クリスマスはみんなの心がやさしくなれるのだな、と無条件でほんわかできるエピソードでした。
母親なりすまし詐欺で幻滅してるカルロスの元をお兄さんが訪ねてきた。ハワイ在住で検事局に勤めているらしい。
両親が離婚時親権で揉め、お父さんはカルロスを連れて失踪し、お兄さんたちはずっと探していたのだと。
本当にお兄さんである証拠に、電話に出てくれないカルロスに痺れを切らし、先回りして骨髄検査をしたらカイリーに適合していると。
諦めかけていたところに嬉しい知らせが二つも舞い込んだカルロス、いい顔してました。
柄にもなくうるっときてしまったのは、おもちゃ屋さんの件。
サンタになりすました性犯罪者に気付いたボスコに感謝しておもちゃ屋のおじさんがモンローの探していたタマネギ・オリバー(ホントに流行ったの?)をプレゼント。
でも警官が市民からの贈り物を受け取ってはならないという規則に、泣く泣く寄付。
その後、五人も子どもがいるのにプレゼント泥棒にあった男に「おもちゃ屋さん、私たちにお礼したがってたよね」とボスコとモンローは持ち合わせのお金でプレゼントを思いつく。
ちょうど店を閉めたおじさんに相談すると「そりゃたいへんだ」って速攻プレゼント準備。
このおじさんはクリスマスだからじゃなくて、いつもこうなんだろうなと思ったらじーんときた。
おもちゃ屋さんなのはみんなの喜ぶ顔が見たいからなんだろうなって。
善意とかやさしさとか、もう少し信じてみようかなと挫けてる心の栄養になるようなおじさんだった。
でもさ…このおじさんThe Wireのグリークなんだよね(笑)。
モンローもおじさんに栄養貰ったのか、ボスコを家に招いてましたよ。そろそろボスコの子どものような真っ直ぐさをわかってくれたかしら。
他にもサリーが火災現場で救出した孤児の少女と心を通わせたり、キムとジミーがよりを戻しそうな雰囲気だったり、匿名でモンローにタマネギ・オリバーをプレゼントする警部(おもちゃ屋さんが持ってきたものだろうけど)とか、クリスマスは幸せな気分を運んでくれましたが、モラレスから赤ちゃんの写真が届いたドクは一人でどんより。
カルロスが「何で送ってきたのかな」と言っていたけどまさにそのとおり。
心から祝福できる人もいるけれど、あの別れを考えたらドクはそういうタイプではないとわからないかな。
この写真がきっかけでキムやジミー以外にも噛みついていく相手が増えそうだ。
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COMMENT
無題
そうそう、グリークだったんですよね~あのオモチャ屋さん。とっても優しそうなおじさんでしたが、どこにも在庫がなかった流行りのオモチャの在庫がある時点でやはり怪しいです(爆)。
Re:無題
いい話も台無し(笑)。
ひとつだけ見つけてきたのは「同業者に聞きまわって~」とか言ってましたが、グリークだと知ってしまうと権力を見せ付けてひとつ用意させたようなイメージが浮かんでしまいます(笑)。
>嵐の前の静けさ的な回
悲惨なことばかり起きると聞いていたのを忘れさせてくれるようなクリスマスエピソードでした。
そろそろ覚悟しながら見ないととんでもないことになりそうですね。