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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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バーナビー警部 #46「薄情なキツネたち」 Vixen's Run

資産家のフレディ・バトラーが、元妻を含めた家族全員を呼び集めた食事会を開く。食事も終わり、何か発表しようとした矢先に倒れて息を引き取るが死因は自然死。納得はいかないものの、結果を知らせに赴いたバトラー邸にはただならない雰囲気が立ち込めていた。

フレディが離婚した妻を呼び寄せたりするので、人間関係を掴むのに一苦労。
ルシンダとカップルのサイモンが、本当はフレディの現在の妻タラの恋人で息子の父親だったり、
フレディの息子リチャードの本当の父親はおかかえ弁護士だったり、
邸のコックの娘ジェニーがフレディの弟テディの娘で、ジェニーはリチャードと恋仲だった過去があって、と…ややこしすぎです。
ややこしいながらも、犯行はフレディの自然死がアナベル(初代の妻)に息子への遺産を守りたい心を引き起こさせたというわかりやすいものでした(つまり、リチャードは実子ではないので弟テディに遺産が、果てはその娘のジェニーに渡ってしまうとの心配)。
本来の血縁関係がわかれば納得いくけれど、四輪バイクや猟銃を使いこなすおばあちゃんを簡単には想像できず(笑)。
それに、ラストのパトカー内での警部との会話「フレディの死は?」、「自然死でしょう」には含みを感じずにはいられない。
リチャードが父の衣裳部屋で写真を破ったこととか、気持ちの上で大きく関係しているような気がしてならないのですけど。

だいたい出てくる子どもって、心を病んだ犯人でもなければかわいいものですけれど、タラの息子マイケルは憎たらしかったですね。
フレディの検視報告に来た警部に、「こういう経験はあるの?」ですよ!
「こういうとは?」と問い返す警部に「殺人事件の捜査とか」とな!
それなりにこなしてきてると返答する警部のかっこよさが際立ちましたけれどね(笑)。

ジェニーにダンスを誘われて断るジョーンズは好印象でしたけれど、アングル変わったら実に楽しそうに踊ってました…
しかし!
自宅本屋への金銭を取らない泥棒に怯え「一緒にいて」と言われても、「警備を呼びます」と言える自制心は見事でした。
ここがスコットとは違うところですね(笑)。
誘惑に負けてしまうかも…と感じると自ら距離をおく姿は、トロイ君と通じるものがあってよかったです♪
トロイ君で思い出したけれど、J:COMの予約画面、出演者のところにまだ「ダニエル・ケイシー」ってあるんですよ。

フレディの死で、リチャードの妻サンドラがご主人の妻風を気取るのは鼻につきましたねえ。
コックや庭師を解雇して邸宅を金が得られるものに変えようとしてみたり、果てはフレディにもらったというアナベルの家まで欲しがったり。
最近読んだ本で、邸宅で働いていた人たちが老後を敷地内に作ってもらった家で暮らさせてもらったなどという話を読んだので、サンドラの仕打ちには腹立たしかったです。
でも、昔でも当主の代が変わったらさっさと売却して解雇なんてことはあったらしいですけどね。
結局は御仕えした家次第なのでしょうか。
図説 英国貴族の暮らし (ふくろうの本/世界の文化)
「図説 英国貴族の暮らし (ふくろうの本/世界の文化)」
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 著者:田中 亮三
 出版:河出書房新社
 発売日:2009-09-12
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