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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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バーナビー警部 #50「壊れかけた聖歌隊」 Death in Chourus

ジョイスもジョージも参加している聖歌隊は大会のために猛練習。
そんな中、メンバーの一人であるコナーが練習中に倒れる。
医者に行くことを約束し強引に家に帰るが、夜忘れ物を届けに行ったスティーブンは頭から血を流して死んでいるコナーを発見する。


コナーは、聖歌隊の指揮者の妻エレンと真面目に不倫中。
でも殺されたのは嫉妬ではなく、ギャンブルに溺れた仲間との揉め事。
コナーとレオと不動産屋は、ギャンブルでの負けを大幅に取り戻すため、不動産屋嫁の相続した価値ある絵を売りに出すことに決定(もちろん妻には内緒)。
絵がなくなったら困るので、絵描きであるコナーが贋作を仕上げることになっていたが、欲を出したコナーが絵を人質にしたからさあたいへん。
かっとなったレオが殺してしまいましたとさ。

この事件がベースで、コナー宅の捜査でエレンとの不倫がわかったら自分たちの再出発の妨げになる!と指揮者は証拠の写真を盗み出して捜査をかく乱(笑)。
そこまでしても妻の心は離れたままで、あんなに夢中だった聖歌隊の晴れ姿も見ずに町を出たのでした。
音楽にはまったく暗いのですが、音楽家はみんな音叉を持ち歩くものなのでしょうか。
そしてあんな響くものを落としても気づかないものなのでしょうか。
さらに、胸ポケットに入れていたのなら落としたらなんとなくバランス違うのではないでしょうか。
気づかなかったのは指揮者がどれだけ夫婦生活の危機を恐れていたのかの表現なのでしょうか。

不動産屋がことの真相を嫁キャロラインに気づかれないよう、クスリを盛って精神状態を不安定にし、自殺を望んでいたのはひどかったです。
聖歌隊の練習の場で脱走に追いついたのも、「妻はこういう状態である」というのを知ってもらうためだったのですね。悪ですね。
このキャロラインを思い続けるスティーブン、最初はひどく何かを企んでいるように見えたけれど、その企みとはキャロラインとよりを戻すこと。
不動産屋がキャロラインを殺そうとしたことが公になり、見舞いに現れた彼の希望に満ちた顔は素晴らしかった(笑)。

ライバル聖歌隊のリーダーと指揮者の争いは、「マクベス巡査」を思い出させますね。
「所詮素人なのに曲が難しいんじゃないの?」
「なんでうちの曲知ってる?!」
素人の大会なのにスパイ活動してるのはどうなのかな?(笑)
あんなに一生懸命だったのに、エレンとの生活に敗れて本番を迎えずに去るのはお気の毒様。
熱心さはエレンのためだったのか…。

ところでジョーンズ君、いい味出してましたね。
豚の心臓を取るよう警部に命じられた時の「おおぉぉぉー!」は心底嫌そうだったし、
レオが絵を燃やそうとした背後から忍び寄ってライターの火を吹き消す姿もよかったし、
極めつけは池にどっぼんした後の警部宅でのシャワー。
あんなに大声で歌っちゃうか?(笑)
影響されやすいタイプと見た。

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  • by さとうさんた
  • 2010/05/25(Tue)00:23
  • Edit
こんにちは。
>気づかなかったのは指揮者がどれだけ夫婦生活の危機を恐れていたのかの表現
必死だったのですね。確かに夫婦関係を修復しようと無我夢中だったようですし。^^;

キャロラインは絵を盗まれそうになった挙句、ヤク漬けにされて散々でしたね。スティーブンがいてよかったです!

Re:さとうさんたさん

  • by カクテキ
  • 2010/05/26 11:37
>指揮者
あそこまで関係修復に必死だったのに、何もかも失うことになるとは気の毒すぎました。
聖歌隊の解き放たれたようなのびのびとした表情と歌声は、ある意味指揮者のおかげ(いなくなってくれたから)でもあると思うとなおさら複雑(笑)。

>スティーブンがいてよかった
キャロラインにはよかったかもしれませんけれど、まだ不幸の最中のキャロラインの病室の前での表情の輝きには…少しひいちゃいます(笑)。

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