サンフォード・ハウスに住むニコラスが屋上から転落死した。ニコラスは同じ建物に住むジャックに持ちかけられた投資話に乗って、大金を失くしたことで仲が悪くなっていた。警部はそこらへんの事情をジャックに聞きたいが、彼は帰宅時間になってももどらない。行方を捜しているうちに次なる犠牲者が。
連続殺人となるのはお約束ですが、綿密に計画し準備された復讐連続殺人であるというのはかなり珍しい。
すり替わりは、ニコラスの奥さんが楽しそうに電話してたり、ジャックが消息不明というところで想像ついたけど、凝った殺人の演出(すり替わり、投石器、テレビ野郎ワイン責め)とその怒りに見応えを感じました。
ニコラスは、義理の両親(奥さんのかな?自分の養父母かな?)へできるだけの治療を受けさせてあげたため、残されたのは抵当に入っている家だけ。そんなところにつけ込んだ、友だち面したジャックは私も許せない。
「悪人からしか巻き上げてはいけない」というミッキーたちのルールはこういうことだなのだ、と思い知った感じ。悪人は騙されたとわかっても復讐してこなかったものね(
「華麗なるペテン師たち3」#6「怪盗ゴースト」。それどころか続けて引っ掛かってたよ・笑)。
離れにあったワイン蔵に、警部とスコットとジャックの嫁が閉じ込められてしまったのですが、警部はジョイスとパーティーの約束。「奥さん心配しているでしょうに」というスコットの言葉と、パーティーではしゃぎ、帰宅してすやすや眠るジョイスの絵が対照的でナイスでした。
脱出後の「実は警部と僕は昨夜閉じ込められていて~」にも「今夜はカレーだからヨーグルトを買ってくるよう伝えて」としか言わないのもスゴイ。刑事の妻としての慣れなのか、そういう人なのか(たぶん、そういう人)。
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COMMENT
無題
天真爛漫なジョイス。刑事の妻としての悟りの境地というよりも、彼女自身の心が少女のままって気がします^^;
やっぱりミッキーたちの言う通り、善人を騙してはいけないんですよね。しかし現実世界ではいい人に限って騙される(イヤな奴は疑心暗鬼だから簡単には騙されない)ということで、今回のエピソードは普通の人による普通の事件という珍しいパターンでしたね〜。
そのかわり殺害装置は普通じゃなくて面白かったです。
夫が死んで、禁止されてたブラウンソースをたっぷり味わうバーニー、さぞ美味しかったことでしょう。彼女もいいキャラしてましたよね(笑)
Re:Ayanoさん
夫が死ぬのを目の前で見ながら、翌朝はブラウンソースを楽しむバーニーは
昨日見た「フロスト警部」のおばあちゃんと重なって、
バーニーも明日死んでしまうのでは…?と思ってしまいました(笑)。