南仏の富豪ガブリエル・サンタドレは「親の犯した罪を子どもが償う」と書かれゾディアック(黄道十二宮)の印された脅迫状を受け取る。これを機会に27年間隠し続けてきた娘エステルを認知し公表することを決意する。そのお披露目パーティーに招待され、その場でそのことを告げられたエステルは気後れしてしまう。そんな華やかなパーティーの最中ガブリエルの孫カンタンがプールで溺れかけエステルの機転で助かる。しかしもう一人孫で16歳のバルバラが行方不明であることもわかり、母親は警察を呼ぶことに。が、捜査も空しくバルバラは遺体で発見された。
こんな導入部であります。
ミステリチャンネルを見られるようになり嬉しいので何か変わったものをと思い、フレンチミステリ特集のベルト放送に手を出してみました。
フランスのテレビドラマはおそらく初めて。タイトルからミステリというよりも不思議系の話かと思ったら富豪一家をとりまく骨肉事件のようだ。
試しに1話見たけれどこれは続けて見るぞ。だってちょっとへんてこりんだ(笑)。
エステルは店で会ったとはいえ、知らない男(腹違いの兄さんらしい。当人気付いてないけど)が自宅に届けたドレスを着てパーティーに行くんですよ。アメリカからの飛行機で2年前の交通事故の悪夢にうなされているくせに迂闊じゃないですかね。脅迫状にも負けず、バルバラの死にも協力しようという姿勢は立派だけど。
バルバラ行方不明で駆けつけた警察の登場の仕方も「ギャング」のようだった。しかも指揮を執るケレール警部は行方不明も扱えば、現金輸送車襲撃現場にも登場。どこの所属なんだ?サンタドレ家に関連した事件だから情報収集に行っただけなんだろうけれど。
ケレール警部に聞き込みに行かせて自分は車で居眠りしている部下のスパニョーロ刑事もどうかしている。「飯」と聞いて起きるんですよ。
脅迫状がエステルにも届けられたと知ったガブリエルの反応もマンガのようだ。
ガブリエルの妾(?)だったエステルのお母さんはいつも洗濯物をとりこんでいる。しかも端から順番にではなく、あっちを取ったらこっちを取って、そうかと思うとまたあっち(笑)。エステルの質問「どうして結婚しないの?」とか「私のお父さんのこと誰かに話した?」に動揺しているってことなのか、それとも乾き具合の確認なのか(笑)。
きっと本当に見るべきところは脅迫者の目的とか、富豪一家の秘密とか、ゾディアックに込められている意味とかなのだろうけれど、つっこみどころ満載でそれどころじゃない。
オープニングの文字での煽りを含め全てが新鮮なフレンチミステリ、少なくとも「1」は見届けます。
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COMMENT
無題
カクテキさん、S1のみならず是非S2もご覧下さいませ。確かS2の最後まで観たほうがすっきりですよ。なかなか面白かったのでもう一度S1から見ようと思っていたら録画失敗でした。再放送してくれないかなぁっと期待してるんですが。
ハンサムなマティアスもみものですョ!(笑)
Re:無題
たぶん見ると思いますけれど…こんな見方で大丈夫でしょうか(笑)。
それとも見ているうちにストーリーにも面白さを感じられてくるのでしょうか。
せっかくミステリチャンネルを見られるようになったのだから見たこともない国のものに手を出したくなるじゃないですか。
そういった理由だったのですがりり・かさんオススメなら安心かも。
>ハンサムなマティアスもみものですョ!
マティアスですね、注意して観察してみます。