「ゾディアック」をベルト放送していた頃に一緒に録画したフランスのミステリドラマ。
そしたら今また放送中らしいじゃないですか…。
若い女性が顔を判別できないほど殴打された死体で発見される。検死の結果、骨折治療のプレートから東欧出身であることが判明。行方不明者リストから姉の元へ遊びに来ていたソフィアが浮かび、姉エレナを訪ねるが彼女こそが身元不明遺体の当事者だった。エレナは優秀な学生で就職したばかりだったが、エスコート・ガールという裏の顔も持っていた。手帳に記された「顧客」には検事ピエールの友人と義父の名前が。
こんな導入部ですが、同時に小学校教師解雇嘆願、ベビーシッターによる赤ちゃん殺人、聾唖者窃盗団、といった事件も進行中。
それを主人公である(おそらく)検事ピエール、警部のロールが、判事ロバンの指示により捜査。
フランスの刑事事件捜査って判事も最初から関わるの?
素人目にはそれでは公平な判断ができないような気がするが。
あれじゃまるで検事の親玉だ。
赤ちゃん殺しのベビーシッターの精神鑑定で責任能力なしと出たことに、
「罰ではなく治療を、と言われるが彼女は殺したことを認めているので責任能力ありと判断する、鑑定のやり直しを」というのには賛同できるけど。
タイトルからこれらの事件が何らかの繋がりを見せるのかと思ったが、ミステリチャンネルのドラマガイドによると政界の大物の名前が書かれた手帳を持つエレナ殺害事件を主軸に、他の事件が同時進行で展開していくらしい。
絡み合うのは事件そのものではなく、それをとりまく人間の思惑のようだ。
もうすでに真面目実直と思われたピエールが友人と義父、離婚の危機にある妻のために証拠の手帳に手を出しかけてるし。
これは「ゾディアック」とはかなり趣の異なるドラマのようだ。
違う意味で先が楽しみ(笑)。
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