ネッドは子供の頃、車に撥ねられた愛犬ディクビーを生き返らせたことから自分に不思議な力があることを知る。試行錯誤の結果、死んだものに触れると生き返る、生き返らせたものに再び触れると二度と生き返らない、生き返らせた一分後には近くにいる他の誰かが代わりに死ぬ、という法則を導き出す。大人になり、パイ職人として店を構えるネッドはある日、探偵のコッドに不思議な力を見られてしまい、懸賞金のかかった事件の相棒となることに。
デイジー畑の黄色!空の青!色鮮やかなパイ!このカラフル具合が死のコメディをお伽噺へと変換させてくれているかのよう。
突然死んだママに触れたら生き返り、ほっとしてたらお隣チャックのパパが死に、その決まりごとがひらめき驚いていたら、お休みのキスをしたママがまた死に、今度はどんなにつついても生き返らず本当に死んでしまった。
法則を見つけ出すために自分のママと幼い恋心を抱いていたチャックのパパが犠牲になるなんて。
死んでない人に触れるのは問題ないようなのに、何故チャックとの「近付けない恋」がテーマになっているのかな?と思ったところにチャックが船旅で殺されたことが判明。これにも懸賞金がかかっていてコッドがネッドを彼女の葬式に誘って…なるほど、そうだったのか。
チャックを生き返らせたことは純粋にチャックのことが恋しいからという気持ちと、パパを殺してしまった罪悪感が同居しているみたい。でも予測できなかったとはいえ自分のママもいうなれば実験台…(笑)。
チャックも探偵コッドもネッドの力に「何で?気持ち悪っ!」とか好奇心丸出しでなく、そのまま受け入れているのが好印象。ナレーターもネッドが力を知る過程に「そういうものだと思った」とまとめているのがいい。
なんやらがこうして、こんな力がこうやって働いてとかの屁理屈はいらない!という何かへのアンチテーゼか(笑)。
ネッドはこの力をパイ作り(ドラマを見てる時には気付かなかったけど、素材の鮮度に利用しているのですね)だけでなく、殺人事件の解決にも役立てている。犯人の名前は殺された人に聞くのが一番!ということですね。
いくら本当は死んでいる人だとはいっても、犯人の名前聞いたら即また死んでもらうのはなかなかブラック(笑)。
ブラックな笑いを振りまきながらも、次第に心が惹かれ合うネッドとチャックが手をつなぎたい気持ちを自分の手を握ることに変えるという、ほんわりとしたところも。コッドがネッドの代わりにハグするよりも絵になっていた(笑)。
ネッドの店で働いてるオリーブがホワイトハウスのアナベス。彼女は直接かわいがれないネッド(マジックハンドだよ!)の代わりにディグビーの世話をしてくれているようだ。で、ネッドのことも好きらしい。そこにチャックがあらわれて何やら複雑そう。
探偵コッドは、異常犯罪捜査班で異常な事件ばかりを扱っていたからネッドの不思議な力にも驚かないのだ!と妙に納得させるものがありました。
ワンコのディグビーはとにかく優しいお顔。見ているだけでほんわりとしてきます。
こんな登場人物たちと、カラフル、ブラック、ほんわり感のミックスされた世界に酔わせてもらえるかな?
PR
COMMENT
無題
生き返りのルールをきちんと守ればいいんだけど、するとネッドとチャックは結ばれない。このジレンマはこの先どうなるんでしょうね。
おいしそうなパイが並んでいたのも目の保養になりました。
Re:無題
そうでしたね。
このドラマでの死者の扱いは犯人を聞きだす→賞金、それだけなのかもしれません。
今後、違った展開も見られるのでしょうか?
パイも鮮やかでおいしそうでしたね。
といっても私加熱したフルーツは苦手なのでおいしそうというよりは「キレイだな」でしたが(笑)。
無題
ワンコが一応レギュラーっぽいので嬉しいです♪
Re:無題
ワンコ、かわいいですよね~。
表情がやさしすぎて見ているだけでとろけそうです。
>ワンコは自分から寄って行くのでネッドも気が抜けない
思いました~。
ワンコが突撃してきたらどうなっちゃうの?とハラハラしてました。
ディグビーはジョックのように、そこにいることがとても大切なワンさんのようですね。
ネッドのつもりになってテレビ越しにモフりながら見たいと思います(笑)。
無題
ツッコミ鯛もここではなりをひそめていただくことにして、素直に身を投げてみようかと(^-^)
相方には「好きなタイプのドラマと違う!」
とか言われましたが(笑)
楽しい素材はそろってるので、あとは今後の展開に期待したいと思います♪
新鮮になった素材の横で、
既に作ったパイの上の素材がいきなり腐ったりしないか心配です(爆)
Re:無題
どこかのアレは屁理屈だらけですからね。
つっこまれることを狙っているといえばそうかもしれませんが。
こちらは「そういうものだから!」というのが潔いというか、こちらもそう思ってあげよう!という気になります。
第1話で完全無視してしまったパイ職人ぶりも次回は注目したいと思います(笑)。