1994年、新しい家に父親と引っ越したばかりの16歳のケイト・ラングが殺された。警官は近所で靴に血のついた元服役囚の男アンドレを容疑者として捕まえる。アンドレはその日、引っ越し作業でラング家を担当していた。無実を訴えるものの、昼間目をつけた娘を襲って殺したとして死刑を言い渡された。12年後、処刑を3日後に控え当時事件に関わったジェフリーズの元へ再度無罪を訴える電話がかかる。
アンドレが再捜査のチャンスだと思ったのは、当時自分を捕えたノーマン巡査が数々の不正を追及され自殺した記事を見つけたから。
ノーマンに謝罪の手紙を奪われラング家へ向かった理由をでっち上げとされていた。
今こそ身辺を探せば手紙が出てきて無実の手がかりになるのでは、とジェフリーズに一縷の願いを託したのでした。
しかし手紙は見つからず、無実を証明する新事実もないとあっては処刑を延期する理由はない。
遂に処刑の日を迎え、アンドレはラングパパにケイトの死を悼み、最期に心が通い合ったことを語る。
ケイトの「フェイス」をよりどころとなるもの、真実を見つけたのだと信じたアンドレは自分の死にもケイトの死を重ねる。
泣き叫ぶでもなく滔々と語る姿に…(泣)。
しかしこのフェイスって単語がダイイングメッセージとは。
引っ越し親方がアンドレの立場を利用して自分の趣味を満足させたってそんなくだらない真相。
真相なんかどうでもよくてただ前科者を見つけたから速攻解決にしてしまえというノーマン、アンドレの手紙があることを知りながら放置した検事補、みんなに罰が下ったのがせめてもの救い。
命を落としてからの真実でも救いになればの話だけれど。
アンドレの葬儀にラングさんが参列していたということ、これがアンドレにもケイトにも重要なこと。
そんなラングさんを見ていると、奥さんの治療施設入りも厄介払いのためではなかったのだと思える。
ジェフリーズパンチは気持ちよかった!でもパンチくらいでは怒りも後悔も治まらないんだろうな。
しかしThomas Calabroは嫌なヤツがよく似合う。MPのマイケルだもの当然だ。
「制服に戻してやる!」って吠えるのも、実際はそんな力もなく自分が怒られて解雇ってのもダメダメで好感度アップ(意味不明・笑)。
アンドレのMichael Jaceは「ザ・シールド」の生真面目警官ジュリアンだもの、一目で冤罪だとわかりました(笑)。
欲を言えば、ジェフリーズと一緒に刑務所に面会に行くのはミラーじゃなくてスコッティの方がよかったな。
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COMMENT
無題
記事は書いたんですけど、エキブロメンテ中なのでまた後でTBさせてもらいに伺います。
無題
そんな人が女の子を殺害するなんて、やはりおかしいと、
立ち上がってくれたジェフリーズにも涙でした。
アンドレの処刑に間に合わなかったのは悔やまれますが、
それでも不正が表に出て、どうにか今回は解決できてよかったです。
無題
最期の迎え方もジュリアンのようでした、ってジュリアン死んでませんけど。
間に合わなかった捜査へのジェフリーズの怒りも静かでいながら強く、CCだなと久々に思えました。
エンディングでの登場人物の配置の仕方も大きいな、と感じました。
◇Anneさんへ
アンドレの真摯な態度に涙でしたよ。
無実で死を迎える悔しさより、被害者を悼み遺族を思い遣るんですよ。
正面で見届けたジェフリーズなら真実を見つけてくれるはず、アンドレと一緒にそう信じました。
事実は小説よりも
http://www.asahi.com/international/update/1026/TKY200910260073.html
はじめまして、momoyaと申します。
今回のCCは時事ネタなのでしょうか?
こちらでは、知事や検事など州ぐるみで責任者が逃げ回っているようですね。
事実はドラマよりもずっと惨いのがアメリカの怖さですね。
Re:momoyaさん
私たちはこれを見て、
実際にはもう二度と同様のことがないよう祈るばかりです。
「死刑囚は囚人のまま召された」
こんちは!、お久し振りで~す、お元気ですか?
うぇ~んうぇ~ん、ジャパニーズTVドラマ、映画に有り得ない展開だぁ~よ~ん、死刑囚と言う題名からも、ギリギリの攻防で真犯人逮捕、⇒死刑執行を回避⇒無罪放免⇒ハッピーエンドと言うハラハラドキドキの展開の中に人間の葛藤や、やり切れない思いが交錯するも、尊い命が偏見や間違った見込み捜査の結果により失われて行く事を阻止出来てああ良かったぁ~、めでたしめでたしと言う事に成らない事で予想を裏切る新鮮な驚き、CSIマイアミのルー・ダーニング君のホレイショーのお仕置きと同等、いいえ古くはナッシュ&ブリッジスのプラウラーの最期の「お前は刑務所になんか行かせやしない」の様な驚き、現実は「そう巧く行かないだろうな~」と言う思いが心の何処かに有りつつも理想の終結に期待して居る、まさか死刑執行後に真犯人が逮捕とは、水戸のご老公一行が到着前に悪代官の悪巧みが順調に運び悪代官の思う壺に事が成就した頃黄門様到着的な状態で有りエンディングのアンドレはやはり笑顔では無く憮然としていて当たり前だが現実「これは、これで有りかな?」と思わせる所がリアリティーなのかも知れないが時々ブラッカイマーのドラマのエンディングのスチエーイションが非常に似通って居て今自分がCCを見ているのか?CSIだったのか解らなくなる時が有るのは私だけでしょうか?。
Re:「死刑囚は囚人のまま召された」
刑の執行後、真犯人がわかるのはドラマだからなのかもしれません。
CSIシリーズも見なくなって久しくなり、
ブラッカイマーの他のドラマも見ておりませんのでその点で似通っているとは感じませんが
こんな結末見たことある気が…というのは単にドラマの見過ぎかな?と思っています(笑)。