#4刑務所へラシードの面会に行った弁護士のカールソンは彼の自殺を告げられ驚く。警察も手がかりを握るかもしれないラシードに死なれ、他の作戦を考えなければならない。
ジルとクレマン検事はアパートでの男性腐乱死体事件を担当。容疑者がすぐに見つかるが彼が空軍パイロットで上官の娘婿であるだけでなく、被害者との接点がゲイの集まるバーであったことから二重に慎重さが要求されるが…。
#5ロバン判事はアジズの上にいる黒幕ラルビ兄弟の組織に工作支援部(?)のサミーを潜入させる。
一方で高校生による銃乱射事件が発生。現行犯逮捕時、幸いにも犠牲者はいなかったが少年の部屋を捜索すると三発弾が足りないことが判明。しかし少年は一切何も話そうとしない。自宅のパソコンで親しげなメールから一転して距離を置かれ始めた相手を突き止め自宅を訪ねると…。
HDDのタイトルリストを名前順に変更して見ていて、#4を見終えてうっかり続きの#5を選択してしまったので仕方なく連続視聴(笑)。
前回、盗み撮り映像がどうしてご近所のテレビに映ったのか?が疑問だったが、「暗号化をミスった」とさらっと説明アリ。
このミスはベルト警部を追い込んでいくという筋書きがあるから必要なのだろうな。
#5での容疑者少年の飛び降りも、ふつうなら不幸な防げなかった自殺なのだろうけれど、精神状態を疑われている今ではカールソンがベルトを追及する材料が増えたに過ぎない。
ベルト警部はクレマン検事に話を聞いてもらって安心を得たかったが彼もまた#4での空軍パイロットの自白を得てしまったことで引抜を反故にされ、今後の出世にも暗い影が降りそれどころではない。
上の「慎重に」という言葉は「もみ消し」を意味し、クレマンは「内密に」と受け止めたという食い違い。明らかに「もみ消せ」と言われてもクレマンは応じなかったかもしれないが。厳密に言えば褒められたことではないだろうが、容疑者への心遣いは本物だったのでは?だから容疑者も自白したんだろうし。
#4はゲイカップル殺人、#5ではメールで仲良くなった人に会ったら「子ども」と相手にされなくなり逆上、と今回もサブストーリーとなる事件は暗い。
社会の病巣を見せるだけでなくそれぞれが主要人物の今後の影という展開なので益々暗い(笑)。
正義の名の下にいるベルト、クレマンとは対極な弁護士のカールソンも例外ではない。
「金のため」にツァボの汚れ仕事を引き受けラシードの死に動揺するも、結局は金を選び自らラルビ兄弟へ接触を図る。
ツァボと一夜を共にしたのもラルビの電話番号を入手するためだったのかな?と考えるとラシードの死で見せた表情は動揺ではなかったのかも、と思えてくる。彼女のいつも迷っているような顔はまったく読めないものなあ。
バーベキュー事件を携帯で撮影する少年という衝撃の幕開けだったこのシーズン、次回ようやくその事実が表に出てくるようだ。
弟の撮った証拠映像を一旦はアジズのために破棄しようとした兄ちゃん、クスリの上がりが少ない!と痛めつけられたら弟連れて警察へGO!
動かしようのない証拠だけど今のベルト警部で大丈夫なのかな?と、次回への期待と不安が高まるのでした。
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COMMENT
カールソン
一方ベルト警部はどんどんドツボにはまっていく。空気を入れ替えたくて窓を開けたにしても、絶対突っ込まれるよね。容疑者の精神状態の把握ができてなかったのでは?自殺の予測すらできなかったんですかあっっ?!って。
ロバン判事が出てくるとほっとします。くるくるした愛くるしい瞳に癒されてます。
元ラグビー仏代表の腐乱死体の彼。現実でも元代表が殺人事件だったかを起こしたことがあるので、リアルだなあと思いました。
Re:カールソン
不快感なのかと思えばショッピングしてるし、大ボス兄弟に電話するし。
そんな彼女もベルト警部を追及するのだけははっきりしてますから、容疑者自殺もいいネタを与えてしまったようにしか見えませんね。
クレマンがあんな状態の今、他よりはロバン判事だけですから。って元々あまりクレマンは信用できないと思ってましたからいいですけど。