キッドナップ＃７「トップページ」＃８「尾行」

今回の見所はエリーがテレビ局の記者をグーでパンチしたことと、チコの懺悔かな。
直前まで「申し訳ないわ、でも仕事なの」と歩み寄りたそうだったくせに殴られた途端「訴えるわ！」。
それはそれ、これはこれの世界だ。
しかし人命に関わる誘拐事件を家族に接触もなしに局の判断だけでよく放送できるな。
捜査が難航した、最悪の状態になった、どっちにしても訴えられるでしょ。
倫理観はないのかな？

トップページ
子を亡くした親の会で接触してきた女性はテレビ局のレポーターだった。それを報道されたためにケイン家周辺は大騒ぎ。FBIが記者会見を開き誘拐事件を認める。捜査の指揮を執るキング捜査官の元に内部調査の男が訪ねてくる。犯人の申告している金額と押収された金額の不一致を調査中。さらに現在の誘拐事件も疑いだされこちらもやっかい。

尾行
病院を抜け出し、単独でレオポルド救出に向かおうとするヴァージル。そのヴァージルを始末しようと尾行する殺し屋。しかしその殺し屋をさらにナップが尾行。間一髪のところで殺し屋を殴りつけ捕らえることに成功。一方メキシコではレオポルドの往診に来た医者の行方を保安官が捜していることと、金の受け取りが流れたことを知り大慌て。レオポルドを見捨てて逃亡しようしたところに計画変更の電話が入る。

前回も書いたけれど、こんなに面白くていいのだろうか。
私だけですか。
もう登場人物が嬉しすぎます！サービスですか？（笑）
デヴィエに雇われメキシコに指示を出しているのはOZのマーフィー！
コンラッドが閉鎖した会社に勤務していたらしい。
それを聞きつけたデヴィエがスカウト。
マーフィーはここでもしっかりした男。
上のヤツは指示を出すだけでいざとなったら切るつもりと察し、電話の発信元をつき止め直談判。
計画変更と報酬を取り付ける。カッコイイゾ！保証はないけど。
そして内部調査の男はホミサイドのジャデーロ警部補の息子！
憎まれ役、見事です。
現場から消えた金を追っているがケイン家誘拐事件も対象らしい。
最初からそのつもりだったのか捜査を知って首を突っ込みだしたのか。
忠実だと思われていたアトキンズ捜査官、誘拐には無関係でも内部調査と通じてましたよ。
協力しなければならないどんな弱みを握られてるんだか。

尾行合戦、コントか？というくらいおかしかった。
キッチリした印象の殺し屋、だめだめですよ。
病院でもしくじり、今度もナップの尾行に全く気付かない。
捕まるのが作戦、と思わないと間抜けすぎて気の毒だ。

今回の最高の見せ場はチコの懺悔！
自分はいい人間で一つだけ悪いことをしたら戻れると思っていた、でもそのまま抜け出せなくなりました、って。
やっぱり自他共に認めるいい人だったんだ。なんだか感動。
でも犯罪実行中に懺悔しちゃうなんて。
さすがに誘拐のことは喋ってないけど。
メキシコ組の荒っぽい方には「お祈りに行った」と言って馬鹿にされる。
彼はRMで神父。懺悔の内容を喋って咎められ「神父としてではなく従兄弟として喋ったんだ」の名言がよみがえります。

登場人物の周りがおもしろすぎて話の進み具合に自信がない。
ナップの部下の女性はレオの日記に何かを見つけたようだけれど、報告したっけ？
刑務所の図書館本をメッセージのやり取りに使っていた妹誘拐男。
持ち出させた本に発信機を仕掛けたけれどその後は？
ヴァージルの借金はあの武器庫につぎ込んだからか？
誘拐を仕切っているのは女性と男性かと思っていたけれど、メッチェン・エイミックだけかも。
まだ出てきてないボスがいるのか。
そして…
ナップが仕事をしているように見えないのは私が周辺人物を見て喜んでいるからですか？
だって進展しないんだもの。