忍者ブログ

ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

バーナビー警部 #42「斜陽の喧騒」 Sauce for the Goose

1851年から続く家族経営のソース会社、プラマー社は経営難に陥っていた。年次総会でフィールドウェイ社の買収に応じるかが話し合われるが、会社を残した父の言葉通り現状のままとなる。その日、工場見学に訪れた偽名の男が消毒液ラインで殺され、後にフィールドウェイの社員デクスター・ロックウッドであることがわかる。彼は買収会社の社員であるだけでなく、祖父がプラマー社の創業に加わっていたにも関わらず解雇されたという因縁も持ち合わせていた。

妹と弟の「金、金っ!」は、見苦しくて「いかにも」な感じだったけれど、現実がしっかりと見えていたのはこの二人でしたね(手段はわかってないけれど)。
レイフ兄さんは、工場が傾いているのにバードウォッチングで現実逃避だもの。
そもそもの間違いは亡くなった創業者であるお父さんが、家族で会社を守るよう言い残したこと。
先代こそが「この家族では無理」と現実が見えていなかったのですね。
傾いた会社と、過去の因縁を絡めた先代夫人アメリアの代行委任権獲りが事件の鍵。
「レイフは会社を売ろうとしている」とデクスターに吹き込まれ、デクスターのおじいさんへの手紙をチラつかされてアメリアは委任状のサイン。
そうなったらこっちのもの、とロックウッド家はアメリアの正常な判断を狂わす作戦を決行。
「首吊り死体が見える」という母さんの言葉に、ロックウッド家の企みを察したレイフが倉庫にデクスターを呼び出すが、ここに登場するのが社長秘書である嫁ヘレン。
彼女は秘かにデクスターとプラマー家の資産を鑑定していたのでした。
今一番資産となるのがレイフが大切にしている森、これを売れば会社は助かるという目論見をレイフに話されることを懸念して、フォークリフトで潰して、率先して消毒液ラインへ放り込んだのでした。
現実を見ようとしない社長と、現実を重く捉えた嫁、現実はわかってるけど中味が伴わない妹と弟、気の毒なのは誰だったのでしょう?
骨董屋を利用して小遣い稼ぎができるアメリアが、事件のショックで老いに襲われるのは気の毒でもありました。

警部はヘレンにちょっと惹かれてましたか?
ヘレンの警部への親しみを込めた接近は、犯人の行動として説明つきますが、警部どうしちゃったの?という感じ。
子どもの頃から親しんだプラマー社が相手なので少し曇ってしまったのでしょうか。
反対に、「ヘレンはフォークリフトも使えます!」と早々に殺人を見抜いたスコットは冴えてたのかな?(笑)きっと背景は見えてないけど。

拍手

PR

COMMENT

NAME
TITLE
MAIL(非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS(コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます

TRACKBACK

Trackback URL:

最新コメント

カテゴリー

アーカイブ

プロフィール

メール

AdMax

カウンター

アクセス解析

ブログ内検索

Copyright ©  -- ささくれた日々 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]