これ、局によって短編の仲間だったり長編の仲間だったりしてますよね?
長編を見ていたイマジカでは短編の仲間みたいで、短編を見ていた銀河では短編の仲間ではないようで、録画しはぐれていました。
が、イマジカは長編の後短編の放送が始まったので見ることができました。
付け足すならば、短編もイマジカで録画すればよかったなあ…と思ってみたり(笑)。
最近、シリアス度の高い後期の長編ばかりを見ていたので、ポワロの苦悩の表情が刻まれていたのですが、これはいいですね。
ポワロ、ヘイスティングス、ジャップ警部、ミス・レモンのチームワークにほっとします。
ヘイスティングスのお人好し加減はとても好ましいし、そのヘイスティングスの推理をちょっとばかりポワロがからかったのをすねてみたり、ポワロの無茶ぶりに対するミス・レモンの表情、立場上面白くないわけはないのに敬意を示すジャップ警部、後期の長編を見た後ではくすっとできるユーモアがなんとも心地よいです。
特にこのエピソード、打ち合わせなしでミス・レモンを霊媒師だと言い出して、ものすごい顔で咎めながらも任務を全うする彼女がステキでした。
その後、アイスクリームをあげないのもよかったです、ちゃんと四つ買っているのも含めて。
チームの雰囲気はよかったのですが、事件は怖かったです。
特にポワロの追及に犯人がブチ切れて「この小男がっ!」と豹変するところとか。
セント・ルーという町ではポワロは知られていないというのがポイントだったのですね。
犯人が、不幸な事故の連続の証人として選んだのが世界的な名探偵だった、と。
じゃあ、入院中の身でチョコレートに毒を仕込んでたのか?とか、やっぱりちょっと怖いです。
ポワロに限りませんが、貴族とか昔からの良い家柄で不動産はあるけど文無しな人たちの描き方が好きだったりします(笑)。
金持ち喧嘩せずの精神が身についていて実に穏やかだったり、どうにかして金持ちになろうといやらしかったりするのが。
また、それが事件の主軸だったり、背景の一つでしかなかったり、いろいろ想像をめぐらすことができますからね。
今回は、とことんいやらしいタイプでしたね。
こういう人にはポワロは「ある道」を残しておく傾向にあるような気がしますが…?
あとは、長編二つと短編を半分くらい残してます。
シリアスな長編を見てしまってから、短編でほんわかしたいように思います。

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