FBI失踪者を追え！３＃４「空白の事実」

チーム内のゴタゴタが見えないのはいいなあ。
エピソードに盛り込まれず、水面下にあると想像させるのは全然OKです。

解雇された晩にベビーシッターのジューンが娘ニッキーを連れて失踪した、との届け。
解雇理由は奥様テリーのドレスや宝石を盗んだから。
解雇を恨みに思ったのか身代金要求の電話が入る。

この夫婦が何か隠しているのは一目瞭然。
ローレンスさんとテリーでは解雇の理由が違ってた。
テリーは昔の自分の恋人の庭師とジュリーが親しくしていたからと言う。
でもローレンスさんの語る真実は違った方向でのテリーへの思いやり。
結果として余計に彼女を傷つけることに。
酔ったうえに鬱の薬を服用して横たわって授乳。
そのまま眠ってしまいニッキーは窒息死。
テリーは寝たまま気付きもしない。
ベビーシッターにお金を渡し誘拐したことにしてくれ、と頼む。
そしてニッキーはローレンスさんが近くに泣きながら埋める。
そうしてまでもテリーの精神状態を守りたかったらしい。
自分が愛されていないことへの焦りか。

伏線もある話だったけれど解せない部分も。
テリーは産後鬱症で薬を飲んでいた、でも母乳もあげていた。
これは大丈夫なのか？
アルコールに対しては「ニッキーもアル中になるぞ」と軽口を叩くお父さんなのに、薬には無頓着。
ローレンスさんしか知らなかったのか？
「だらしない、起きて（授乳を）しなさい！」と意見するくらいだから知らないはずはないんだけれど。

もう一つ、ジューンのカードのこと。
クレジットカードが5、6枚あったとか。
うち2枚はテリーが保証人。
そこまでしてあげる何かがあるのかと期待したのにそのまま。
金持ちの家で生活することで自分も同等と勘違いした金遣いの荒いベビーシッターってだけ。
ジューンのことで共感できるのは、正直に話しても雇い主とベビーシッターの言い分のどっちを警察が信じるか、ということ。
これにはビビアン、言葉もない。

埋められたニッキー発見に言葉をつまらせるダニーさん、そしてジャック。
上の娘には電話にも出てもらえなかったことと重なり最後は泣きべそジャックでした。

ローレンスさんのチャド・ロウ。どうしてもERでのラテックス・アレルギーが忘れられません。