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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

「サム・ホーソーンの事件簿Ⅴ」エドワード・D・ホック



これまで、暢気な町医者の穏やかでない事件の数々、という、ギャップを楽しむシリーズだと思ってました。
が、「Ⅳ」あたりからヨーロッパで始まった戦争の影が見えてきて、この「Ⅴ」ではついに看護婦のメリーが従軍看護婦として海軍へ、となりました。
この後、アメリカも参戦することとなり、メリーとサム先生はどうなるのか…?という感じでしょうか。
そのために、女性獣医アナベルを登場させたような気がします。
サム先生はメリーを待つのか?、それともメリーの従軍を機に女性と真剣に向き合うことに選んだのがアナベルなのか?と、こんなことが気掛かりになるシリーズだとは思いもしませんでしたよ(笑)。
ちょっと前に、メリーに恋愛感情があったような気がしたというような描写がありましたが、5年も経てば…ねえ。
メリーが入隊すると言ったのは、煮え切らないサム先生を試したのかもしれませんよ。
もちろん、メリーは看護婦としての任務に誇りを持っているでしょうが。
「わたしはノースモントの町を通りかかっただけなんですよ、覚えてますか?ほかのところへ行く途中だったんですから 」
このセリフは、決意と乙女心が混じっているような、そんな印象を受けました。

恋愛小説の感想のようなことを書いてしまいましたが、事件は相変わらずで、ノースモントは怖いところです。
ドイツ同盟の集会の話が出てきたり、事件にも戦争の影がチラ見えしてたりします。
一番恐ろしかったのは、戦争は関係ないですけども、「田舎道に立つ郵便受けの謎」です。
お父さん殺しを疑われた少年の恐怖はなんともいえないです。
サム先生には「〇〇かもしれない」ということはなく、思いついたらまず一直線です。
それで、確実に傷つけておきながら、真相を見つけるということが多分にあります。
パトカーに押し込められて、おじさんもおばさんにも助けてもらえず、泣くしかできないところに「ごめん、ごめん」って言われても…です。
本当はこんなに軽く言ってないし、です。
ここが警察や保安官ではない所以なのでしょうか。
でも、レンズ保安官も大差ないなあ…と思ってみたりです。

とにかく、サム先生のノースモント事件簿もあと一冊となりました。
町のみんなとサム先生はうまくやっていけるのか?(町の式典に呼ぶのをためらわれるなんて…)、サム先生が結婚するのは誰なのか?、を楽しみに最終巻を読みたいと思います。

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