1953年、ビンゴ・ゾーハーというバラエティショップの店員の射殺死体が黒人地区で発見されたが、未解決事件となっていた。54年後、ある老人が再捜査の手がかりに、と当時拾ったビンゴの財布を持って殺人課に現われた。死体発見は黒人地区だが、財布を拾ったのは白人地区だったという。事件のファイルにあったシャツの汚れ分析を手がかりに再捜査が始まる。
黒人音楽の魅力に沸き立つ心を抑えられなかったビンゴは、自分だけでなく周りの人々にも時代の変化をもたらした。意図されたものではなく、好きなものの魅力に抗えなかっただけ。
でも従兄弟には家族や町の平和を乱す者として疎まれてしまった。でも嫉妬が正解だと思う。54年後にビンゴの音楽を語る従兄弟は明らかにその才能を認めている。銃で脅すだけのつもりの興奮状態でも、一度しか聞かなかった歌詞を覚えているのだから。
白人と黒人の住み分け、女性に求められる幸せ、いずれやってきたであろう変化の波をビンゴの情熱がちょっとばかり早く町に持ち込んでしまったための悲劇だったのかなあ…。
ビンゴにとってはこの時が最初で最後のチャンスだったのだろうな、だってエルヴィス・プレスリーがもうすぐ登場するし…と現実とドラマの境目をまたもや見失いました(笑)。
「内務に突かれているのはチームの誰かがチクったから」と荒れるスコッティはわかりやすいやさぐれ方(笑)。
チームを疑うのは筋違いと自分でもわかってるはず、と諭す気遣い、ジェフリーズが大人でよかった。「ボスが守ってくれる」と言う言葉も聞けたし。ボスがスコッティを突き放した感じに見えたのは、スコッティ自身に省みる心が見られなかったから、という考えが裏付けられたような気がする。
で、最後にヴェラがミラーにすすめて嫌な顔されていた食べ物は何ですか?クコの実?なんとも影響されやすい人だこと。
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