サムは2006年で昏睡状態の自分に別れの許しを請うマヤの声を聞く。 1973年では中東兄弟が営業するレコード店で兄ディパックが銃で撃たれる事件が発生。彼のポケットからはイギリスで出回り始めたばかりのヘロインが見つかる。そして町ではまだなじみのないヘロインで死亡する人が多発、ヘロイン流通を阻止しなければならないが密輸にディパックは関係してるのか?
中東の兄弟のレコード店で経理を手伝っていた女性レイラはナント、マヤの母親!
そしてディパックの子どもを妊娠しているという。
つまり今マヤはレイラのお腹の中。
しかし民族の違い(レイラはパキスタンで、ディパックはインド?)とディパックが犯罪者にされてしまうかも…とレイラは中絶も考えている。
事件解決後、サムが病院を訪ねると超音波検査(この検査をするのはレイラが17人目とか)の真っ最中、ディパックは亡くなったものの、子どもの姿を見たレイラは産む決心をしたようだ。
画像に思わず「マヤ」と呼びかけるサムに「あなたならわかってくれるわよね」と改めて別れを告げるマヤの声。
マヤの気持ちを尊重することにしたサムは、アニーにも気持ちが決まったことを伝えるのですが、切なかったなあ…
1973年できっかけをつかめば戻れると思っているのに、2006年のサム周辺は覚醒を諦めかけているようだ。
昏睡状態のディパックを見舞うレイラに、自分とマヤを重ねるようなサムの表情を思い出すと泣けてくる…。
マヤのママがサムとの交際を反対していたのは人種の背負うものの大きさを身をもって経験したからなのかなあ。
レイラに人を否定するようなところは感じられないものね。
今回はジーンの切ない過去も知らされた。
父親の虐待から逃れたジーンとお兄さん、しかし兄はクスリで身を持ち崩し行方知れず(…詐欺師グループに所属してると思う・笑)、探し出した時にはすでに手遅れ…と。
「俺の町に毒をばらまかせない!」はお兄さんを思う気持ちが大きかったのですね。
女性や他人種へ向けられるレイの態度は確固たるポリシーではなく「まわりがそうだから」というだけみたい。レイという位置は時代そのものなのかも。
あの「道具箱」は?情報屋として大目にみてたのかな?それを裏切られたとなったらジーンの怒りは相当なものだろう。
でも救ったのは「成長しない、動かない」とダメだしされていたクリス。
ジーンに人を信じる気持ちを呼び寄せたのが部下の成長(本当か?)なのは美しい。
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COMMENT
無題
>「俺の町に毒をばらまかせない!」はお兄さんを思う気持ちが
以前から、ジーンはヤクに関して厳しい態度だなあとは思っていましたが、彼にはこういう経験があったのですね。
ジーンが弟だったとはちょっと意外・・・お兄さんはどんな人だったか見たかったです。
>ジーンに人を信じる気持ちを呼び寄せたのが部下の成長(本当か?)なのは美しい
クリス、やりましたねー。"動いた"のがマグレなのか成長なのかはわかりませんが(笑)、スカっとしました。
Re:無題
私は奥さんいたことの方が意外で、もう驚きませんでした。
逆にお兄さんと聞くとペテン師のアッシュしか思い浮かばず、つい「元気でやってるよ、犯罪者だけど」とテレビに向かって言ってしまいました。
>クリス、やりましたねー
彼自身もやったぜ!という表情でしたね。
持ち上げておいてなんですが…マグレに一票(笑)。
無題
やっと追いついたです。でも2倍速で観たものだからよくわからないんですが、マヤの気持ちを尊重するってことは脳裏の奥では現実に戻るチャンスを今回はあきらめたってことですか?まだまだ昏睡状態or1973年にいるってことかしら。
しかしこのドラマって現代ならセクハラで訴えられそうなことが日常茶飯事ですね。(笑)
Re:無題
>マヤの気持ちを尊重する
今は、ってことだと思いたいです。戻ったらマヤに会いに行くという決心かと思ったのですが…アニーに何やら言ってましたね。
ジーンが慕われるのは口は悪くても部下を守る気持ちが伝わっているからでしょうね。
そこがセクハラとは違うところ?ジーン贔屓なのでなんでも擁護してしまいます(笑)。