葬儀社の車の交通事故で、飛び出した棺をあらためると一つの棺に死体が二つ。ギャングの手下の運転手が、死体の始末をしていたらしい。報復を恐れ白状しない運転手に、いつものように強行手段に出るクルーズだが「あんたが俺の家族に死刑を宣告したも同じ!」と責められ、さらに強行な手に出て運転手とその家族を保護。部下の「上司への意見ではない、友だちとして無茶は止めて!」の訴えにも「友だちなんかいらない」と返すクルーズ。今までの無茶も病気に対しての気持ちの表れということなのだろうか。一体、どんな深刻な病気なんだか。この様子だと、無茶な捜査は加速しそうだ。
退院したボスコは、毎日訓練しているものの、眼の照準が合わず射撃がイマイチ。フェイスに射撃テストの替え玉を依頼するが、正義感に溢れたフェイスは(えっ・笑)断る。ボスコのためを思うなら断って当然。でもパトカーに乗れない自分が想像できないボスコには裏切りにしか見えないようだ。「命を助けてやったのに」なんて恩を着せるような言葉は、ボスコの口からは聞きたくなかったなあ。それだけ今の深刻さと焦りが伝わってくるというものだけど。
ゲストのHelen Mirren は意外な役所。ジェーン・テニスン警視(
「第一容疑者」)がホームレスですよ(笑)。薬物中毒で家出した、グレイスのお母さん。戦地での立派な看護婦=苦しまないようクスリを与え続けただけという葛藤に耐え切れず薬物中毒となったようだ。せっかく出会えたのに、話をしたいだけとのグレイスの願いも空しくまた姿を消してしまう。…添え木の仕方で「これは…お母さんっ!」というのは多少強引かと(笑)。
出てくるエピソードのどれもがタイトルとつながる境遇で、生き方とは、と考えてしまうものでありました。
そんな中、モンローの妊娠を知ったサリーの気遣いはいいですね。罪を憎んで人を憎まずというサリーの心がデイヴィスにも伝わるのだろうか。って、関係が壊れた二人の子どもであるということも肝心だけど。
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