。
今までの不明コンテナも中身が不明なので疑われることになってしまうかもしれない。
港湾組を見てると「自分は善人、一回だけ悪いことをしたら戻れると思ってました」と懺悔していたオットーを思い出して苦しくなってくる。
それなのにジギーったら懲りてないな、今あなたがクスリ捌きだしたらチーズが黙ってないでしょ。
裁判の証人としてのオマーは法的には問題だが、街で生き抜くことを思うと彼が正しく見えてくる。
クスリに群がる寄生虫と言う検事に「あんたも同じ」と核心を突く言葉を返せるのもオマーだからこそ。
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